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眼精疲労、腰痛

6月29日(日)
■眼精疲労、腰痛、口内炎等々、体の芯まで疲れているようだ。口をきくのが億劫なくらいの深い疲れである。以前はどんなに疲れていても、一晩眠ればかなり回復したのに、疲労が尾をひき、さらにストレスなどが加わり、疲れが内向する。

■一言でいえば「脳の使いすぎ」である。パソコンでいえばウインドウズ98の脳なので、容量を超えた働きを強いられているのかもしれない。いつも脳を意識しているなど、胃弱者がいつも胃を意識したり、心臓の弱い人がいつも心臓を意識しているのと同様、良いことではない。

■脚本アーカイブズの新執行部になってからの第1回全体会議。建設的な意見が多く、光明を見いだせそうだが、一方で、数々の壁があり、これをどう乗り越えられるか。
 本来の仕事のほうだけで、脳の容量いっぱいという気分なので、壊れないかどうか、やや心配だ。このパソコン、すでに3年以上使っていて、疲れてきているのか、最近、動きが遅いし、ファンの音かなにか雑音がはいるようになり、いつクラッシュするか懸念される。パソコンのクラッシュが先か、こっちの脳のクラッシュが先か、などと考えないほうがいいに決まっているが。

■「映画大作」まず原作小説を書いたほうがいい――というアドバイスもあり、四苦八苦してなんとか出だしの20枚ほどを書いた。17世紀、中世から近世にかわる混乱期の「東アジア」が舞台であり、この半年、ぼくとしては相当の時間をかけて資料を読み込んだ。「書き下ろし」をするエネルギーはないので、近々、「連載」の件で某誌の編集長にあう予定。「連載」だと、小出しにエネルギーを使いつつ、資料調べをしながら書けるし、連載が終わったあと加筆訂正できる。原稿料もそれなりにはいるし、ありがたい。

■1年先2年先まで「有名作家」「売れっ子作家」の予定がはいっている雑誌、週刊誌が多いようだし、割り込むのはそう簡単ではない。学者や研究者以外、あまりあつかっていない素材なので、実現の可能性は強いと思いたい。
 このところ、作品の世界に首までつかっているので、世の動きを「異国」のように感じている。ニュース等に敢えて接しないでいたのだが、たまに見るテレビのニュースは、おぞましい出来事のオンパレード。社長とか官僚とか政治家とか、リーダー層の劣化が、下に広く伝染しているようだ。

■年金問題では、厚生年金にも誤りが数多く見つかっているとのことで、底なしである。解決不可能と舛添大臣自ら認めているが、この問題、国家に対する国民の信頼にかかわることであり、「適当なところでおさめよう」ですむ問題ではない。しかし、ここまで傷むと有効な解決策もない。どうも関係者は、国民の「記憶の忘却」に最大の期待をかけているような気がしてならない。
by katorishu | 2008-06-30 03:14 | 個人的な問題
 6月27日(金)
■東京にいると、「地方」の実情が実感としてはわかりづらい。昨日、九州唐津方面に取材旅行をした。一人でいった。マイペースで時間をつぶせるので、複数でいくより一人のほうがいい場合が多い。

■唐津からバスに乗ったところ、乗客の99%が、いわゆる「後期高齢者」であると見受けられた。そうでない人は自家用車に乗るのだろう。バスの便が1時間に1本くらいでは生活に支障をきたすし、車は生活必需品になっているのだろう。しかし、一歩退いて見ると、ヘンテコリンな国にしてしまったという思いを抱く。

■もっとバスを利用する人が多くなれば、便数も増えるし、べつに一人一台自家用車を持つ必要などなくなるのに。狭い国土の日本で、これ以上車を増やしてどうなるのか。
 車産業の裾野はひろく、ここに依存して繁栄している企業や人も多いので、急激に車の利用を減らすことも出来ないのだろうが、生活のスタイルや社会のシステムを徐々に変えていく時期いきている。

