高感度ビジネスセミナー
2005年 01月 23日
夕方、水道橋で行われた「高感度ビジネスセミナー」に顔をだす。元日銀マンで『元日銀マンが教える預金封鎖』(8万部売れた)の著書のある本吉正雄氏と、「戦場カメラマン」櫻井靖子氏の講演を聞き、そのあと近くの居酒屋で懇親会。
異業種交換会といったもののひとつである。以前、あるパーティで名刺交換した本吉氏からメールの連絡があったのでいってみた。
30人ほどの集まりで、ぼくをふくめて数人はノーネクタイのフリーだが、ほかはスーツにネクタイ姿のサラリーマン。
(写真は櫻井カメラマンの作品)。 本吉氏の予測では、今年は某大銀行のひとつがつぶれ「国有化」され、地方銀行も二つつぶれる。さらに「不動産バブル」がはじけ、株価は1万円割れが確実とのことで、日本経済の先行きは相当暗い。今後、実質的増税も予定されており、日本経済に明るい見通しはない。本吉氏は「ぼくは婚約者が上海にいるjので、いずれ上海に逃げることも考えている」のだそうだ。日銀で調査の部署にいたとのことで、確信をもって語っていた。願わくば本吉氏の予測が当たらないことを期待したいが……。
櫻井氏は、中学時代、自殺を考え、ひきこもりになり、その後も「人間嫌い」になって結局、1年遅れて高校に入ったものの、一週間で休学。1年間のフリーター生活で出会った一人のオバサンによって、人間嫌いが薄れ、大検をとって早稲田の二文に入学。結局、3年で中退し、イギリスにわたるなどの体験をへて、カメラマンとなった。
彼女にとって、カメラは人とのコミュニュケーションの手段であり、カメラによって「自分が生きたい人生を生きられるようになった」という。カンボジアやボスニアにも一人ででかけていき数々の写真を撮った。彼女の行き着いた境地は、「自分の心の中の声が世の中のどんな常識より正しい」ことであるとのこと。
櫻井さんは1967年生まれ。とつとつと誠実に自己の体験を語り、どんな人間も頑張ったら道は開けることがわかったそうである。マイナスの体験をプラスに生かす彼女の生き方にエールを送りたい。
懇親会では、川柳のクラブを主催しているひとなど、新しい知り合いもできた。たまには、こういう集まりにもいってみるものである。