日本の2大メガバンクの顧客データはアメリカ北部のダムの間のデータセンターにあるという
2009年 09月 30日
■脳機能学者の苫米地英人氏が書いていることだが、アメリカ北部の2つの水力発電所のダムの間にグーグルなどアメリカ大手企業の利用しているデータセンターがあり、ここにはイスラエルの全国民の住民基本台帳とともに日本の2つのメガバンクの顧客データがはいっているという。
■アメリカと日本とは光ケーブルでつながっていて、1000分の1秒単位の遅延時間で通信ができるとのこと。世界でもっとも安全な場所で、消費電力も安いことから、グーグルなどはデータ・センターを置いているのだが、一箇所にデータが集中するのはリスクが高いことでもある。氏は、もしテロリストにそこを攻撃されたら、すべてのデータが失われてしまう、と記す。
■こういうことは国民の大半が知らない。新聞やテレビのマスコミは報じないし、そもそもそんな情報を手にしていないのかもしれない。あるいは、情報を手にしていても、確認できないとして、報じないのかどうか。いずれにしても、インターネットの急速な普及とIT技術の進化は、ボーダレス化を一層、急速に推し進めている。当然、社会のシステムもかわり、価値観もさらに多様化する。この傾向が、良いことなのか悪いことなのか、まだ結論をだせないが、時代はこういうところまで達しているのだな、とあらためて思う。