■10年ほど前から車に乗ることをやめたぼくには、公共交通機関の充実した都内で、無理して車をもっている人の気がしれない。自宅に車庫がある家など、車を手放すと「世間体も悪い」と思うケースもあるのではないか。車を手放したことで、経済的に苦しいのかな思われるのが厭で、かなり無理をして日常使いもしない車を保持し続けている人を、少なからず知っている。

■愚かしいことである。メンツやプライドも大事かもしれないが、「妙な」がつくメンツやプライドなど、その人の人生にとってマイナスである。
 最近、諸物価の値上がりがつづき、相当懸念される事態になってきた。政策をまちがうと、インフレ、それも悪質なハイパーインフレになる恐れもある。ずっと値上げを抑えてきた企業や店が、周囲のみんながやっていることだからと、値上げをしはじめると、連鎖反応のように物価高が伝染していく。

■インフレになれば生活を破壊される人が急増する。つまり「生きていけない」人がふえるのである。モラルは当然、破壊される。食えない人間に、モラルもなにもない。生存のために、人を犠牲にするし、裏切り、中傷し、場合によっては殺すこともする。
 政官の中枢にある人は、なんとかインフレの急進を抑えることに全力をそそいで欲しいものだ。財務官僚などの中には、インフレになれば財政赤字も解消されると、歓迎する向きもあるようだが、それによって生存の危機に立たされる人がいることを、片時も忘れないでもらいたいものだ。
 
by katorishu | 2008-06-27 22:02 | 社会問題
 6月24日(火)
■夕方ちょっと時間ができたので、気分転換に品川プリンスホテル内にある映画館で三谷幸喜脚本・監督の映画「マジックアワー」を見た。ヤフーの映画案内によれば「暗黒界のボスの愛人に手を出した男が、命を助けてもらう代償に伝説の殺し屋を探し出すコメディー・ドラマ」ということだ。

■「映画監督のふりをして無名の俳優を幻の殺し屋に仕立て上げようとする、しがないギャングの苦肉の策を描く。撮影と思い込み殺し屋に成り切る俳優に佐藤浩市、その俳優をだます小ずるい若者に妻夫木聡。うそと思い込みが巻き起こす感動と爆笑が交互に訪れる、巧みな脚本が光る」とのことだ。確かに脚本のひねりは効いていて、それなりに面白く笑えるのだが、心に残るものが少なすぎる。皆無といっていい。

■以前見た三谷作品、例えば「笑いの大学」や「ラジオの時間」などは笑いのうちに人間が鮮やかに描かれていて感嘆したのだが。今回はバラエティといったもので、テクニカルに走りすぎており、感銘が薄かった。うまさは相変わらずだが、ちょい役に「有名役者」をもってきて「バラエティ色」を盛り込んでいるものの、見終わったあと何も残らない。

■エンターテインメントだからそれでいい。見ている最中楽しめて、映画館を出たら忘れる。それでいいじゃないかという声もあるが、最近、その類の作品が多すぎる。もうすこし、胸にこたえる作品がないものか。

■品川駅構内の本屋で旅の関係本を買おうとして、目的の本がないことに気づいた。写真やイラストなどは多いのだが、肝腎の「情報」がすくなすぎるのである。あるのは店の案内情報と、似たような観光情報のオンパレード。文字情報が少なすぎるのである。
 風刺もなにもないお笑い過多、文字情報の過小。その反動がそろそろ来てもいいころだと思うのだが。明日は地方に取材等ででかける。1泊、あるいは2拍するかもしれない。
by katorishu | 2008-06-24 23:50 | 映画演劇
 6月23日(月)
■大坂の西成地区で連夜、労働者と機動隊が衝突をくりかえし、大規模な「暴動」に発展しているという。マスコミではほとんど報じていないようで、ぼくも本日発売の週間ポストの写真欄ではじめて知った。写真に写る光景は、昭和40年代前半の「全共闘運動」のころを連想させる。投石がくりかえされ、自転車などが燃やされているという。

