「大人の鉛筆」が好評らしい。アナログ文化を絶やしてはいけない。
2016年 05月 25日
■■東京都葛飾区内にある「北星鉛筆」では30人の授業員が一日10万本の鉛筆を製造しているという。安価なボールペンがあふれ、鉛筆は学童のつかうものといった風潮があるが、鉛筆は大人がもっとつかうとよい文化のツールである。
■良いことである。僕は1、3ミリの太芯の鉛筆をときどき使って原稿をかく。普段はパソコンだが、脚本や小説などの書き出しは鉛筆で原稿用紙――。これが創作意欲をそそるのである。Web時代、ますますデジタル化がすすみ、人工知能の発展がいわれているが、デジタルの文化を消してはいけない、とあらためて思う。