コラム


by katorishu
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元気さ闊達さに感嘆する97歳の日野原重明先生

 2月22日(月)
■昨日は根を詰めて10数時間、パソコンに向かって執筆作業。本日朝一で送る原稿のためだが、久しぶりに対象に入り込むことができた。「面白かった。ありがとうございます」と電話で受取手の反応。
ところで、ぼくは自分の健康の具合について、手の甲と手の爪で判断することが多い。比較的よく睡眠がとれ、内臓の調子が良いときは手の甲に艶があり、爪も光っている。反対のときは露骨に手の甲が荒れて来る。顔色にも当然、体調が出るのだが、ぼくの場合、基本的に、睡眠がよくとれたか、とれないかによって決まる。日によって声の調子まで極端に違うし、脳の働き具合も別人のように違う。従って、接する相手によって、「この人、ちょっと回転が鈍いな」という人と「頭脳やや明晰」と思う人がいるのではないか、と思ったりする。本日は「頭脳やや明晰」の日であるが、あいにく誰とも会う予定はなく、近々締め切りの原稿書きをする予定。

■本日たまたまテレビで聖路加病院院長の日野原重明氏を見た。97歳で、あの若々しさ、前向きかつ精力的な生き方には感動する。食事も簡素そのもので、エレベーターなどもあまりつかわず、とにかく歩く。労をいとわないのである。氏が20代のころ結核で1年ほど病床にあったということを、本日初めて知った。若いころ病気をしたことで、無理をしない生き方を学んだのかもしれない。

■嫌なこと,不快なことも、天があたえてくれた試練として受け止め、それを乗り越えていくことに、喜びを感じる。そういう生き方をしてきたのだろう。人間、日野原先生のおうでありたいもの。とにかく、この方のでているテレビ番組を見ると、勇気を与えられる。一方、テレビのゴールデンタイムにしばしば顔をだし、品性のないしゃべりを展開している「ゲイニン」や「カイセツシャ」、アホ面の女性タレントを見ていると、気分が盛り下がる。そのため、最近はテレビそのものをあまり見なくなってしまったが。
 修練の結果獲得した芸をもつ「芸人」と「ゲーニン」を、わけて使っていることは、いうまでもない。職人技をもつ「芸人」は一家言もあり、時間を共有して損をすることはないのだが。
by katorishu | 2010-02-22 14:14 | 文化一般