コラム


by katorishu
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「病気を診ずして病人を診よ」。最近はこの逆をやる医師や病院が多い。

11月12日(水)
■慈恵医大病院の創設者、高木兼寛の言葉「病気を診ずして病人を見よ」。最近はこの逆をやる医師や病院が多い。
3ヶ月に1回行く慈恵医大病院の入り口付近に掲げられている。毎度のことながら高齢者が多い。今後10年20年、高齢で医者にかかる人が増え続けるのだろう。社会の運用システムを根本から変えていかないと持たない。
「病気を診ずして病人を診よ」。最近はこの逆をやる医師や病院が多い。_b0028235_16484280.jpg

■ところが、変えることを望まない「既得権益層」が根を張っており、木に例えれば立ち枯れ寸前にまでいくのでは?
ヒトはなかなか過去の「成功体験」から自由になれない。
無意識のうちにも「成功体験」がその人の言動を決めてしまう。その率は当人が自覚していることの数倍にあがるはず。当人は気づかなくても、外から冷静に間接していると、よくわかる。

■ヒトは己の背中が見えない。そしてヒトは自分の見たいものしか見えない。この「呪縛」にとらわれないヒトは10人に1人もいないのではないか。
それが人間である。

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「病気を診ずして病人を診よ」。最近はこの逆をやる医師や病院が多い。_b0028235_16543324.jpg
by katorishu | 2014-11-12 16:51