コラム


by katorishu
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 脚本塾の熱心な受講生、20代から80代まで


11月1日(土)
■北千住駅前の1010で脚本塾の講師。脚本アーカイブズを応援する脚本アーカイブズ倶楽部というのがあって、そこの主催である。25人ほどの受講者で20代から80代(と思しき)の人たちで男女も半々か。みんな熱心に聴講し、ノートをとる人も多かった。脚本家を目指したい人が3分の1ほど。場合によっては書いてみようという人が3分の1。あとの3分の1は「教養」や「ドラマ鑑賞の助け」になればと思って参加したとか。
 おそらく皆さん、現在の日本社会、日本のエンターテインメントの現況に対して、不満や危機意識をもっているのだろう。何かをくみとって友人や家族に話していただけたら、幸いである。政治と同様、テレビも、その善し悪しを決めるのは結局は、「国民」なのだから。

■テレビの現状の紹介からはじめ、映像作品にとって脚本がいかに大事であるかを強調した。間に10分の休憩をはさんで2時間、こういう熱心な受講生を前にすると、こちらも自然に熱がはいる。話そうと思っていたことの半分ほどで時間がきてしまった。後半は15日(土)に。後半だけでも「聞く価値」のある話をするつもり。
 参考のためにもっていった近著『すべては脚本・シナリオから始まる!』5冊は講義終了後は瞬く間に売り切れ。書店でもこうあってほしいものだが、「針の穴にラクダを通すように」難しい。
 
■脚本塾に興味のある方は、03-3882-1071へ電話で問い合わせください。火から土まで11時より18時まで。今後のスケジュールは第3回「シナリオを書こう」(12月5日:講師:清水喜美子)、第4回「時代劇の書き方」(12月13日:講師:井川公彦)、第5回「シーン作り、セリフ作り」(12月20日:津川泉)等です。土曜の午後。講師はいずれも日本放送作家協会会員のベテラン脚本家で、1回の受講料は500円。今時、お得な講座かと思います。基本的に足立区民のための講座ですが、区外の方も歓迎です。
by katorishu | 2008-11-01 22:37 | 映画演劇