■騒動の発端はお好み焼き屋で店員とトラブルを起こした客が西成署で暴行を受けたと、釜ケ崎地域合同労働組合にかけこみ、数百人の日雇い労働者が西成署におしかけ「署長を出せ」と要求したことが契機で起きたとのこと。

■週間ポストによると、これだけ大規模の暴動は18年ぶりだという。若者が興奮して騒ぎに加わり、騒動が拡大したようだ。逮捕者の中には「16歳の女子高生」や「17歳の運送業配達員男性」がいる。水面下で日本社会に欲求不満が醸成されていることの一例である。

■「おとなしい」といわれる若者が、反抗の牙をむきはじめたということだろう。おとなしい草食動物だって窮地に追い詰められれば果敢に戦う。「窮鼠猫をかむ」という言葉があるが、そういうことが起こりつつあるのではないか。なにかの前兆ではないのか、と思ってしまう。

■今後、食料や原油の高騰ばかりでなく、世界的にインフレが起こる気配だ。悪くするとハイパーインフレになる恐れもある、と本日立ち読みしたニューズウイークだかが報じていた。そうなったら、年金などに頼る老人層の生活を直撃する。社会の混乱をすくうのが、政治の役割なのだが、どうも政治がうまく機能していない。年金問題でも政府の公約したことは不可能であり、週間ポストによれば伊藤達也首相補佐官が舛添厚労相に「消えた5000万件の年金の確認はこれ以上無理だとバンザイして下さい。会期末までにギブアップして大臣が国民に謝罪する。それが官邸の方針です」と伝えた。

■舛添氏が激怒し、福田総理に会い、そんなことをしたら内閣はつぶれると迫ったとか。年金問題ほど政官に対する国民の信頼を失墜させたケースはないのではないか。国家への信頼が崩れることは、国民の深層意識にアナーキーなものを植え付けることになる。脳の柔らかい若者層への影響は大きい。西成暴動は一カ所だけの事態ではなく、蒸し暑い夏になると、欲求不満のマグマが表に吹き出る可能性もある。

■本日は寝不足で眼精疲労が加わり疲れたの一言。トイレに行く回数が多くなり、体調不良の証拠である。久しぶりにあった知り合いに「すっきりした」といわれたが、疲労して痩せたということである。当然、脳がうまく働かず、原稿執筆等の作業も進まない。
 木村拓哉主演のドラマ「チェンジ」をちらっと見た。週刊誌情報によると、小泉元総理の秘書官の飯島氏が「監修」としてついているという。小泉氏復権という隠れた意図が背後にあるのか、どうか。ちゃんと見ていないので、ドラマの内容を云々するのは控えたいが……。
by katorishu | 2008-06-23 23:46 | 社会問題
 6月22日(日)
■劇団かに座の公演「ホテル家族」を見る。稽古のときに比べて一段とよくなった。拙作で、執筆時間の少ないなか書いたので、脚本としてまだ改訂すべき点が多々あるが、アマチュア劇団に対する初の書き下ろしである。

■欲をいえばキリがないが、短い稽古のなか、よくここまで仕上げたと感動した。立派な舞台装置から衣装、音楽等々、すべて手作りである。そのことをまず評価したい。
 プロの関係者は、あれこれいうが、地域に密着したこういう「文化活動」が、ひとつでも多く生まれることが、日本の劣化をふせぐことになる。打ち上げに顔をだし、そんな意味のことを話した。

■今村昌平監督はかつてぼくにこう語った。「自分の作品を映画評論家やプロを自認する映画関係者がいくらけなしてもなんの痛痒も感じない。それより場末の映画館でセンベイをかじりながら見ていたオバサンに、ああつまんね、といわれたほうがこたえる」

■名言である。一般公開を前提に行うイベントは、不特定多数の「お客」のために行うものである。そのお客たちの判断のほうを重視したいものだ。この観点が「プロ」を自認し自称する人たちに欠けている。うまい下手の問題ではなく、多くの人たちが心をひとつにして懸命につくりあげたものを、それなりに評価することが、今ほど大事なときはない。
by katorishu | 2008-06-22 23:44
 6月21日(土)
■ホームページを1年ほど更新していない。以前、パソコンのハードディスクが壊れて、ホームページの内容も一部失われてしまい、以後、更新する意欲が薄れている。ただ、プロフィールにまだ「早稲田大学講師」などと昔のことが記されてあり、更新しないといけないと思うのだが、更新の仕方も忘れかけている。

