7日、8日、まとめて
2005年 06月 08日
夕方、渋谷で開かれた「ブログビデオ・セミナー」にいく。ブログでビデオを配信できるシステムとのことで、アメリカでは普及しはじめている。
IT関連の若者を中心に2,30人ほど集まった。スナックバーが会場で、その店の店長が主催者でネット関連の事業をいろいろと立ち上げているようだ。
インターネット個人放送局が素人の情報発信として今後、発展する可能性があると、見通しを語った。そのあと、実際にIT技術の会社を立ち上げた若者(といっても30代)が、自社のPRを兼ねて、新しい技術を披露した。さらに外資系のソフト会社で営業をやっていた女性の報告などがあり、2時間がまたたくまに過ぎた。
ぼくと一緒にいったカミサンが、最高年齢である。が、この分野に年齢は関係がないと思っている。
こういう中から、新しいビジネスが育っていくのだろう。
技術系の人たちの集まりなので、内容についての言及はほとんどなかったが、それは、ぼくのような作り手が考えることかもしれない。いずれにしても、新しい動きを注目したい。
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6月8日(水)
ネクタイ製造業者などでつくる日本ネクタイ組合連合会は、政府が提唱する夏の軽装化(愛称クールビズ)運動について、抗議の声をあげた。
小池百合子環境相が「男性がネクタイをはずせば、女性のひざ掛けがいらないオフィスになる」とコメントしたことについて「個別商品を排除している」と抗議。「ネクタイを締めなければ地球温暖化防止が達成されるかのような広報活動は再考されるべきだ」と訴えている。
昔、ぼくの実家はネクタイを製造していた。
「クールビズ」運動のニュースに接したとき、ネクタイ業者は困るだろうなと、ぼくは思ったが、やはり抗議の声をあげたかと思った。
彼らにとっては死活にかかわる問題である。
ノーネクタイにしたからといって、エネルギー消費がどれほど減るのか。斜陽であるネクタイ業者の「叫び声」にも耳を傾けるべきだろう。
政府関係者がパフォーマンスで見せた服は、着る者のセンスのなさからなのか、どうもいただけない。
日本の伝統文化を大事にするというのなら、いっそ和服を復活させればいいではないか。浴衣なども含め、湿潤の日本には、まととによくあった服装である。
国会議員が浴衣になったら、面白い。
どうせパフォーマンスをやるなら、そのくらいのことをやってもらいたい。
省エネというのなら、ビジネスの強者である自動車工業について、もう少し車使用の抑制を……とぼくは思ってしまう。
狭い日本の国土には、車は過剰である。もっと電車など「公共交通機関」を充実させ、石油資源の大量消費に歯止めをかけたほうがいい。