コラム
by katorishu
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新井晴みさんのシナリオ朗読
5月25日(金)
■月に一度の渋谷での勉強会。本日はゲスト講師として女優で産業カウンセラーの新井晴みさん。NHKのテレビ小説「風見鶏」のヒロインを演じた人で、以前からの友人でもある。

■演じることで人は変わることが出来るといったタイトル、で30分ほど自らの体験を中心に語ってもらい、その後シナリオ朗読。「エリカ」というタイトルで、原作はアメリカの絵本。第二次世界大戦のとき、ダッハウの収容所へ送られるユダヤ人の母親が、生後三ヶ月の我が子だけでもなんとか助けようと、輸送列車の高い窓から赤ちゃんを外に放り投げる。赤ちゃんは幸い地元の人に拾われ、その人の子としてそだてられる。10歳になったとき、母と信じていた人から衝撃の事実を聞かされる。

■そんな物語を一人芝居で演じるためのシナリオである。衝撃的な話を区民ホールの会議室で朗読してもらった。シナリオを単に「読む」だけでも感動は伝わるものである。終わってイタリヤ料理店で歓談。日本の文化行政の貧困ぶり他について、しばし異業種の人達と語り合った。
# by katorishu | 2012-05-26 17:50 | 映画演劇 | Trackback(1) | Comments(0)
スマホアプリ法外請求、これは犯罪、警察は動かないのか
 5月24日(木)
■新緑の香るときで、一年中でもっとも良い季節のはずだが、大震災の復興ばかりか、日本の「復興」も計画倒れで、明るいニュースが少な過ぎる。本日の朝日新聞朝刊39面に、「スマホアプリ法外請求」が紙面の半分近くをさいて掲載されている。アンドロイドのスマホの電話番号やメールアドレスなど個人情報を収集し、法外な請求をするアプリが、シマンテックの調査で少なくとも30種類みつかったという。

■おもにアダルトサイトの動画を見るためのアプリで、1,2分ほど動画を見られるが、その直後数万から10万程度を請求する画面があらわれ、直接電話で請求してくるケースもあるという。主に比較的若い男性がひっかかるのだろう。パソコンのウエブサイトでの「架空請求」や「ワンクリック詐欺」などと違って個人情報が相手にわたっているので、より深刻であるらしい。スマホの個人情報を根こそぎ奪って、相手に心理的圧迫感をあたえ払わせる悪質な手口である。いつの時代でも悪知恵を働かせる人間はいるものだ。いったいどういう連中がこんなサイトを運営し、巨額の「闇マネー」を稼いでいるのだろう。

■アダルトサイトばかりでなく、ほかの健康関連のサイトやハウツーを学ぶサイトなどにも増殖しかねない。警察には「犯罪」として徹底的に取り締まって欲しいものだ。ひところ「電脳警察」などという言葉がいわれたが、IT犯罪についてはワルのほうが、警察の捜査陣より一段と進んだ技術を駆使しているのではないか。警察の捜査にも工学系の人間が増えないと、新しい犯罪にうまく対処できない。便利さを追究していく果てに、そういう時代になったのですね。便利さ追究至上主義についても、それでいいのか、一人ひとりが真剣に考える時代にきている、と思うのだが。
# by katorishu | 2012-05-24 08:06 | 社会問題 | Trackback | Comments(0)
映画『ぱいかじ南海作戦』(椎名誠原作、細川徹脚本・監督)を見た
 5月23日(水)
■松竹の試写室で映画『ぱいかじ南海作戦』を見た。細川徹脚本・監督、初の映画監督作品であるらしい。細川氏はCM監督。最近、CMの監督が映画をつくるケースが増えている。CM監督の映画は総じて映像に懲りすぎて中身が薄くなるケースが多いが、この映画は、おそらく予算がすくない故か、映像の斬新さで見せることを放棄し、主演の阿部サダオの「語り」を多用し、阿部の「人の良さ」を全面に押し出す。

