コラム


by katorishu
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「大人の鉛筆」が好評らしい。アナログ文化を絶やしてはいけない。

5月25日(水)
■■東京都葛飾区内にある「北星鉛筆」では30人の授業員が一日10万本の鉛筆を製造しているという。安価なボールペンがあふれ、鉛筆は学童のつかうものといった風潮があるが、鉛筆は大人がもっとつかうとよい文化のツールである。
「大人の鉛筆」が好評らしい。アナログ文化を絶やしてはいけない。_b0028235_10414622.jpg
杉谷社長の『逆転の発送』で2011年に発売した「大人の鉛筆」(税抜き580円)が好評で売り上げをのばしている。木製の軸にシャープペンシルお同じ構造をとりいれ、2ミリの太い芯を採用、書き味がよく、鉛筆で書く楽しさがもどってくるとか。

■良いことである。僕は1、3ミリの太芯の鉛筆をときどき使って原稿をかく。普段はパソコンだが、脚本や小説などの書き出しは鉛筆で原稿用紙――。これが創作意欲をそそるのである。Web時代、ますますデジタル化がすすみ、人工知能の発展がいわれているが、デジタルの文化を消してはいけない、とあらためて思う。
by katorishu | 2016-05-25 10:41 | 文化一般