<   2007年 10月 ( 27 )   > この月の画像一覧

 10月31日(水)
■朝日新聞の本日の朝刊に「ニチヤス耐火材偽装」の見出しが大きく踊っていた。01年から10万棟分に偽装の対価偽装材が使われていたと言うことだ。ニチヤスでは性能試験に水を含ませたり、実際に販売するようり性能の高い材料をしたりして偽装を会社ぐるみで行っていたという。

■ニチヤスの元の会社名は「日本アスベスト」である。東証一部上場の大会社で、年間売り上げが1647億円であるという。耐火性基準を満たしていない建材「耐火建材」として一般の住宅などに使われてきたわけである。

■赤福など一連の食品メーカーの「偽装」が指摘され話題になっていrが、人の命に直結する建材にも「偽装」が行われていたとは。あきれかえる所業である。とにかく「数字」をだす(儲ける)が最優先し、儲かればなんでもいい――という空気が日本全体をエーテルのように覆っているようだ。竹中平蔵氏らアメリカ帰りの学者らが「とにかくアメリカ流」にと異国の流儀を日本に持ち込み、日本の伝統文化を破壊している延長線上にある、と見ていいだろう。

■ぼくの子供のころ見聞きしていた「職人」には、自分の仕事に対するプライドというものがあった。中には不心得者もいたが、「俺はカネに転ばねえ」という気概をもった職人も多かった。
 その前の時代の武士にしても、そうである。「武士は食わねど高楊枝」とか「やせ我慢」の精神があったのだが。

■「金融商人」「金融町人」国家になってから、このような傾向が顕著になってきた。バブル経済のころから、金儲けは素晴らしい、いいことだ、逆に儲けることの出来ないやつは「無能」だという風潮がはびこった。この傾向はますますひどくなっている。哀しいことに、この流れは行き着くところまで行き着き、これでは社会や人類が滅びるという所まで行かないと、改められないだろう。これに限らず、社会には溜息の出るようなことばかりが起こっている。

■来年からはアメリカのサブプライムローンのマイナスの大津波が日本社会にも押し寄せるし、大丈夫なのかと強く懸念する。すでに生活物資が徐々に値上がりしているし、インフレになる。そうなるとどういうことになるか……誰かが以前、アルゼンチン化する日本」といったタイトルの本を書いていたが、その方向に動きつつあるようだ。
 今こそ、政官財の指導層が強いリーダーシップを発揮して、すぐそこに迫っている「危機」を回避する方策を出さなければいけないのだが。鳩山法務大臣など外国特派員協会の記者会見で「ぼくの友人の友人はアルカイダだ」などという戯言を宣っている。世界の笑いものである。こういうダメな人を大臣にいただいている日本の不幸を思う。
by katorishu | 2007-10-31 14:58
 10月30日(火)
■秋は読書週間であると共に演劇の季節でもある。いろいろな所から演劇の公演の案内を送っていただいている。時間の許す限り見に行きたいのだが、なにぶん、時間が許さないもので、多くは欠席となりますが、悪しからずご了承ください。

■「秀吉神話をくつがえす」(講談社現代新書・藤田達生著)を興味深く読んでいる。世に流れている「太閤記」関連のことは「神話」であり、現実とはずいぶん違っているということを検証した労作である。秀吉は貧しい農民の子……というのが定説になっているが、藤田氏によれば秀吉は賤民的な「非農業民」に出自をもつとのこと。そのため、情報収集能力にすぐれ、その能力を存分に生かしたからこそ、信長のもとで譜代におとらぬ出世をとげたのだという。

■仕事の一環で読んでいるのだが、示唆に富んだ論考を展開していて面白い。歴史は繰り返し書かれるべきもので、だからこそ昔が今に生きているのである。
 ところで早くも10月は終わりに近づいている。「貧乏暇なし」で、本日も大井町のコーヒー店を何軒かまわり計6時間ほど仕事。資料の読み込みに大半の時間を使った。資料を読み込み、想をふくらませている時が、一番楽しいようだ。