■39歳にして失業と離婚の「二重苦」をあじわった阿部サダオ演じる佐々木が、カメラとリュックに身の回りのものをいれて南の島に行くところから物語ははじまる。南の島で暢気なホームレスの生活をしている四人の男と出会い、仲良くなる。が、彼等に見事騙される。そのあと都会から若い男がやってき、佐々木と意気投合し、あらたに原始的な生活をはじめる。さらに若い二人の女性がやってきて、浜辺でのキャンプ生活がコメディタッチで展開する。

■一種の「オトギバナシ」である。最初の30分ほどはやや退屈な展開で、最後まで見るのは辛いなと思ったが、じょじょにひきこまれ、見終わったあとさっぱりした気分になれた。阿部サダオの個性を十二分に活かした、肩の凝らないハートウオーミングのコメディ。2012年7月14日より全国ロードショー開始である。
# by katorishu | 2012-05-23 23:00 | 映画演劇 | Trackback | Comments(0)
本日スカイツリーがオープン。祝したいが、一方あまりに自然が少ない東京
 5月22日(火)
■寒暖の差が大きく、天候不順といってよいだろう。本日東京スカイツリーがオープンするという。634メートルと世界一の高さを誇る自立式電波塔で、周辺にはスカイツリーを中心に東京都内最大級の商業施設「東京ソラマチ」、すみだ水族館、プラネタリウムなど、一大観光施設が誕生する。開業初日は約20万人の来場が予想されている。大震災以来、明るいニュースがあまりにも少ないので、まずは本日の開業を祝したい。

■昭和33年であったか、東京タワーができたときの東京の空気を多少とも知っているので、あの時代の高揚感には、残念ながら遠くおよばない。東京に新しく「人口的なもの」をつくりだすのも結構だが、それより人の暮らしになくてはならない「自然」をいかに残していくか、それが大都会の最大の課題のひとつであると思う。東京タワーができたころに比べ、あまりに自然が少ない。



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# by katorishu | 2012-05-22 09:40 | 社会問題 | Trackback(2) | Comments(0)
レクラム舎の芝居『S町の物語』を面白く見た
 5月20日(日)
■劇団「レクラム舎」の公演『S町の物語』を見た。両国のシアターXで。東京オリンピックが開かれたころの昭和の下町S町を舞台にしたアングラ調のコメディディ。作・演出は鈴木一功氏。一功氏は三軒茶屋で生まれ育ったと、ぼくはきいている。したがってS町とは三軒茶屋からきているのだろう。ここにあった算盤塾を舞台に、そこにやってくる「生徒」のかかえている様々な問題があぶりだされる。生徒は全員が「大人」。突然河童が出現したり、レクラム舎流のアングラ演劇の、おどろおどろした要素を加味した構成。

■全体のナレーター役として一功氏が登場し、現在から懐古して当時を語る。じつは4年前に初演されていて、今回は再演だが、再演も楽しく見ることができた。知り合いの役者が何人も登場していることもあって見に行った。高度経済成長で変貌するS町に開発業者がはいりこみ、札束で土地の買収をしようとし、それが算盤塾にも波紋をひろげる。最後は、ホームドラマ調にハッピーエンド。レクラム舎調の芝居に慣れていない人には、どうして突然ここで河童が登場し、裸踊りに近い展開になるのか・・・・などと不満もあるようだ。事実、公演がおわって両国のガード下の中華で、俳優やお客もまじえ数十人で歓談したが、そういう意見をいう人もいた。いろいろな見方、感じ方があっていいだろう。ぼくは、毎度、アングラ的要素に固執するレクラム舎の芝居を楽しんくでいる。劇団結成から数十年、こういう時代、劇団活動をつづけて年に数回公演をつづけること自体、大変なことである。継続していること自体に意味がある。次作が待ち遠しい。
# by katorishu | 2012-05-20 15:39 | 映画演劇 | Trackback | Comments(0)
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