IT関連の勉強会
2007年 09月 22日
■昨日の金曜日、渋谷での広告関係者主体の「勉強会」に出席。役者や能楽師や漫画家、フィンランド人なども参加する20人ほどのユニークな集まりで、今回の講師はフラッシュを使ってパソコン上の動画をつくっている「ウェブデザイナー」の市川香苗さん。大画面にパソコンの画像を見せながら、フラッシュの初歩のテクニックなどを披露してくれた。
■さらにフラッシュをつかった「作品」なども見せてくれた。市川さんは10年ほど前、独学でこの技術を獲得したとのことで、初期のころはパソコン通信をつかったもので未だ社会的に認知されていなかった。が、それが幸いし、機器類も安く手にはいったし、関係者も手探りでいろいろな試みをしており、大変勉強になったとのこと。
■IT業界の進歩は早く、それだけに競争も激烈である。短所もあるものの、デジタル化の流れはとめようもない。すでにビジネス面ではパソコンなしでは、ほとんど仕事が成り立たなくなっている。パソコンにまったく接しない人と、パソコンを「日常のツール」として使いこなしている人との間で、生活意識まで「差」が出てきつつあるようだ。
■ぼくなど、野次馬精神旺盛なので、「新しもの」がでると、どんなものか、まずとびついてみることにしている。社会的に有用でないものは、一時の流行としてすたれていく。パソコンが出現したとき、これは「一時の流行」ではすまない、使い方によっては世界を変える、と思ったものだ。
■事実、インターネットなどが世界を変えつつある。良い方に変えるのか悪い方に変えるのか、時間が経ってみないとわからない。イギリスで起こった「産業革命」は世界を決定的に変えた。手工業から脱皮し、「輝かしい未来」を招くはずであったが、大量殺人兵器など負の面も強くでてきたし、この「革命」によってエネルギー消費が膨大になり、環境の悪化をもたらした。
産業革命が結果として、人の住めない環境をつくってしまう――という皮肉な自体が、現実のこととなっているのである。インターネットが世界をどう変えていくのか。出来れば良い方向の変えて欲しいものである。