日本の混迷を打開するには、まず政治を変えないと
2012年 02月 02日
■政治の混迷がつづく。自民党政治がだめだからと、民主党に政権交代したが、まるで期待はずれ。かといって、自民党もぼろぼろで「元にもどしたら」さらに劣化の坂を転がり落ちる。一方で、世界大恐慌は目前にせまっているし、今後なにが起こっても不思議はない。さらに4年以内に70%の確率でやってくるという大地震。こんな状態では、人の心は萎縮するばかりで、ますます世相は暗くなる。
■この空気を短期的にダイナミックにかえるには、政治をかえることである。6月解散説が流れていて、維新の会が躍進するとかの観測がある。自民も民主も政策がどう違うかわからないし、国民は選びようがないので、観測通り維新の会が予想外の票を集める可能性がある。ここで政界をいったん「がらがらぽん」にして、政界再編成を行い、根本的に新しいシステム構築をしていくしかない。出来るかどうかは別にして。
■時代の閉塞感、先行きの暗さにおいて、今は昭和初年と酷似している。昭和初年は軍部がつっぱしり打開策として中国大陸に軍事進出した。いまはそれにかわるものは、近隣諸国での「戦争」かもしれない。「同盟国」のアメリカの指導層の一部に現状打開のために局地戦争を渇望している者がいるし、危ない状況である。中東か東アジアでの局地戦争が、近い将来起こる確率は東京を襲う大地震の確率と、どっこいどっこいではないのか。本日は丸ビルでデジタル文化財創出機構のシンポジウム、さらに「100人委員会」の結成式。戦争や紛争による解決ではなく、文化の興隆によって窮状を打開できないか、と思うのだが。さて、どうなりますか。