コラム


by katorishu
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名古屋市長選で河村たかし氏が圧勝、政治がすこし動くかもしれない

  4月26日(日)
■豚インフルエンザなるものがあるとは知らなかった。昔であったら、天が怒りの鉄槌をくだしたとでもいうのかもしれない。対応を一歩まちがえると大変な事態になるので、厚労省は全力をあげて国内にはいるのを阻止してほしいものだ。

■年金問題についてマスコミもあまり触れなくなったが、いぜんとして年金の不正処理問題はなんら解決されていない。次の総選挙の最大の争点にするべきだろう。名古屋市長選で民主党推薦の河村たかし氏が当選した。庶民のための政治をうったえ、自転車にのって選挙運動をやったことなど評価できる。こういう政治家がもっと増えるといいのだが。河村氏は議員年金の廃止も公言していた。たしか中小零細企業の経営者であったと記憶する。

■これで民主党への逆風はややおさまるのではないか。ひとつの党があまりに長い期間、政権をとっていること自体、異常である。自民党議員のなかにも政治家として優秀な人もいなくはないが、それと一党が権力を独占することとは別である。民主党が政権をとったからといって急に社会がよくなるわけではないが、政官財の癒着の構造にすこしはメスがはいるにちがいない。とにかく、まず政治の流れをかえること。それが今ほど必要な時はない。

■ところで政権与党による「バラマキ」は常軌を逸しているようだ。いま「補選予算」という名がつくと、とんでもないことに予算がついてしまうのだという。この反動は総選挙後、もろに庶民にかぶってくる。「100年に一度の大不況」だからなんでもありという大盤振る舞いは、怖い。将来の日本に役立つ税金の使い方はいいが、票欲しさのバラマキは、今後、日本の経済や社会に大きな禍根をのこすにちがいない。こういうバラマキで日本が救済されるなら、誰でも政治をやることができる。お坊ちゃんの世襲政治家には国益、国民益のためにもできるだけ速く退陣してほしいものだ。
by katorishu | 2009-04-26 23:09 | 政治