■改めて強調するまでもにないが、本を読むのはじつに楽しく面白い。昨日のテレビ朝日の「TVスクランブル」に出た弁護士が話していたが、小中高の教師の半分ほどは月に一冊も本を読まないとのことだ。漫画は週刊誌は「本」の範疇にはいらず、これを除外しての統計であるが。
 そういう人が「教える」といって、何を教えられのかと思ってしまう。読むことは考えることにつながるし、イメージの翼を広げることが出来る。そういうことをおろそかにしている「教師」に教われば、読書などに興味をもたず、かえって反発する若者が増えるのも当然である。
 月に一冊も本を読まない教師は即刻辞めてもらいたいものだ。
by katorishu | 2007-10-30 23:35
 10月29日(月)
■寝不足なので、仕事の打ち合わせを終えて真っ直ぐ帰宅した。眠ろうとしたが眠気がささないので、テレビをつけると防衛省の守屋前事務次官の証人喚問が行われていた。1時間ほど経過したところで、野党の質問がはじまったところだった。肝心なところで守屋前次官は「記憶にない」とか「うけたまっていない」などと逃げていたが、利害関係のある軍需の専門商社と200回を超えてゴルフ接待を受けていたことなどから考えて、常識的に見て、なんらかの便宜をはかったということではないのか。

■事実を覆い隠そうとする疚しさからか、苦しい答弁であり、防衛省の「天皇」といわれた面影はない。ただ、追求するほうも「情報」などが乏しく、「決め手」となる証言は引き出せなかった。
 特捜が、この問題を調べているというし、さらに政治家もからんだ「一大汚職」に発展する可能性も強い。徹底的に膿をだして欲しいものだ。

■ところで、週間新潮11月1日号によれば、守屋前次官をゴルフ接待していた元山田洋行の宮崎専務が、山田洋行から新聞記者もゴルフ接待を受けていたと語っている。宮崎専務は山田洋行の経営者と意見があわず、幹部社員をひくつれて別会社を設立した。そのことで、山田洋行の経営は宮崎専務を起訴した。

■さらにマスコミで宮崎専務をたたくため、山田洋行は自分たちの経営するゴルフ場で大手新聞社の3名の記者とテレビ局2社の3名の記者を宿泊つきで接待していたとのことだ。「今回の報道はすべてが一定のシナリオにもとづいている」と宮崎専務は強調する。「内紛」がもとで、この問題が表面化したということか。どっちもどっちで、要するに巨額の防衛予算にむらがった組織は人の「一部」ということだろう。

■「米軍再編」に関して、守屋氏は沖縄の名護市の辺野古のV字型滑走路案に変更したことに力を発揮したといわれる。これは1兆円規模の巨大利権であり、守屋氏の動きの背後に「贈収賄」の匂いが漂ってくる。
 本日発売の週間朝日は「防衛省崩壊」という特集を組んでいる。兵器納入に関しては、「国家機密」という盾で情報を隠蔽し、一部官僚や業者が情報を独占してきた。納入価格が適正かどうかについても、よくわからないので、ごまかそうとすれば簡単にできてしまう。

■防衛省は汚職が日常的に起こりうる土壌に乗っているといっていいだろう。今後さらに疑惑が出てくるにちがいない。こういう疑惑が噴出してきたのも、参議院で野党が多数をしめたためではないか。権力の「浄化」にとって政権交代がいかに重要であるか、あらためて実感する。
by katorishu | 2007-10-29 23:33
 10月28日(日)
■夕方、疲れていたので気分転換に渋谷に出て「文化村」のル・シネマで映画『タロットカード殺人事件』(ウッディ・アレン主演・脚本・監督)を見た。ウッディ・アレンにしては珍しいミステリー作品。以前見たミステリアスな映画『マッチポイント』(ウッディ・アレン脚本と監督)がストーリー展開やラストの決着の仕方などが秀逸で、ウッディ・アレンはミステリーもこなすのかと感嘆した。

