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17/02/21

実在したフランス初の黒人道化師ショコラをモデルに、彼の波乱の人生を描く。黒人故に大変な差別を受けるが、白人道化師とコンビを組み大人気を得る。20世紀初めのパリが主な舞台。

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泣かせる映画だ。ラストに映画の父リュミエール兄弟の撮影した、コンビの道化の映像が映し出される。ショコラ役は、あの「最強の2人」で大変な存在感を示したオマール・シー。

観る価値のある映画です。

銀座シネスイッチで。3月3日まで。


# by katorishu | 2017-02-21 12:08 | 映画演劇
2017/02/16

「嫌われる勇気」は面白く一気に読んだ。この本を原案にフジテレビが連続ドラマ化した。数回放送されたところでアドラー心理学会からアドラー心理学の内容と違いすぎ、誤った概念を世間に広げ影響が大きいとして、脚本の変更ないし放送の中止をフジテレビに申し入れた。
昨夜、どんなドラマかと思い見てみた。思っていた以上につまらないドラマで、これはまずいだろう。
刑事ものにしたこと自体が誤り。主人公の女性刑事が終始不機嫌な顔をしていて、見ていて不愉快になる。生きた人間のかわりに、アドラー心理学を説明するための駒として使われている。それも間違ったアドラー心理学理解のもとに。
大ベストセラーのタイトルだけ借りて、お手軽に作るからこうなる。フジテレビ、大丈夫?
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# by katorishu | 2017-02-17 09:39 | 映画演劇

週刊文春を読むワケ

2017/02/16(木)
■本日発売の週刊文春、特集は石原都政「血税豪遊」全記録。石原氏が四男のためにトーキョーワンダーサイトなるものを作り、都現代美術館など文化施設の補助金を軒並み3〜4割カットしながら四男のためのサイトには06年まで7億6千万円の補助金が。 読んでいると気持ち悪くなる。以前の文春だったら「作家タブー」でこんな特集を組むことはなかったのだが。石原慎太郎氏が登場したとき、まさに時代のヒーローで、僕が作家を目指したのも石原慎太郎と大江健三郎の存在が大きい。今は2人の作品を読まないが。
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■僕が週刊文春を買うのは、こういう特集を読むためではない。931回を迎えた小林信彦氏のコラムが載っているからだ。昭和初期の芸能文化を語らせたら、小林信彦氏の右出るものはいない。以前は純文学も書いていた。中原弓彦のペンネームで書いていた時期もある。 渥美清の評伝「おかしな男」は傑作。今号では、クレージーキャッツの植木等に触れ戦前ならエノケン、ロッパ、戦後は植木等に及ぶものはないと記す。同感である。それで思い出したが、連載が中座したままの「昭和エロ・グロ・ナンセンス」の続きを書かなくては。TV界の大先輩の小林信彦氏に読んでいただくためにも早く書かないと。

# by katorishu | 2017-02-16 12:02 | 文化一般

 17/2月14日(火)


■ひさびさにマスコミ試写を見た。乃南アサの小説「しゃぼん玉」の映画化だ。脚本・監督は東伸児。本作が映画初監督とか。林遺都と市原悦子主演で宮崎県の椎葉村が舞台の、泣かせる話だ。女性や老人ばかりを狙う通り魔の青年翔人が逃亡中に迷いこんだ山間の僻地で、老女スマを助けたことで、彼女の家に居候になる。翔人はここで初めて「人の情け」にふれ、最後は自首を決断する。

又吉直樹原作のネットフリックスのドラマ「火花」の主役を演じた林遺都のおさえた演技がいい。

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■静かなトーンで展開し、劇的な場面は、終わり近くスマの出来損ないの息子が都会かれお金を借りに帰ってきて、翔人ととっくみあいの喧嘩になるところくらいだ。大阪で通り魔にあいショックをうけ椎葉村にもどって女性との「淡い恋模様」も展開する。

平家の落人祭りなどちょっと賑やかなシーンもあるが、全編静かで落ち着いたトーン。伝統的手法にのっとり、前半やや退屈感があったものの後半スマの息子が帰ってくるあたりから引き込まれた。

 ✴まずは初監督作品をつくりあげた東伸児の誕生を祝したい。

 ✴3月4日(土)より、シネスイッチ銀座ほかで公開。

※市原悦子さんとは昔、テレビ朝日のドラマ「新宿カラオケ女医者」というコメディを、たしか1回読み切りで4回ほど僕の脚本でやったと記憶する。独特の存在感は今も健在。最近、体調を悪くされていると漏れ聞いたが……ちょっと心配。


# by katorishu | 2017-02-14 15:59 | 映画演劇

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2017年2月13日(月)

■久しぶりに週刊現代を買った。以前は月曜というと週刊ポストか週刊現代のどちらかを買った。木曜日には週刊文春か週刊新潮のどちらかを買い、喫茶店で読む。雑多な情報がつまっていて、新聞・テレビの伝えない今の日本がある程度わかり、楽しみにもしていた。1年前あたりから週刊ポストは編集長がかわったためか、急につまらなくなった。それまでは安倍政権の暗部に触れる記事を連発していたのに、TVから政権批判をするコメンテーターがはずされていく流れんのなか、編集方針をかえたようだ。牙のない週刊誌なんて読む気がしない。


■週刊現代は週刊文春などとともに、かなり健闘しているのではないか。ま、週刊誌は江戸時代の講釈師同様、「見てきたような嘘をいい」の要素もあるが、硬軟取り混ぜたなかに「真実」もある。

今号で注目したのは「小池百合子を次ぎの総理に」が、今後国民の大きなうねりになるという特集だ。すでに忘れられた感のあった小池氏が都知事選に立候補、またたくまに自民党候補を大差でやぶり「国民的人気」を獲得した。オリンピックの施設建設問題、豊洲問題とあいついで「不正」が暴露され、追い風にのったとしても、問題の人物への対処の仕方は、巧みであり、しなやかにして、相当したたか。


親ばかりか祖父の七光りでトップになった「お坊ちゃん世襲政治家」とは違う。アメリカのトランプ旋風のような「小池旋風」がふき、意外に早い時期に「総理」の座をしめるのではないか。

政治は「結果」であり、どんなに理想論をいい、良いことを掲げても、結果が悪ければ《ダメな政治》であり、権力をもっているだけに長年にわたる害をまき散らす。

残念ながら、政治家は人材払底で、小池氏にならぶ「策士」がほかに見当たらない。


■オリンピック後の日本経済の落ち込みはひどいものになると予測される。超高齢化社会のかかえる問題も今の比ではなくなる。かなり悲惨な事態が確実にやってくる。そんな中、日本初の女性首相を見てみたい気もする。激変期は内外とも多難な事があいつぐ。日本にも、たとえばメルケル独首相のように、世界のしたたかなトップリーダーと丁々発止やりあえる胆力と論理力をもった政治家がすくなくとも、二桁はいないと、少子高齢化の波のなか、どんどん沈んでゆく。

政治に「ベスト」はありえない。ちょっと「ベター」の選択肢として、「小池総理」の誕生を見てみたい気もする。ただし、条件つきで。《強者》では無く《弱者》に対して、どれほがど政治力を発揮できるか。グローバル化は必然的に一握りの強者と多くの弱者をうみだす。

これを是正できるか、どうか。小池氏は「強者」にすり寄るのが非情に巧みな人のようなので、不安が残る。


# by katorishu | 2017-02-13 13:17 | 新聞・出版