コラム


by katorishu
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ロバート・デ・ニーロ主演の映画『グリフィン家のウエディングノート』は楽しめるアメリカン・コメディ。

 10月8日(火)
■ロバート・デ・ニーロ主演のアメリカン・コメディ『グリフィン家のウエディングノート』をマスコミ試写で見た。次男の結婚式を前に久しぶりに集まったグリーン家の面々。デ・ニーロ役の彫刻家ドンが、かなりいい加減な人物で、係累もどこかアバウトでいい加減。家族のそれぞれの「秘密」――熟年離婚、再婚、「こじらせ童貞」「不ロバート・デ・ニーロ主演の映画『グリフィン家のウエディングノート』は楽しめるアメリカン・コメディ。_b0028235_21293476.jpg妊で不和」といったものが表面化し、コロンビアからきた「母親」なども加わって珍騒動をまきおこす。性的にかなりキワドイセリフの乱発で、このいい加減さがいい。

■ダイアン・キートン、キャサリン・ハイグル、ロビン・ウイリアムス等アカデミー賞受賞クラスの芸達者な俳優が、それぞれの味をよくだしていて、笑えて楽しめる作品。監督・脚本は「最高の人生の見つけ方」などのジャスティ・ザッカム。世界中から秀英をあつめて作品をつくるアメリカならではの面白い作品だ。

■ハリウッドには才能の集まるシステムができているのですね。アメリカで17年暮らして今年帰国した振り付け師の女性から聞いたのだが、アメリカでは小中学校段階で演劇教育が盛んで、選抜された1万人くらいの層が激しい競争を勝ち抜いて「プロ」を目指す。「親の七光り」でスターになる日本の芸能界や文科省主導の画一教育をやっていては、とても世界と戦えない、と彼女は語っていた。同感である。
by katorishu | 2013-10-08 21:30 | 映画演劇