■近々、ある講座の講師をするが、そのホームページから講師名をクリックするとぼくのホームページに飛ぶので、誤解を与えないためにも更新するつもり。
 本日、脚本アーカイブズ準備室に。文化庁への書類提出他で、「新委員長」として把握しておかねばいけない。次のステップに飛躍しなければいけないのだが、なにしろ全員が基本的にボランティアなので、常勤の職員などがいる組織のようなわけにいかない。

■どうしても片手間の仕事になりがちである。もちろん、「片手間」といっても「手抜き」ではなく、時間を常勤の勤め人のようにはさくことができないということである。みなさん、本来の仕事をつづけながら、本当によくやっていると思う。何とか世論を喚起し行政等に脚本アーカイブズの意味や意義を認めさせて、設立にもっていきたいものだが、前途にさまざまな壁があり、突き崩すのは容易ではない。

■北朝鮮をめぐる外交政策で与党内にきしみが出ているようだ。北朝鮮が近く核計画に関する申告書を提出する見通しとなったことに関連して、経済制裁の緩和をとなえる山崎拓代議士に安倍前首相が「百害あって一理なし」と強く批判。二人の間で非難合戦がはじまっている。
 じつは与党内のこうした意見対立を一番喜んでいるのは北朝鮮の金正日総書記ではないのか。解決のキーを握っているのは、アメリカと中国である。この2大強国をどう動かしたらいいのか。果たして外務省、政府に明確な展望があるのかどうか、どうも心許ない。

■与党ばかりでなく野党も、総選挙を意識して、その場しのぎの場当たり政策で、選挙民の関心をかうことに腐心しているようだ。その時点ではマイナスに見えても、長い目で見ると、「やってよかった」といえる政策は過去いくらでもある。
 いろいろなことで手詰まり感のある日本である。ここは早く選挙を実施し、政治の場から新しい風を吹かせることである。変化を待ち望んでいる国民は多いし、このままだとますます淀み、そのうち腐臭が漂ってくるだろう。そうなって慌てて水を清くしようとしても遅い。
by katorishu | 2008-06-22 01:07 | 政治
  6月20日(金)
■梅雨の鬱陶しい日がつづく。東京の気温は低く、半袖では寒い。喫茶店などに入る機会が多いのだが、クーラーで冷やしすぎの店が多く、「ありがた迷惑」である。以前と違って店員はほとんどがアルバイトで、マニュアルにしたがってクーラーのスイッチをいれるのだろう。その日、暑いか涼しいかなどはどうでもよく、また昼間暑くても夜は冷えたりするのに、同じ温度のままにしてあるに違いない。

■クーラーの冷やしすぎで体調をこわす人も多いのではないか。そのせいか偏頭痛がする。区役所や図書館などはエネルギー消費の削減策にしたがい、冷えすぎのところはあまりないが、サービス業者のクーラーの冷やしすぎは、迷惑といってもよい。地球環境の劣化が深刻な問題となっているなか、クーラーの冷やしすぎは、はっきりいって「害悪」である。天然資源を無駄にしないためにも、店の人はもうすこし気配りをして欲しいものだ。

■何度もこのブログで記しているが、電車のクーラーも効きすぎで大迷惑する。ちょっと長い時間乗っていると冷え切って風邪をひいてしまう。これもマニュアルにしたがって満員の車内にあわせてスイッチをそのままにしているのではないか。社内の混み具合などを見計らって温度調整することこそ、本当のサービスである。

