映画の話
2005年 08月 19日
渋谷でドキュメンタリーの監督とベテランカメラマンに会い、映画作品の企画の話。山手線のガード下の薩摩焼酎の焼酎屋。業界関係者の客が多いとのことで、若い客は少ない。
ハリウッド映画の浸透で、「派手で」「あざとく」「誇張され」「数字」を狙った「分かり易い」映画ばかりが横行している現状について、嘆き節。しかし嘆いてばかりもいられず、その打開策なども話し合う。
映画表現はもっと多様性があるべきで、作り手の熱い思いの伝わる作品を作ろうということで意見は一致する。現代社会に確実に存在する「暗部」について、光をあてたい。
まずは実現のための企画書作りが必要である。
現在の配給システムにのりそうもない企画なので、「制作委員会」方式で資金を集めことになるかもしれない。
みんな資金がない中、作品を作りたい思い、作品で訴えたい思いだけは強くある。
秋からこの面でも積極的に動きたいものだ。
エンターテインメント性を排した小栗康平の最新作についても、意見をかわす。