2008年 12月 30日 ( 1 )

 12月30日(火)
■コーヒー店でたまたま隣に座った二人の男が深刻な話をしていた。100万か200万のお金が用意できず、年をこせない、このままだと倒産するしかない、といった言葉が聞こえた。ぼくがちらっと見ると、聞かれたくないのか、向こうのあいた席にうつっていった。

■中小零細の経営者にとって、ほんとに深刻な不況であり、深く同情に値する。一方でトヨタの巨大損失がマスコミなどで喧伝されているが、これまでトヨタに代表される大手企業は巨大な内部留保をためこんでいる。こういうときこそ、それで赤字を補填して、安易な首切りなどをせず、社会に「恩返し」をするべきではないのか。

■三菱東京UFJ銀行が暴力団系の企業の地上げ資金を融資した件が新聞のトップニュースになっていた。国民から低利で多額のお金をまきあげておきながら、こういうことをする。もともと銀行や証券会社にはまったく興味がなく、金、金、金で動く連中には一定の距離をたもってきたが、いやはやである。こういう騙しのメカニズムに、もっとジャーナリズムは切り込んでほしい。

■世に「記者発表」のニュースがある。これは相当いい加減なことが多い。ある事実を隠すために、あることを発表することが組織には多いのである。ぼくの関係した仕事でも現在、頓挫しているが、頓挫の原因について最近、記者発表があり、ある事実が公にされた。内側を知るものとして、苦笑を禁じえない。ある事実にふたをするため、ある事実を率先して記者発表したのである。記事を書いた記者がどの程度「真実」を知っているのかどうか、わからないが。世の中、見る角度を違えると、まるで違った光景が現れる。だから面白いのかもしれないが。
 
by katorishu | 2008-12-30 21:30 | 社会問題