コラム


by katorishu
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本日より俳優・西田敏行さんの「自伝」第1部、連載開始です。(夕刊フジ芸能欄) 

6月15日(月)
■早くも半年以上すぎてしまった。予定の半分もこなせていないのに、時は非情に過ぎ去る。愚痴になるが「少年老い易く学成り難し」である。といって、落ち込んでもいられない。幸い「長生き」の遺伝子はもっているようなので、あと20年くらいは執筆の仕事ができるのでは、と楽観している。
 さて、本日からタブロイド紙の夕刊フジの芸能欄で俳優・西田敏行さんの「自伝・第1部」の連載がはじまります。1部、2部あわせて20回。聞き手は私です。

■西田さんとはテレビ局に在勤中、ドラマのスタッフであったときに知り合い、大河ドラマの「山河燃ゆ」(共同脚本)では、ホテルに缶詰めになりながら西田さんの台詞をどれほど多く書いたことか。山崎豊子さんの原作があるとはいえ、小説とドラマは本質的に違うところもあり、オリジナルで書いた台詞のほうが多い。日米戦争で兄弟が敵・味方にわかれて戦う物語である。背景には東京裁判もあり、今思うと骨太の作品だった。ああいう見ごたえのあるドラマをどうして今やらないのか、という声もよく聞く。

■西田さんは本当に「気配り」の人だ。役者は一般的に「我儘」なほうが演技がうまいものだが、西田さんは「我儘」でなく演技力、存在感が抜群の人だ。過日、久々にあい、率直に話を聞いた。病気をされて、以前のようなパワーは薄れているが、柔和で愛らしい眼の底に鋭いものを秘めている。西田さんを世に送り出したのは、舞台の「写楽考」である。経営的に厳しくなった青年座は、あの作品で立ち直ったといってよい。
 1部は金曜から月曜まで毎日、計20回連載です。お読みいただけると嬉しいですね。

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本日より俳優・西田敏行さんの「自伝」第1部、連載開始です。(夕刊フジ芸能欄) _b0028235_23251441.jpg
by katorishu | 2015-06-14 23:26 | 映画演劇