ホームページが表示できず一瞬、ひやっとした
2005年 12月 10日
夕方、ホームページがまったく表示されなくなった。どういう理由なのか、わからず、ちょっと慌てた。が、数時間で復旧した。どうしてそうなるのかがわからない。
まだまだインターネットは脆弱で壊れるものであることを前提に考えておかないといけない。
(URLはhttp://www.katorishu.com)
例の耐震構造設計の偽造問題の余波は大きく、小泉政権の「命取り」になるかもしれない。国土交通省が早々と公的支援を決めたが、建築法が1981年に改正される前にたてられたマンションや住宅は、今度問題になったマンションやホテルと同じように震度5強の地震で倒壊する可能性が強いという。
こちららにも「公的支援」をしないと不平等になるのだが、こちらは何百万戸という膨大なもので、税金でまかなえるはずもない。場当たり的な弥縫策で政府はごまかそうとしてしているようだが、そんなことをやっていれば国民の不満が募るだろう。
アスベストの問題にしても、命にかかわることなので深刻である。この方面への対策も、一体どうするのか。国土交通省の役人の給料を3分の2程度にするなど、「官」が痛みをわかちあわないと、国民は納得しないだろう。
今、この瞬間にも東京に大地震が起きてもおかしくはない。そのとき、地獄図絵が現出する。
人類が精緻に組み立てた「文明」など弱いものだ。人間はもっと自然を恐れ、かつ敬い、欲望を抑えつつ、多くの人間との「共生」を真剣に考えないと、競いあった末に自滅していくだろう。
競争、競争で、とにかく「数字(金)」をあげていくシステムが、いずれデッドロックに乗り上げ、根本的に問い直されるだろう。かといって、社会主義の非効率、非人間性も、ソ連や毛沢東の中国などで「実地に証明」されてしまった。
では、どんなシステムがよいのか。「理想」など存在しない。ある人にとって「快適」なシステムはある人にとっては「不快」でありがたくないシステムであり、人と人との利害が一致しない。
これが厄介である。 いろいろ考えると、どうも、人間は「欲望」にブレーキをかけることによってしか生き残れないのではないか。
物的な欲望を抑え、精神の領域で欲望を全開するしかない。
繰り返しいっていることだが、「文化」や「芸術」「スポーツ」の分野で「欲望」を全開するのがいい。
最近はゲームなども、これに入るのかもしれないが。「非人間的」なので、脳の機能障害が起こる恐れもあり、ぼくは勧めないが。物欲全開でぶつかりあうよりは、ましといったところか。
いずれにしても、人類は今、大変むずかしいところにきている。むずかしさの原点にあるのは、天然資源の枯渇と環境の悪化である。
依然として人口は増え続けており、この問題は年々深刻になっている。すでに回復不可能、というのが、ぼくの考えである。いずれ起きる「食糧争奪の地獄図絵」。これを見てから死ぬか、あるいはその前に死んだほうが、幸せというものか。
成り行きにまかせるしかない。