■今回は ロンドンを舞台に、アガサ・クリスティへのオマージュたっぷりの事件が展開する――というふれこみであったので、期待してみた。コミカルなミステリーで、切り裂きジャックの再来と言われる連続殺人鬼に、ジャーナリスト志望の女学生とマジシャンのウッディ・アレンが挑むもので、ヒロインは「マッチポイント」のときも出ていたスカーレット・ヨハンソン。
 随所にウッディ・アレンらしい饒舌でウイットに富んだ台詞がはさみこまれるのはいいのだが、プロットがご都合主義すぎて、まったくの期待はずれ。

■原題は「 SCOOP」。イギリスBBCフィルムの制作とあったから、あるいは「テレビ向けの映画」として作ったものなのか。お手軽なストーリー展開で、説得力も弱く、「手抜き」という印象を抱いた。この映画館、日曜日の最終回に限って一律料金が1000円ということだ。そのためほぼ満席であった。面白くないところで笑いがわき、場違いな場所にいる気分になった。
 疲れを休めるために見た映画だが、逆にストレスになってしまった。
 日曜日の渋谷の街は若者であふれ、目につく9割は10代から20代、せいぜい30代どまり。
日本が「少子高齢化」社会であることを一瞬忘れるほどだった。それはいいのだが、街に流れるスピーカーの音のうるささには、耳をふさぎたくなり、これもストレスになった。
 
by katorishu | 2007-10-29 12:04 | 映画演劇
  10月27日(土)
■「駅前留学」といったキャッチフレーズでテレビ・コマーシャルなどを大量に流し、多くの生徒を集めていたNOVAが破綻した。この会話学校を始めた猿橋氏は、SF小説を愛読しパリ大学で物理学を専攻した人だという。氏は自分を「科学人間」と評し「利益があがらないのは教室数が足りないから。規模を拡大すれば大丈夫だ」と強調し、短い間に1000校近くまで拠点を増やす拡大路線を続けた。

■早く成長する草は早く枯れるというが、その通りの展開となった。猿橋氏は自信家でアイディアマンであったらしいが、恐らく周囲にイエスマンばかりを集めていたのだろう。猿橋氏の「暴走」をとめる「参謀」がいなかったことも「悲劇」につながった。外国人教師を5000人も擁し、3ヶ月ほどの促成の「研修」をほどこす程度で、やがて講師の質の低下をもたらし、生徒の不満も募ったとのことだ。

■ライブドアなどもそうだが、地道な努力を積み重ね時間をかけて「成長させる」ということがおろそかにされている。すぐ「結果」「成果」を出せという「成果主義」の風潮が招いた失敗の典型例かもしれない。すでに「地道」という言葉も死語になりつつある。愚かしいことである。

■本日、駒場の東大で行われた生物学史分科会の10月例会にカミサンと顔をだす。生物史関係の研究者をはじめ解剖学や哲学関係の若手研究者の集まりで、もちろん我が夫妻は「門外漢」であるが、縁があって参加するようになった。本日は香西豊子さんがこの夏出版した『流通する「人体」』がテーマ。解剖体や血液、臓器といった「資源」はどのように流通し供給されてきたかについて、歴史的経緯をふまえた労作であり、香西さんの博士論文がベースになっている。

■8人ほどの集まりであったが、間に5分間の休憩をはさんで3時間、熱心に話し合った。慶応の準教授で解剖学者の坪川氏が途中で参加し、俄然、議論が面白くなった。坪川氏はいろいろな分野について実に博覧強記で、ゲームや漫画などにも多大の興味をもち、明るくて声が大きく弁が立つ。地味に語る臓器移植の研究者等々の発言も興味深かった。
 医療関係も「アメリカ過剰」でありもっと「ヨーロッパを見習わないと」ということで意見が一致した。

