コラム


by katorishu
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大学生の勉強離れが鮮明とか。今日の日経新聞。もったいないこと

 5月26日(月)
■月日の経過は早い。まさに「少年老いやすく学成り難し」である。本日の日本経済新聞に「大学生の勉強離れ鮮大学生の勉強離れが鮮明とか。今日の日経新聞。もったいないこと_b0028235_9494392.jpg明」という見出しがおどっていた。授業の予習・復習のため1週間に6時間以上勉強する大学生は28%で、2007年と比べ4ポイント低下した。国立教育政策研究所の調査結果である。ただし、「勉強する学生は少数だが、授業に向き合う姿勢は向上している」とする。

■せっかく時間とお金をかけて通っているのに、「もったいないこと」と思う。脳がまだ柔らかい時に吸収したものはその後の人生に役立つはず。僕も自己流の勉強はしていたが、文学や映画等に偏りすぎだった。好き嫌いで判断せず、経済や法律、社会学、民俗学、宗教学などの授業にもう少し出ていたら良かったと今にして思う。そうそうたる教授陣がいたのに。「楽する」方に流れてしまい、もったいないことをした。




■ある時期からノンフィクションを書くようになって「基礎的教養」を得るためそれなりに 勉強し今も勉強しているが、脳が若い時の勉強には及ばない。大事なことは「人類の愚行の記録」である歴史を、諸外国の歴史を含め徹底的に読み込むこと、だとおもっています。もちろん科学史、経済史、哲学史などのジャンルを含めて。さらに外部のセミナー 、研究会などにも参加したりして。若いときは、しかしなかなか気づかないのですね。「しまった」と思ったときはもう遅い。これが典型的な「凡人コース」。凡人にして平穏な暮らしができれば悪くはないのだが、やがて人口が80億、90億に達する世界で、「凡人コース」で従来通り暢気に生きられるかどうか。保証の限りではない。
by katorishu | 2014-05-26 09:50 | 文化一般