■マニュアル通りにいかないことが世の中には数多くあり、だからこそ面白いのである。スケジュール通りにすべてが進行する人生など、生きるにあたいしない。未知数の可能性があるからこそ、人はその人なりの努力をするし、面白くもなる。遺伝子の研究がさらに進化し、あなたの未来はこうこうですよと、断定されてしまったら、鬱陶しいだけだ。どんなに幸福の絶頂にある人でも明日は奈落の底に落ちるかもしれないし、逆に死にたいくらい絶望のどん底にいる人でも明日は希望の光がさしてくるかもしれない。

■可能性は少なくとも、「あり得る」ということが希望につながるのである。マニュアルを評価しつつもマニュアル過剰になっている社会システムを、変えていかなければいけない時期にきていると思う。

■本日、久々に大井町にいく。この町にいくと必ず行くブックオフなどがはいっていたビルが現在閉鎖になっていて、楽しみがひとつ減る。2,30年前の面影が残っている街で、こぎれいさはないものの、まだ人の温もりの残っている街で、親しみがわく。先日、大阪から東京に遊びにきた人が「大阪の街に似ている」といっていた。暇とお金があれば、迷路のような路地の両側に連なる飲み屋のひとつにでもはいって一杯やるのだが、あいにく時間も金もないので、素通りして眺めるだけだ。
by katorishu | 2008-06-20 22:58 | 社会問題
 6月19日(木)
■新聞報道によると、去年も自殺者が3万人を突破し、10年連続であるという。60代以上で健康問題を理由にした自殺者が最も多いとのことだが、気になるのは30代の自殺の増加である。以前、企業の人事部の人から30代社員の鬱病がふえていると聞いたが、それを裏付けることになった。

■ゆゆしき時代というべきだろう。現代日本の精神の荒廃の遠因は、バブルをつくり一気に崩壊させた政府と官僚の経済政策にあるとずっと思っている。振り返ると、バブル期がターニングポイントであったことがよくわかる。価値観の変異がおこり、今もその延長上にある。市場原理主義の登場とグローバリゼーションの結果、それまで根っこの部分では残っていた「恥の文化」が根絶やしにされてしまったのである。

■かわって競争原理主義が台頭した。もちろん競争は悪いことではなく、談合などの「村社会」による既得権益温存策は市場原理主義に劣らないマイナス面をもたらしていると思うが、ゴルフのハンディのようなルールもなく、弱肉強食の競争にまかせていたら、すさんだ社会になるのは必然である。

■「我欲をかかずに分かち与える」というのが日本の「良き文化伝統」であったと思うのだが、それが失われてしまった。もちろん、過去を振り返ってみると、「我欲」「ガリガリ亡者」も相当数いて、その類の人が権力を握る度合いも強いのだが、ぼくの知る限り、以前のほうが「分かち合う」精神が比較的豊かに生きていた。

■仕事の面で、いろいろと難しい問題に直面している。昨日、某新聞社の記者から「論座が廃刊になるという噂がネットに流れているが、本当かどうか。香取さんは論座に連載しているので、何か聞いていないか」との質問を受けた。正直いって聞いていない。ずっと赤字であるということは聞いていたが、朝日新聞のオピニオン誌として出版局が分離した際も、本体に残ったし、継続していくのでは、と思っているのだが。よくわからない。

■ところで論座連載も8月号で最終回になる。ヒロインの菊池寛との関係から文藝春秋から出版することになりそうだ。もっとも、連載の原稿を大幅加筆訂正し、ヒロインとして相応しい肉付け作業をするので、書き下ろすに等しい作業になりそうだ。
by katorishu | 2008-06-19 23:20 | 社会問題
 6月18日(水)
■世の中には一定の時間が過ぎた後「真相」が暴露されることも多い。本当に重要な情報はマスコミが伝えない、と基本的に理解しておいたほうがいいかもしれない。一般的に関係者は、物事の「結果」についてはマスコミ発表をするが、プロセスは秘匿するものである。

■ところで物事の本質は、じつはプロセスにこそある。利権などは、プロセスにむらがるものであり、結果は「公明正大」というものの、プロセスが歪んでいるのだから、結果が公明正大であるわけがない。しかし、関係者以外、真実に触れようがない場合、わからないということである。

