オバマ大統領選出で、アメリカはかわる。日本は……
2008年 11月 05日
■注目のアメリカ大統領選挙は、予想通りオバマ氏圧勝である。弱肉強食の市場原理主義のおわりであり、アメリカは変わるに違いない。変わらなければ生きられない人が急増しているのである。ただ、今更遅いというさめた見方もあるようで、どうなるか不明のところがある。
■それはともかく、ブッシュ政権に従属してきた日本の政治も変わるだろう。ごく一握りの「既得権益者」をのぞいて国民の怒りも頂点に達しつつある。「変わる」ことが必ずしも良いこととは限らないが、すくなくとも「政官財」の癒着の構造は変えていかないと、日本がもたない。
■アメリカの最高指導者になるには、パワフルで忍耐強い戦いをくぐりぬけなければいけない。そのプロセスで当人も鍛えられ成長していくはずである。一方、日本は「世襲」の上にのって、安易な形で最高指導者が決まる。これこそ、変えなければいけないことである。
■本日は疲れがひどいので、もっと書きたいことがあるのだが、気力がわかない。脳も相当疲れている。有楽町で某氏と昼食をとりながら意見交換。実りあるものだった。夕方のある集まりでは、短歌作者の笹公人さんと久しぶりにあえたのが、よかった。11月1日公開の映画「その日のまえに」(大林監督)になんと「役者」で出ているのだという。主演の永作博美の兄役で、「役者」は初めて。エキストラのつもりであったが、大林監督が気にいってセリフのある役に、とのこと。近々、この映画を見てみよう。それにしても笹さんも多彩だな、と思う。