YouTubeでシリアの戦闘場面を見た。
2015年 04月 10日
■東京は雨降りの嫌な天気。昨夜品川裏の路地の古びた居酒屋で、僕としてはちょっと飲みすぎで二日酔い。寝不足もくわわり、ぼーっとしているうち外は暗くなっている。
近くのコーヒー店でコーヒーを飲んで目を覚まし、さて原稿に向かおうとするのだが、あまりはかどらない。
■ぼーっとした頭でYouTubeを見た。「シリア」とキーワードをいれたら、映画「アメリカン・スナイパー」顔負けの激烈な戦闘場面の連続。道路を走る車にミサイルがあたったのか、車も人も瞬時に吹き飛ぶ。数十メートル吹き飛ばされる人を、カメラが撮っている。ドアの所に立っていた人が撃たれ、まるで立木が倒れるように倒れる。凄惨な光景だ。
■中東戦争は、いつ果てるともなく続く気配だ。パレスチナによく足を運ぶという知人のUさんの話では、日本などに伝えられる情報は、中東のごく一部で、「実情はちがう」とのこと。アメリカも退くに引けなくなっているし、この戦争、当分続く。
■もっとも怖いのは「過激派」組織が小型の核兵器を保持したときだろう。彼らは多分、ためらわずにそれを使う。そこにどんな大惨事が起きるか、想像するだけで気分が悪くなる。日本はもっと、したたかに、しなやかに、柔軟性のある外交を展開し、緊張をとく方向で動くべきだが、どうも緊張をあおる方向で動いているようだ。もっとも外交には「機密」の部分が多いので、目に見えないところで、動きがあるのだろう。ただ、良い方向への動きがあれば顕在化するはずだが、そうなっていない。中東での戦火が拡大すれば、東京オリンピックどころでなくなる。