ハリウッド映画『ナイト・アンド・デイ』、ワイルドロマンという触れ込みだが
2010年 11月 15日
■疲れたときは映画を見ることにしている。電車で2駅先の東京テレポートまでいき、ハリウッド映画『ナイト・アンド・デイ』(トム・クルーズ、キャメロン・ディアス主演)を見た。CIA要員の裏切りを素材にした、典型的なハリウッドのアクション映画。楽しめるかと思ったのだが、あまりのご都合主義の展開に、わらってしまった。ここまでぬけぬけやるかと苦笑したといったほうがいい。
■最近、トム・クルーズの映画はこの種の派手なばかりで中身の薄いものが多い。ハリウッド映画は、こういうお金をかけてリアリティのまったくないアクションものと、しみじみとした人間味のあるものの「暗い映画」とに二分化しているようだ。後者にはときに秀作、佳作があるので救われる。アクション映画のカーチエイスひとつのシーンの制作費で、日本映画が1本つくれてしまうだろう。
■世界に市場をもっているハリウッド映画と、あいかわらず国内市場しかない日本映画。予算の違いには、溜息がでる。映画館の入りは10パーセントにも満たない。近場に「名画座」でもあったらいいのにと思ったことだった。近くの私鉄の駅近くの喫茶店のお客が激減している。以前、ドトールコーヒー店であったのだが、改装して違う名のコーヒー店になった。値段が200円から240円になったことも影響しているのか、本日、昼休み時間にはいったのだが、店内はがらがら。前にはいったときもがらがらだった。店の中年の女主人は暗い顔をしていた。駅前で人通りの多い好立地にあるというのに。
■40円上がったためにお客が逃げたのだろうか。いつも閑散としていて、大丈夫なのかなと心配になる。デフレをとめないと、いけないなとあらためて思う。本日発売の週刊現代の特集では、今の日本は世界からみると、それほど悪くはなく、住みやすく良い国であり、今後、日本は復活すると強調しているのだが。そうなってほしいと思うものの、暮れから年初にかけて、どいういうことになるものやら。