コラム


by katorishu
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

日本に4万人弱の議員がいる。行政の無駄。半減させるべき

1月6日(金)
■EUの経済危機がかなり深刻な事態になっており、破綻でもすると世界経済に深刻な影響をあたえ、正真正銘の世界大恐慌になる恐れがある。景気低迷にあえぐ日本は、大恐慌に一撃されたら、しばらく回復不可能になる。今こそ、政治のリーダーシップが重要なのだが、あいかわらず財務省の掌にのっている野田政権。内閣府次官に財務省官僚が初めて就任すると新聞に小さく報じられたが、これも財務省依存の象徴的出来事。新聞はなぜもっと大きく報じないのか。

■陰鬱な時代を反映してサラリーマンのスーツが喪服を思わせる黒っぽいものばかり。70年代や80年代にはスーツにもチェック柄やイタリア製の小粋なもが相当あった。ぼくもイタリア製のチェックのスーツを仕立ててもらったりした。あまり着る機会がなく、その後虫食いにあい捨ててしまったが。なんとか、あの当時の活気をとりもどして欲しいものだ。生き生きとした空気や土壌がなくては、開くべき花も開かない。ところで、現在日本には1789の地方公共団体があり、39,255人の議員定数と首長が存在するという。





■議員の数がいかにも多すぎる。半減しても行政が遅滞するとは思えない。歳費に費やされる税金は膨大だ。極言すれば、政治とは税金をいかに使うか、その方策をきめることといってよい。これが適切有効に使われていなことの証左である。国民からしぼりとった税金が有効に使われていないこともあって、いつまでたっても社会に活気がもどらない。大地震に際して集められた義援金なども、本当に必要としている人や場所に行き渡らず、いろいろな中間組織に滞留していると聞く。

■一種の「白アリ」が行政のかなめに巣くっているのである。野田総理は野党時代、この白アリ退治に全力を尽くすと力説していた。ところが権力の座につくと掌を返したように、過去を忘れる。忘れたふりをする。君子は豹変す、という言葉もあるが、野田氏が君子であるとはとうてい思えない。景気低迷で中小零細の企業が息も絶え絶えのとき、消費税をあげたら、日本経済はさらに沈む。あくまで増税に「政治生命を賭ける」とういうのなら、ここは民主主義の王道に従って解散総選挙を実施し、民意を問うべきだろう。
by katorishu | 2012-01-06 22:42 | 政治