■日頃あまり接しない人たちなので、刺激的であり、脳が活性化される。われわれ夫婦を除いてみんな30代40代であるが、ぼくは「生涯一書生」がモットーなので、話がかみあい、有意義な時間をすごせた。台風が関東地方に接近しているので、そのあとの食事会は「なし」ということになったが、こういう「地道」に「地味」にこつこつ研究を積み重ねている人たちと接すると、気持ちが晴れる。みんなじつによく勉強しており、大いに刺激され「もっと勉強しなければ」という気分になる。
by katorishu | 2007-10-28 01:25 | 文化一般
  10月26日(金)
■前日、北千住で脚本展示会関連でちょっとした「講演」をしたり、そのあと六本木で仕事の打ち合わせ。ある「ビッグプロジェクト」を実施しようという某氏と初顔合わせだった。実現までにはいろいろとハードルをクリアしなければならないが、某氏の「心意気」に乗った。某氏と旧知のプロデューサー氏がまずは出発点で、物書きで「カネはないが知恵は少々ある」ぼくが「青写真」を描くことになる。社会的、文化的に意義のあることなので、なんとか実現にこぎつけたいものだ。(具体化したら記します)

■本日、六本木で月に一度ある放送作家協会の理事会に出席した後、夜、川柳の集まり。乃木坂のシアター・バー「コレド」で。現在、NHKの「いっとろっけん」で、毎週火曜の午前11時、川柳コーナーを担当している杉山昌善氏と、川瀬晶子氏の二人が選者で、その場で「坂」と「月」の「席題」が出て1時間半でそれぞれ2句、計4句作る。時実新子氏がつくりだした「現代川柳」で、サラリーマン川柳や時事川柳のような風刺ではなく、人生を読み込むもの。「いっとろっけん」の川柳コーナーには毎週300ほどの応募があるという。視聴者の圧倒的多くは、「高齢者」のようで、川柳が生き甲斐になっているお年寄りもいるとのこと。

■しばらく集まりに顔を出していなかったので、「川柳モード」になっていかず、作るのに難儀した。
「竹竿で振り落としたい月もある」
「この坂を逆に登って来るアイツ」
が一応「選句」された。本日の出席者は27人。ベテランの「常連」のほか、NHKの「いっとろっけん」の若い女性スタッフたちをはじめ、編集者兼バイクライダーでもあるK嬢など、女性が6割強をしめた。若い人が興味をもっていることは良いことである。明日が結婚50周年記念だという女性もいて、老若男女とりどりなのが面白い集まり。本日の「特選」に選ばれたのはいずれも60代の男性であった。

■若いといえば、コレドの経営者で、脚本家でもある桃井章氏が、39歳年下の21歳の女性と3度目の結婚をするという。桃井氏には孫が2人がおり、新婦は子供より当然若い。昨日発売の週刊新潮の「結婚」欄にも出ていた。桃井氏は女優の桃井かおり氏の兄で、コレドをはじめてから脚本の仕事は「休業中」であったが、来年からまた開始する予定であるという。「いやあ、騒がれてしまって」と照れていたが、新しい伴侶を得たことで精神が活性化し、「書く」意欲がますのであったら、結構なことだ。脚本家としての「復活」に期待したい。
by katorishu | 2007-10-27 02:17 | 文化一般
 
 10月24日(水)
■秋らしい晴天であり、寝不足ながらが外気に触れると気持がいい。新橋で打ち合わせのあと、五反田でも映像関連の仕事の打ち合わせ。なかなかうなく進まない企画もあれば、新たに試みようとする件で「面白そう」な話もある。もちろん「書く」ことに関連したことである。
 世の中にはじつにいろいろな人がいて、山あり谷ありで、浮かんだり沈んだり、そうしてまた浮かんだり……変化があるから面白いのだろう。

■脳と記憶に興味をもっているが、このほどアルツハイマーについて気になる調査結果がアメリカで報告された。発症後、高学歴ほど記憶喪失も急速に進むというのである。
 培った認知力が高いことが原因で、高学歴者の方がアルツハイマー病など認知症の発症は遅めだが、記憶障害が出始めた後は、より速いペースで記憶の喪失が進むという。アメリカのアルバート・アインシュタイン医科大学の研究チームが神経学会誌ニューロロジー最新号で報告したものだという。(時事通信)

