2010年 07月 23日 ( 2 )

 7月23日(金)
■金賢姫元北朝鮮工作員が日本を訪れ、軽井沢の鳩山前首相の別荘で横田さん夫妻らと話し合った。当初から予想されていたことだが、新しい情報はなにひとつでてこない。ただ、マスコミに話題を提供しただけのパフォーマンスに終わったという印象だ。なぜ会見の場所が鳩山前総理の別荘であったのか。その後、ヘリコプターで東京の遊覧飛行をしたり、一説には1000万円単位の謝礼が彼女にわたったのでは、という報道も流れた。実質的にはなんの得るとこともなかったのではないか。ただ、膨大な経費をつかっただけだ。

■中井拉致問題担当大臣は謝礼等の支払いを否定したが、内閣官房機密費こそ、こういうときに使われる筋のカネなので、にわかには信じられない。仲介者には巨額の支払いがあったかもしれない。このパフォーマンスの裏には当然、「関係者」の意図がある。金元工作員を日本に呼ぶことなど、そう短時日に決まるはずがなく恐らく半年ほど前から下工作がつづけられていたに違いない。小泉元首相が拉致問題で劇的に支持率を回復した例にならって、鳩山前首相かその周辺が支持率を劇的にあげるために仕組んでいたのでは……などと想像してしまう。

■忘れっぽい国民である。このままだと、あれだけ騒いだ拉致問題も忘却の彼方に去ってしまう。懸念した関係者がなんとか世論喚起のために仕掛けたことは理解できる。しかし、政治家が人気取りのためにこの種のパフォーマンスに力をいれることは、どうなのか。水面下で地道に、忍耐強く、関係国をまきこんだ外交努力を続けることによってしか解決できない問題である。政治家のパフォーマンス、人気取り政策に、マスコミがのって大騒ぎすることは、いい加減にして欲しいものだ。マスコミはもっと大々的に伝えるべき問題がたくさんあるはずだ。

■ウェブ上には、マスメディアが伝えることを敢えて忌避したか、マスメディアの知らない情報、触れない情報がいろいろ流れている。ぼくに限っていえば、国内の旧来のマスメディアからはいる情報とウェブ上や直接人からはいる情報(海外からの情報もこちらに含める)の比率は、4分6分といったところである。マスメディア以外のところからはいる情報のほうに重点がうつってきている。こういう流れに、マスメディア関係者はかなり鈍感である。もちろん敏感な方もいるが。
by katorishu | 2010-07-23 16:04 | 政治
 7月22日(木)
■午後仕事の打ち合わせで麹町にある某出版社に行こうとして有楽町線の有楽町駅の改札をはいったところ、市ヶ谷駅で人身事故があったため、池袋方面の電車が止まっているという。間もなく回復するというので待っていたが、どんどん時間がのび40分近くまっても駄目なので駅をでてタクシーにのった。早めに家をでたものの、40分ほど遅れた。

■回復をまつ間、駅の掲示に田園都市線でも人身事故で電車がとまっているとでていた。暑かったので、もしかしてプラットホームでふらっときて線路に落ちたということも考えられるが、恐らく自殺である。ずっと3万人以上の自殺がつづく国。こういう国が「良い国」であるはずもない。

■病苦が原因の自殺もあるが、経済的理由で自ら命を絶つひとも多いはず。それほど経済的に追い詰められている人が多いということだろう。アメリカ他の国で、経済危機が再燃という噂もある。長期間の経済停滞で、経済基盤はがたがたになっており、ここに海外からさらに衝撃が加われば、がらがら崩れ落ちかねない。政財官の指導者は追い詰められ自ら命を絶とうという人の心情にも想像力をめぐらし、有効な手を打って欲しいもの。

■管直人総理に期待したひとも多いはずだが、はじめに10%の消費税増税ありきを選挙前にうちだし惨敗した。市民運動活動家には一国の舵取りは「大役すぎて」まかせることができないということが、よくわかる。批判勢力としてはそれなりの能力を発揮するのだろうが、あんなにブレまくっていては、一国の指導者としてはNGである。頭を冷やして小沢一郎氏を見習ったほうがいい。財務官僚の掌にのってしまっては本当の意味の改革などできるはずもない。

■自分で会社をつくり、育てあげた人のほうが、はるかに世の中や人間の本質がわかっている。さて自殺の問題だが、自殺率の多い国はOECD加入国で日本は韓国、ハンガリーについで3位である。こんなところで3位にはいることなど、国として本当に恥ずかしいことだ。安全保障がどうこういうが、毎年失われる3万以上の命を救えなくて、なにが「安全保障」だといいたくなる。自殺者をゼロにすることなど出来ない相談であろうが、せめて世界の平均レベルまで自殺率を落とさないと。スポーツならまだしも、こんなことで世界のトップ争いをしている時ではない。
by katorishu | 2010-07-23 00:11 | 社会問題