コラム


by katorishu
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どうやら「リーマンショック」の数倍の経済ショックがやってきそうで懸念される。

 8月27日(木)
■株価の乱高下がつづいている。株はやらないが、株価は経済の先行きを予測する材料として重要なので、経済ニュースにも一応は目を通している。
 池田信夫氏のブログにちょっと注目した。彼は書く。

■大恐慌が始まったのは1929年の「暗黒の木曜日」だったが、それは世界経済を10年以上にわたって大混乱に陥れた原因ではなかった。本質的な問題は、当時の企業の過剰債務であり、その崩壊による金融危機だった。
 現在の世界経済危機の本質は、金余りで、それは必ず過剰債務と資産バブルをもたらし、最後は崩壊して「正常な状態」に戻る。崩壊の規模はリーマンショックの何倍も大きいだろう、と。

■かなり説得力のある論で、だから怖い。いわゆる「アベノミクス」なるものは、年金他の資金をつぎこんだり日銀の金融操作で、無理矢理株価をつりあげたものだ。たしかに民主党政権の経済政策で劣化した日本経済に刺激をあたえ、一時的に景気の高揚感をもたらした。とくに大企業や投資家、富裕層には冨をもたらしたが、国民の多くに冨をもたらしたわけではない。いずれアベノミクスの化粧がはがれ、素顔があらわれると思っていたが、それが現実になってきた。
池田氏の予測が当たらないことを望むが、もしリーマンショックに数倍する経済ショックがやってくると、中国経済は破綻する。

■すでにアメリカもヨーロッパも経済面では中国と密接な関係をもっているし、中国経済の破綻は、自国にはねかえってくる。破綻によって共産党政権が倒れるかもしれない。その後に起きる事態も、予想をこえた大変なものになるだろう。
戦争の原因は、おもに経済問題である。今年の末ごろには、なにか大事件が起きる予感がする。悪い予感は当たらないことを切に望みたい。

どうやら「リーマンショック」の数倍の経済ショックがやってきそうで懸念される。_b0028235_1938129.jpg

by katorishu | 2015-08-27 19:38 | 東アジア