■最近、いろいろなところに首をつっこんでいるので、「ここだけの情報」が多い。つまり公表できないということである。「墓場までの秘密」としてもっていってしまうケースも多いと思う。本日も、公表できない情報にいくつか接した。物事は実はこういう形で決められていくのだな、とあらためて思う。

■政治家や官僚のかかわることには、特に多いはず。インターネット時代とはいえ、本当に重要な情報はなかなかウェブ上に流れない。流れても、見るべき人でなければ「重要性」に気づかない。

■7000兆円のニセ預金残高を示し、引き出す手続き料と称して3億円をだまし取られという犯罪が警視庁捜査2課によって摘発された。7000兆円の残高のある預金通帳を見て騙されるほうも騙されるほうだと思う。「合併前の銀行が海外投資した利益が7000兆円に膨らみ、当時の頭取の口座にある。使えるようにする手続き書類の印紙代を貸してくれれば、報奨金30億円をつけて返す」と詐欺者はいったらしい。

■その結果、美術商が額面3億円の小切手をだまし取られた上、さらに1億5000万円を詐取されたという。それだけの大金をもっているので、常識的な判断ができなくなってしまったのだろうか。7000兆円の残高といわれただけで、常識のある人なら「眉唾」と思うはずである。

■今後、極めて巧妙な詐欺が横行するに違いない。7000兆円では信用しなくても、7000万円だったら信用してしまうかもしれない。ぼくには縁のない話だが。
by katorishu | 2008-06-18 23:56 | 文化一般
 6月17日(火)
■神奈川県の松沢成文知事が、地球温暖化対策推進条例に基づき、24時間営業のコンビニ店やスーパーに深夜営業の自粛を要請する方向で検討している、とのこと。
 県の有識者検討委員会は「営業時間短縮など、より環境負荷の小さい方法での販売や配送に努めなければならない」とする条例の骨子案をまとめているらしい。

■神奈川県は先にレストランや居酒屋なども含む建物内での禁煙条例を考えているとの報道があった。愛煙家には評判が悪いが、いろいろと時代の要請に応えた方策を打ち出していて、評価したい。うちの近所にも徒歩10分圏内に、8軒ほどのコンビニがあり、いずれも24時間営業である。8軒が一斉に深夜営業をやめると、少々都合が悪くなるが、仮に半分の4軒が交代で深夜5,6時間の営業を休んでも、なんの不都合もない。

■深夜必要とする客は、あいている半分の店にいけばよく、コンビニの売り上げがそれほど減るとも思えない。その地域に1軒きりしかないところは、致し方ないとして、都内にかぎっていえば、徒歩圏に数件のコンビニがあるものである。とりあえず、半分のコンビニが24時間営業をやめるだけで、ずいぶんと電力の節約になるはずだ。

■自動販売機などにも、適用して欲しいものだ。一度電気を落とすと冷却などに影響がでるのかもしれないが、何百万台あるかもわからない膨大な自販機の消費する電力は相当なもののはず。これ以上の環境の劣化や資源の浪費をふせぐことが、今ほど大事なときはない。「環境に優しく、しかも文明も栄える国」として世界に存在をアピールすることになる。条例に反対の動きが出て、そこに政治家などもからむ可能性が予想されるが、神奈川県知事は頑張って「神奈川モデル」をつくってもらいたいものだ。

■このところ、知人の訃報があいつぐ。いずれも「マスコミ関係者」で60歳前後。死因は癌である。本日訃報を聞いた演出家のY氏とは、何本かの帯ドラマなどで仕事をした仲である。芸術祭などで何度も賞をとったY氏はラジオ育ちで、ドラマの初演出はぼくの書いた脚本であった、と記憶している。大酒呑みでチェーンスモーカーでもあり、健康にほとんどかまわない「ワーカーホリック」でもあった。最近連絡をとっていないので、電話でもしてみようかと思っていた矢先のことで、訃報を聞いて愕然とした。合掌。
by katorishu | 2008-06-17 22:15 | 社会問題