コラム


by katorishu
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 小沢の切り札は「池田大作喚問」だ!という週刊誌記事

 
 8月10日(金)
■週間文春の「夏の特大号」が『小沢の切り札は「池田大作喚問」だ!』といった記事を載せている。小沢氏の自公分断策なのかどうか。参議院で与野党逆転したことで、そういうことも可能になったのかと思った。与党への「ボディブロー」は、これからいろいろな面で効いてくるだろう。衆参両院で賛成が必要な人事案が否決される可能性も出てきた。

■国会の同意が必要な組織のポストは、日銀総裁、人事院人事官、会計検査院検査官、NHK経営委員長等々、35機関、200人以上に及ぶという。民主党の反対する人事案は今後実現しなくなる。さらに証人喚問も野党が参議院で要求すれば、実現する。これだけでも大変な変化である。さらに野党は独自に国政調査権も要求できる。

■この結果、膨大な額の内閣機密費の使い道も明らかになる可能性がある。さらに官僚の隠している情報もかなりの程度、明らかになる。参議院などいらないという意見がひと頃流れていたが、与野党逆転によって参議院の存在意義が鮮明になったというべきだろう。

■日本でも「民主主義」が熟す一歩になるのかどうか、注目したい。政権交代がときどき行われるのだということが、政治家や官僚の緊張感を生むし、癒着や談合への強いブレーキになる。
 そのほか週間文春には『チーム安倍「崩壊」』や『テレビの「支配者」ジャニーズ帝国の研究』なども載っている。ジャニーズ事務所はテレビ芸能界で圧倒的力をもっており、申告所得は巨人軍の申告所得より多いという。SMAPの登場によって、いかにこの事務所が儲けたかなども数字をあげて紹介している。

■マスコミが「タブー視」してきたことに果敢に切り込むジャーナリズムが少なくなったが、一部週刊誌はまだその役割を担っている。
「たかが週刊誌」であるが「されど週刊誌」である。毎週、週刊誌を数誌読む習慣はインターネット時代になっても、かわらない。マスコミだけに接していたのでは、世の中のことはわからない。インターネットの情報は膨大であるし、ここだけに目を向けていても、世の中のことはわからない。週刊誌と総合雑誌、それにぜひ本を読んで欲しいものだ。
by katorishu | 2007-08-10 23:54