5月24日(木)
■新緑の香るときで、一年中でもっとも良い季節のはずだが、大震災の復興ばかりか、日本の「復興」も計画倒れで、明るいニュースが少な過ぎる。本日の朝日新聞朝刊39面に、「スマホアプリ法外請求」が紙面の半分近くをさいて掲載されている。アンドロイドのスマホの電話番号やメールアドレスなど個人情報を収集し、法外な請求をするアプリが、シマンテックの調査で少なくとも30種類みつかったという。
■おもにアダルトサイトの動画を見るためのアプリで、1,2分ほど動画を見られるが、その直後数万から10万程度を請求する画面があらわれ、直接電話で請求してくるケースもあるという。主に比較的若い男性がひっかかるのだろう。パソコンのウエブサイトでの「架空請求」や「ワンクリック詐欺」などと違って個人情報が相手にわたっているので、より深刻であるらしい。スマホの個人情報を根こそぎ奪って、相手に心理的圧迫感をあたえ払わせる悪質な手口である。いつの時代でも悪知恵を働かせる人間はいるものだ。いったいどういう連中がこんなサイトを運営し、巨額の「闇マネー」を稼いでいるのだろう。
■アダルトサイトばかりでなく、ほかの健康関連のサイトやハウツーを学ぶサイトなどにも増殖しかねない。警察には「犯罪」として徹底的に取り締まって欲しいものだ。ひところ「電脳警察」などという言葉がいわれたが、IT犯罪についてはワルのほうが、警察の捜査陣より一段と進んだ技術を駆使しているのではないか。警察の捜査にも工学系の人間が増えないと、新しい犯罪にうまく対処できない。便利さを追究していく果てに、そういう時代になったのですね。便利さ追究至上主義についても、それでいいのか、一人ひとりが真剣に考える時代にきている、と思うのだが。