尖閣列島での中国漁船の衝突事件、ユーチューブに流出
2010年 11月 05日
■先のブログの最後にちらっと触れたが、例の尖閣列島での中国漁船が日本の海上保安庁の巡視船に体当たりしてきた件で、このビデオ映像の一部がユーチューブを通してでネットに流れた。当然、本日のトップニュースだ。流出後、5時間ほどでユーチューブにでたのを、ぼくはたまたま見た。中国漁船から衝突したのは明らかで、昔だったら戦争になったに違いない。
■誰がなんのためにユーチューブに投稿したのか、現時点ではわからないが、政府にダメージをあたえると同時に、菅政権のこの問題への対応のまずさへの抗議があると見るのが妥当だろう。政府の危機管理の甘さも指摘されており、すでに菅・仙石政権は半分死んでいるといっていい。今週発売の週刊新潮が報じていたが、仙石官房長官の弁護士としての活動に、かなり後ろ暗い点があるようだ。「人権派弁護士」を称しながら、裏金融の連中とのつきあいもあったようで、今後たたけばほこりがでてくるに違いない。
■長妻代議士を厚生労働大臣の地位からひきずりおろしたのも、この人らしい。長妻氏をひきずりおろして誰が得をするのか。得をする「既得権益」層を利するこうこうで動いたいうことだ。現下の問題は経済問題だが、この面にも、菅・仙石コンビは暗く、有効な手立てをこうじることができない。「雇用、雇用、雇用」と言葉なら誰でもいえる。それをどう実行に移すか、現実を見据えてダイナミックな政策を打ち出す必要があるのに、それをしないか、あるいはできない。
■経済音痴の二人に国の舵取りをまかせていると、とんでもないところまで漂流してしまう。野党はひたすら政府攻撃に終始し、結果として大事な法律が通らない。菅直人政権の成立に力を貸したのはマスメディアだが、こういうテイタラクについて、どう弁解するのだろう。