■統計的には、認知症発症までの時間は教育を受けた期間が1年増えるごとに2カ月半遅くなる。逆に発症後の記憶喪失ペースは、教育が1年増えるごとに4%ずつ加速したという。ぼくの場合、大学も5年通ったし、「教育を受けている期間」は比較的長く、その後も「文筆業」という仕事がら、毎回、卒業論文やレポートを書いているのと似たような脳の働かせ方をしているので、ある意味「学生気分」の延長上である。従って一旦、認知症が発症したら進行は早いかもしれない。

■認知症かそれに近い脳機能の低下の病気になったりしたら、生きていてもほとんど意味はないので、「安楽死」したいものだ。そのような「遺書」を書いて、それを実行した人がいたら、「殺人幇助」ということになるのだろう。本日、書き上げた「論座」の連載ノンフィクションに、女優とコント作家の「心中事件」が出てくるが、女優は死んだもののコント作家が生き残り「嘱託殺人」で起訴された――との件を記した。これが載るのは12月1日発売の分ですが。興味のある方は「論座」をお読み下さい。11月1日に12月号がでます。

■世の中、みんな品行方正で優等生、模範生のような人間ばかりになったら、こんなつまらない世の中はない。まっとうに生きようと思っても、どうしようもなくずれていく人間、落ちこぼれてしまう人間がいる一方で、正道を歩んでいたのに、ちょっとした気の迷いから奈落に落ちていく人もいる。だからこそ、世の中は面白いのである。一人の人間の中にも、微細に腑分けしていけば、異様なもの、狂的なもの、ちょっとヘンなものが、あるはずである。「常識人」とよばれる人は、内にあるヘンなものを押さえるブレーキがまがりなりにも備わっている人でしかない。
by katorishu | 2007-10-25 00:37 | 文化一般
 10月23日(火)
■有楽町のヨドバシカメラに仕事上必要な機材を買いにいったついでに、丸の内ピカデリーでミュージカル映画『スプレー』を見た。1960年代のアメリカのボルチモアを舞台にした作品で、ヒロインは10代の太った女性。一種の「シンデレラ物語」で、ブロードウエイで大ヒットしたミュージカルの映画化である。

■少女の母親役をやる女装のジョン・トラボルタは、昔「サタデー・ナイト・フィーバー」で主役を演じた役者かと思えるほど太って「醜く」なっていたが、ユーモラスで十分笑わせてくれる。
 1000人の応募者の中から選ばれたヒロインの少女の歌や踊りもなかなかのもので、ミュージカルに関してアメリカの技術はすごい、とあらためて思った。

■60年代は黒人差別が厳しかった時代であり、この映画の素材にもなっている。地方テレビ局の音楽番組のスタジオがメイン舞台である。露骨な黒人差別をする番組プロデューサーに、ヒロインや太ったため外出をしなくなった母親などが協力して対抗し、ラストの生番組のシーンで、黒人少女にグランプリをもたらすシーンは感動的だ。

■笑いあり涙ありで、とにかくリズム感があって、面白く、肩の凝らない楽しい映画だった。少々疲れた脳には、こういう単純明快なミュージカルがいい。音楽も歌詞もよく、2時間近く、映画空間に遊べた。
 有楽町駅すぐ近くのマリオンの中にある映画館だが、客の入りは1,2割といったところか。周囲の飲食店は賑わっていた。飲み食いもいいが、もっと映画などを見て欲しいものだ。映画を見ることも大きな楽しみにつながると思うのだが。日本人が一年間に映画館で見る映画は2本ほどだという。一方、アメリカ人は5倍の10本ほど。それがアメリカ映画の繁栄の土壌となっている。

■有楽町駅前に丸井のビルができ、風景が一変していた。「きれい」にはなったものの、一階はパチンコ屋がしめ、そのほか入居している飲食店はチェーン店ばかりで、銀座らしさが感じられない。街の特色を出した「町作り」を心がけて欲しいのだが、儲かることが最優先となると、どこにでもある景観になってしまうのか。
by katorishu | 2007-10-24 01:57 | 映画演劇
 
