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外国ドラマに席巻される日本

 7月13日(火)
■近くのレンタル・ビデオのゲオにときおり足を運ぶが、最近顕著なこととして外国の連続テレビドラマ、とくにハリウッド製の連続テレビドラマが棚の相当部分を占領し、映画のDVDなど片隅に追いやられている。まして日本製のテレビドラマはハリウッド製ドラマの5分の1程度の印象だ。

■ほかのレンタルビデオ店に行かないので、どうなっているか知らないが、日本製ドラマや映画の低落が顕著になったということだろう。TBSのゴールデンアワーで韓国製の連続ドラマ「アイリス」が放送されたことも、日本製の凋落を印象づける。ハリウッド製の連続ドラマをいくつか見たが、ほとんどが犯罪ものかSFホラー、アクションもので、昔あった「ほんわかムード」のハートフルなドラマはほとんどない。日本の借り手の好みにあわせてそんなどぎついタッチの作品を敢えてならべているのかどうか。いずれにしても、刺激の強いほうへ強いほうへと傾斜していくようだ。その果てには猟奇的なものエログロナンセンスが待っているのかもしれない。

■日本のテレビドラマもハリウッド製のドラマを真似したのかどうか、刑事物、ミステリー作品が隆盛で、しみじみとした味わいのものは皆無である。今にして思えば、1時間枠の単発ドラマ「東芝日曜劇場」が亡くなったことも響いている。東芝がもうすこし我慢強く、従来の路線を維持していたら、日本のテレビドラマもやや違っていたかもしれない。

■東芝日曜劇場の視聴率は悪くなかったのだが、この枠のドラマを見ているのは中高年が圧倒的に多く、東芝としてはパソコンなどを購入する若い世代が見てくれるようにと、若者むけの連続ものにしてしまった。単独提供のスポンサーでなくなったことも影響しているかもしれない。結果としてターゲットとした若者からもそっぽを向かれ、数字もあまりとれていないようだ。場当たり的な対処が、長い目でみるといかにマイナスになるかを、端的に示している。ドッグイヤーなどといわれ変化の激しい時代だが、一方で「かわらないもの」も確実に存在する。ここにしっかりと目をすえ、場当たり的でなく、我慢をすること。そして時間をかけて見守っていく度量が、とくに資本や資金をもっている組織に必要である。
by katorishu | 2010-07-13 21:54 | 映画演劇