コラム


by katorishu
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 プリンターのインクは高すぎる

1月14日(水)
■沖電気のレザープリンタのトナーが切れたため大井町の山田電気にいった。赤一色だけで1万4000円である。「法人あつかい」の売り場であり、法人が買う上では高くはないのだろうが、個人では高いなあと思う。インクジェットのプリンターでもインクが高い。いったんプリンターを買うとそれにあったその会社製のインクを使うことになるが、会社はそこで儲ける仕組みになっているようだ。

■赤一色でどうして1万4000円もするのか。5色そろえたら7万円になる。仕様書には5000枚印字できると記されているが、1000枚ぐらいでトナー切れの表示がでるという気がする。企業はこういう形で儲けているのである。金儲けが企業の存立理由であり、違法でもなんでもない。嫌なら買わなければいいのだが、買うときはトナーの値段まで確かめない。一旦買ってしまうと、「割高」のものを使わざるを得ない。これもビジネスモデルで、「付随ビジネス」とでも名付けようか。せめて、半額ぐらいにして欲しいものだ。

■歯茎が腫れたり、寝不足であったりで、なんとなく気がはいらない日であった。長編時代小説、一応出来上がったが、予定より大幅に長くなってしまった。二冊分の分量である。「上下二巻だと売れないので、一冊におさまるようにしてください」と編集者にいわれていたので、どうしたものかと思っている。短縮しなければ出せないといわれるかもしれない。削ることは、身を削ることと同じで、あまりしたくないのだが。推敲しつつ削る予定だ。
 今年1月、某社ででる予定の本がある理由で出なくなり、落ち込んでいるので、追い打ちをかけるようなことは避けたいとは思っているが、さてどういうことになるか。

■昨日、朝日ニュースターに瀬戸内寂聴氏が出演し、1時間にわたって自身の生き方などを語っていた。今年88歳だというが、若い。若さをたもつ秘訣について、寂聴氏は「若い人と付き合うことですね」と語っていた。それと胸がわくわくすることをやることだという。その通りである。若い人から「気」をもらうということなのかもしれない。

■すでに「終わっている」人からはなんの刺激もうけない。ボランティアでもなんでもいいから、高齢者の方はなんらかの形で社会とつながりをもっていて欲しいものだ。そうすることが、当人の魅力に通じるし、何より若さをたもつ秘訣である。寂聴さんには一度会っている。寂聴さん原作の「家族物語」という連続ドラマ(NHK)を書いたとき、寂庵にお伺いして、面白い話を聞いた。1988,9年ごろであったろうか。あのドラマでは脇の脇であった黒木瞳さんや風吹じゅんさんが、今は主役級になっている。「考えてみると豪華な配役だったね。今ではとても出来ない」と当時、演出を担当した某氏が過日話していた。このドラマ、なぜか再放送されないのだが、どういうわけなのか。それなりのレベルの作品であると思うのだが。
by katorishu | 2009-01-15 01:49 | 個人的な問題