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正月の風情に欠ける日本。長年の習慣、伝統をこうも簡単に捨て去る国民も珍しい。

2018年1月3日

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大晦日は友人宅で夫婦共に飲み過ぎ。なんとか友人宅から見下ろせる下谷神社にお参りしたが、元旦は二日酔いで終日、家でゴロゴロ。


実家が織物業をやっていた頃は、正月といえば、染め屋や撚糸ほか関連の職人が相次いでやってきて、宴会また宴会で終日、祭りのようだった。「ガチャマン」時代の名残りなのか斜め後ろの染め屋には芸者を載せた人力車が何台か出入りしていた。


今思い返せば江戸か明治の空気だった。


日露戦争の旅順陥落の漫画を焼き込んだ徳利や猪口で大人たちは酒を呑んでいた。




松の内までの正月行事は決まっていて、28日は大掃除、30日は餅つき。松の内は仕事はしないで、大人()は連日連夜酒びたり。子供の僕は足袋に着物、下駄で凧揚げ、双六。夕方以降は、総領で跡継ぎの僕は、子供ながら大人達のあいだに座って、大人達のバカ話に耳を傾ける。


毎夜、連続テレビ小説をライブで観ているようだった。




今、残念ながら正月の風情はほとんどない。


長年の習慣や行事等をこんなにも簡単に捨てさる国民も珍しい。


無節操に外からのものを取り入れたからこそ、その後の(経済の)繁栄があるというのも当たっているが、失われたものも大きい。はっきり目に見えないので、人は多く気づかないが。


昔は良かったなどと言っているのではないですよ。




★久しぶりに新聞を見たら、ワープロ専用機をまだ売っていた!こういう「アナクロニズム」はいいなぁ。


未だ使っている人が一定数いる証拠。やや安堵。


by katorishu | 2018-01-03 10:44 | 文化一般