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金賢姫元北朝鮮来日騒動。仕掛けた政治家と踊るマスコミ

 7月23日(金)
■金賢姫元北朝鮮工作員が日本を訪れ、軽井沢の鳩山前首相の別荘で横田さん夫妻らと話し合った。当初から予想されていたことだが、新しい情報はなにひとつでてこない。ただ、マスコミに話題を提供しただけのパフォーマンスに終わったという印象だ。なぜ会見の場所が鳩山前総理の別荘であったのか。その後、ヘリコプターで東京の遊覧飛行をしたり、一説には1000万円単位の謝礼が彼女にわたったのでは、という報道も流れた。実質的にはなんの得るとこともなかったのではないか。ただ、膨大な経費をつかっただけだ。

■中井拉致問題担当大臣は謝礼等の支払いを否定したが、内閣官房機密費こそ、こういうときに使われる筋のカネなので、にわかには信じられない。仲介者には巨額の支払いがあったかもしれない。このパフォーマンスの裏には当然、「関係者」の意図がある。金元工作員を日本に呼ぶことなど、そう短時日に決まるはずがなく恐らく半年ほど前から下工作がつづけられていたに違いない。小泉元首相が拉致問題で劇的に支持率を回復した例にならって、鳩山前首相かその周辺が支持率を劇的にあげるために仕組んでいたのでは……などと想像してしまう。

■忘れっぽい国民である。このままだと、あれだけ騒いだ拉致問題も忘却の彼方に去ってしまう。懸念した関係者がなんとか世論喚起のために仕掛けたことは理解できる。しかし、政治家が人気取りのためにこの種のパフォーマンスに力をいれることは、どうなのか。水面下で地道に、忍耐強く、関係国をまきこんだ外交努力を続けることによってしか解決できない問題である。政治家のパフォーマンス、人気取り政策に、マスコミがのって大騒ぎすることは、いい加減にして欲しいものだ。マスコミはもっと大々的に伝えるべき問題がたくさんあるはずだ。

■ウェブ上には、マスメディアが伝えることを敢えて忌避したか、マスメディアの知らない情報、触れない情報がいろいろ流れている。ぼくに限っていえば、国内の旧来のマスメディアからはいる情報とウェブ上や直接人からはいる情報(海外からの情報もこちらに含める)の比率は、4分6分といったところである。マスメディア以外のところからはいる情報のほうに重点がうつってきている。こういう流れに、マスメディア関係者はかなり鈍感である。もちろん敏感な方もいるが。
by katorishu | 2010-07-23 16:04 | 政治