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映画「上海べーイー」をDVDで見た

  1月27日(火)
■映画「上海ベービー」をDVDで見た。以前、原作の小説を大変興味深く読んで、中国にもこういう奔放な女性を主人公にした小説があらわれたのかと感慨深かった。この小説、中国では発禁になったようだ。ココという若い女性の実存的な性的遍歴を素材としたもので、もちろん翻訳で読んだのだが、華麗な文体で魅了された。画家で不能の恋人と、妻子あるドイツ人との間で揺れ動く女性の情感を巧みに描いている。一方で、彼女は小説家であり、二人の男との間で揺れ動く心情は、小説の素材に間接的につながる。

■女性作家の作品で、恐らく自己の体験をもとにしたと思われる。映画はひところのフランス映画を思わせる作りで、それなりに見せる。しかし、やはり小説の深さに及ばない。当然である。小説表現と映画表現とは別物なのだから。映画は実存主義の趣をだそうと、ヒロインのモノローグで筋を運んでいく。哲学的な言葉や味わい深いセリフも随所にさしはさまれていた。前編基本的に英語である。

■脇で出ているマダム役の顔をどこかで見たなと思ったら、松田聖子であった。彼女の英語の発音はなかなかのもので、認識を新たにした。こういうところで、松田聖子も頑張っているのだなと思った。「頑張る」という言葉が今こそ必要になってきた。ふよふよ、ふらふらしていても生きられた時代は過去のものとなった。時代のキーワードはサバイバル得である。したたかで、しなやかでなくては生きられない。

■本日は自宅から半径200メートル以内で過ごした。コーヒー店を2軒まわり計5時間、おもに原稿の推敲に費やした。初の時代小説だが、まあまあの仕上がりだと思う。編集者にようやくできあがり、長いので削っている旨電話をいれた。

■夕方、カミサンとコーヒー店で落ち合い、半径200メートル以内にある蕎麦屋で夕食。焼酎を飲みながら、ある企画を考えた。日々夫婦でブレーンストーミングをやっているようなものである。この社会に、ささやかながら、なにか新しい価値を付加したい。先行世代から受け継いだ文化の精髄を次の世代に引き継いでいくことが、大事だと思う。
by katorishu | 2009-01-28 00:14 | 映画演劇