窮地にたつ石原親子
2006年 12月 16日
■週間朝日までが石原親子の「裏献金」問題について水谷建設の元会長の証言をトップ記事で書いている。至るところ、政治家、官僚のスキャンダルだらけで、「美しくない国」の光景をさらしている。
権力者は身内にたいしてはよほど厳しく律しないといけないのだと思う。さらに新聞が後追い報道をすれば、石原知事は窮地に追い込まれる。
■週間朝日によれば、例の郵政民営化も「骨抜き」がはじまったということだ。では、一体、去年の郵政選挙はなんであったのか。国民はそれほどバカではないので、来年の選挙権行使のとき、正当に権利を行使するに違いない。民主主義を根付かせるためにぜひとも必要なことである。なんとなく政権交代が近づいたな――と感じる。断っておきますが、ぼくはどこの政党も特に支持していません。ただ、浄化のため、ときどき政権が交代することはぜひとも必要だと思っている国民の一人です。
■今年も残すところあと半月。来年、ぼくとしてはやりがいのある仕事がいくつかあるので、やや安堵する――というにとどめよう。年賀状なども、まだ買っていない。
今年感じていることは、「日本が融解しつつある」ということだ。小泉政権の5年間というより、バブル経済をつくり、一気に崩壊させた政策が尾をひき、国の劣化を招いたのだと思う。来年がおそらく正念場になるだろう。ただ、指導層が失政をごまかすために、国民を巻き添えにしてほしくないものだ。どうも、その気配が濃厚なので、要注意である。