10月22日(月)
■月曜日は週刊ポストか週刊現代を買う日と決めている。本日は週刊ポストを買った。政府は近く大増税を打ち出す方向のようだが、その前にやるべきことがあるのではないか。週刊ポストは『ゾンビ官僚が「年収2000万円」で復活している!』という特集を組んでいる。

■「官僚に甘い」といわれる福田政権が財務省による大増税計画を進めているのだという。一方で、ノーパンしゃぶしゃぶ問題にからんだりして一時「自粛」していた大蔵官僚の元幹部たちが、いろいろな機関に天下りするなどの「渡り鳥」的行為で、巨額の退職金等を得ることが復活しているという。この点では、「公務員制度改革」に取り組んだ小泉・安倍政権のほうがまだマシであったようだ。

■さらに、政府の有識者懇談会が国家公務員の再就職斡旋(あっせん)を一元化する「官民人材交流センター」(新人材バンク)についてまとめた報告書をめぐり、高級官僚の「渡り行為」の早期禁止など中核になる改革案が素案取りまとめの過程で官僚の指示によって省かれたとのことだ。

■素案では懇談会の多くの委員が主張していた(1)平成23年に禁止する「渡り行為」を前倒しして禁止(2)官僚の主要な天下り先の独立行政法人への再就職制限(3)早期退職勧奨を断り、非常勤職員で残れる人事制度の導入――の3点が内閣府に入っている元官僚によって削除されたという。 こんな状態で国民に負担を強いる増税など、もってのほかである。

■防衛省の前次官の守屋氏に対する軍需専門商社の「家族ぐるみ」の接待など、相変わらず「税金で食っている」人たちの専横が絶えない。守屋氏の娘さんがアメリカの大学院に留学する際、社員を動員して接待などしたとのことだが、この大学院には同じ軍需専門商社が多額の寄付金をだしており、大学院の首脳とこの商社の社長は親しいとのことだ。

■国民に範を示すべき指導層の「エリート官僚」がこんな調子では、「だったら俺達だって」という気分が蔓延するのも道理である。赤福の製造過程のインチキなどの連続して起きる劣化現象も、こういう官僚の専横、身勝手とどこかでつながっているのだろう。
 福田政権がこれ以上、官僚に甘い政策を採り続けると、支持率はさらに低下するに違いにない。すでに政権成立当初の支持率から10パーセント以上も低下しているとの調査も出ている。一国民としては、早く解散総選挙を実施して民意を問うて欲しいものだ。
by katorishu | 2007-10-23 01:11
 
 10月21日(日)
■江戸東京博物館ホールで行われた日本子守唄協会のイベント「大江戸子供塾」に行く。子守唄協会は西館好子氏が設立したNPOで、日本の子守唄を収集したり、発表したりしている。本日は江戸売り家百景の宮田章司氏なども出演した。子守唄は思っている以上に多彩であり、面白い。

■NHKの歌のお姉さんをやっていた稲村なおこ氏の伸びのある歌や川口京子氏の個性ある歌い方などが印象に残った。とくに川口氏が最後に歌った「ヨイトマケの唄」は感動的で、迫力もあった。子供のころの記憶に「ヨイトマケ」が残っている。近所に新しく建つ家の地ならしのときで、子供をおぶったねんねこ姿の母親が男達にまじって、歌を歌いながらヨイトマケをやっていた。

■今はヨイトマケといっても、なんのことかわからない人が圧倒的多数をしめている。丸山明宏(三輪アキヒロ・漢字はどうであったか)の持ち歌であり、マスメディアでもかなり流れたので、知っている人もいるかと思うが、実際にヨイトマケを見た人は少数派になっているのではないか。

■そのあと、北千住の学びピアに行き、22日からはじまる「懐かしの秘蔵TV・ラジオ脚本展」の準備。9時すぎまでかかってしまった。「手作り」ともいってよい脚本展であり、テレビ創世期の脚本・台本なども展示されているほか、アニメの台本や関連グッズなども。足立区の中央図書館の入っている「学びぴあ」の4階ホールで、22日から28日(日)までやっています。時間は11時から18時まで。入場無料です。
by katorishu | 2007-10-22 00:42 | 文化一般