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危惧される日中関係、手詰まりの日本政府

 9月27日(月)
■日中関係がおかしくなっている。尖閣諸島での中国漁船の事件で、いったん日本が逮捕した船長を、中国側の圧力で釈放した。日本固有の領土に対する中国側の不法な要求であるが、国際政治においては、正邪を決めるにあたっては、究極的にはその国の軍事力、外交力、経済力等々、さまざまな要素がからみあったものが決定的役割を果たす。俗にいう「勝てば官軍」なのである。

■国際政治には権謀術数さまざまな策謀、謀略が行き交っていて、相当したたかに、しなやかに、ある種ずるがしこくしなければ不利益をこうむる。市民運動的なナイーブな対応ではバカにされるだけで、利を得ることはできない。現政権は中国の実情を知らなすぎるのではないか。逮捕ではなく強制追放にしていれば、問題ははるかに小さくてすんだ。結果論だが、そもそも政治は結果で評価される。レアアースなどの輸出を停止されると、政府は慌てふためいて、逮捕した船長を釈放したが、その理由を地検の判断に押しつけるという姑息な手段をとった。

■それで中国の軟化を期待したのだが、そうはならなかった。読みが甘かったといわざるを得ない。中国からの地下資源の輸入や、中国への輸出などに頼らないと、すでに成り立たなくなっている日本。そんな現状を直視せず、当初正々堂々と逮捕したと粋がっていたようだが、その措置がどのような結果をおよぼすか、真剣に討議した上での決断であったのかどうか。

■経済困難におちいっている日本は、中国当局に見透かされているといっていいだろう。つまり完全に足下を見られており、危ないなとあらためて思う。昔であったら戦争になっていただろう。今は戦争など論外なので、より悪くない解決をはかって欲しいのだが――。

■日曜、月曜と江ノ島、鎌倉にいってきた。b0028235_23501751.jpg半ば遊びで半ば仕事。鎌倉も安売りの店が目立つ。かつて「鎌倉文化人」などといわれ、著名な文士などがよく足を運び、論断風発していた飲み屋なども淋しくなったようだ。フクちゃんなどの新聞連載漫画で知られる漫画家の横山隆一のお宅がスターバックスになっていた。もっとも、よくあるスタバとちがって、広々とした店で落ち着いており、庭に面したテラスなどもあり、さすが鎌倉と思わせるが。

■15年ほど前、横山隆一宅に取材でお伺いしたこともあり、b0028235_23492869.jpgあのときの風情のある庭や家屋を知っているだけに、ここも昔の風情が消えたかと残念に思った。あのときは元東宝女優であった夫人に話を聞きに言ったのだが、途中から隆一氏も部屋にはいってきて雑談をしたと記憶する。清楚で、じつに品の良い夫人であった。そういう人やものが消えていく。寂しいというより悲しいことである。(下の写真は萩の寺として名高い宝戒寺)
by katorishu | 2010-09-27 23:50 | 東アジア