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 3月31日(木)
■昨日、銀座へいったところ、いつも外国人で賑わう四丁目の交差点あたりに外国人の姿がなかった。欧米人はもちろん、中国人、韓国人も急減している。以前は界隈を歩いていると中国語がよく耳にはいったのだが、30分ほど界隈を歩いたのに中国語を一度も耳にしなかった。外国人が逃げ出しているのである。観光客も日本は危険だとして訪れない。外国とのつながりの中で生きる日本にとって、深刻な事態である。

■試写会を見るために銀座にいったのだが、予定が変更になったので、ベニスを舞台にしたハリウッド映画『ツーリスト』を有楽町で見た。アンジエリーナ・ジョリーとジョニー・デップが主演。『善き人のためのソナタ』をつくったドイツ系のフロリアン・ヘンケル・ドナースマルク監督作品。05年制作のフランス映画『アントニー・シマー』のリメイク映画だ。

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by katorishu | 2011-03-31 10:49 | 映画演劇
3月29日(火)
■本日も福島原発事故が最大の焦点に。さすがにマスコミも当初のように東電、政府の発表を鵜呑みにして「安全、安全」とオウム返しのようにいわなくなった。最初から最悪の事態を考え、適切な手をうってきたら、こんな事態は避けられたのではないか。

■テレビ朝日、報道ステーションに出ていた原子工学の専門家が「もう原子工学の専門家のあつかう分野を越えている。大量の水の処理などは、原子工学の専門家にはよくわからない。他の分野の専門家の知恵を借りて対処すべき事態」と話していた。

■東電と政府の対策は軍隊でいえば典型的な「逐次投入」であり、これは戦術としてもっとも拙劣なやり方だ。10万トンクラスのタンカーをもってきて対処することもあり得る。対象の専門家以外の人の視点、視角が必要なのだが、政府の対策チームはそこまで思いがいっていないようで、心許ない。

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by katorishu | 2011-03-30 02:08 | 社会問題
3月28日(月)
■福島の原発事故、発生から2週間以上たつのに収束にむかうどころか、ますます混迷をふかめている。この10年というより20年ほど日本の劣化が次第に顕著になってきているが、この事故はそれを象徴するものといってよい。

■戦後ニッポンというシステムが機能不全に陥ったということである。政治や経済ばかりでなく社会、教育、福祉等々、根っこから変えていく時にきている。どう変えていくか、そう簡単にいえることではない。ある層・ある人たちにとって利益のあることが、ある層・ある人たちにとっては不利益になる。誰かが得をすれば誰かが損をする。それが人間社会の悲しい現実である。

■じっさい、社会を構成するあらゆる人が等しく幸福になり満足感にひたれることことなど、夢物語である。もしかして幸福の総量は決まっていて、ある人が過剰に幸福になると、そのしわ寄せが他にいくのかもしれない。土地や資源、マネーなどばかりでなく、恋愛など心の部分においても、そういうことである。一人の女性を二人の男性が恋したとする。いろいろあって、ある男性が彼女のハートをとらえ幸せな気分になると、他の男性は逆に失意に沈む。男性二人が共にハッピーにはなり得ない。

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by katorishu | 2011-03-28 00:36 | 政治
 3月27日(日)
■街で人が話している話題も9割方、大地震と原発の話だ。無理もない。太平洋戦争以来、日本人が体験した最大の事件といっていいだろう。可能性としてはあり得たことだが、誰もここまでの災害は想像していなかった。まさに「悪夢」が実現してしまったのである。

■本日はじめて知ったのだが、3月26日に公開予定の中国映画『唐山大地震』が公開延期になったそうだ。試写で見て、大変感動した。冒頭の地震で建物が破壊されるシーンも、「ハリウッド映画」を思わせる迫力あるものであった。が、この映画の真価はそのあとの地震によって分裂してしまった家族の運命の物語にある。涙なしに見られない、巧緻に仕組まれた作品で、中国映画の到達点をシンボリックに示すものだ。

■当ブログの「映画演劇」の項目にすでに記しているので、興味のある方はそちらに目を通していただきたい。またハリウッド映画『ヒアアフター』も上映打ち切りになったらしい。こちらも冒頭、インドネシアの大津波を思わせる破壊的なシーンがある。映画館で見たが大変な迫力であった。ところが、である。現実にテレビで見た三陸海岸を襲った黒い津波に比べれば、どうということもない。それほど現実の津波は想像を越えた凄まじいものだった。

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by katorishu | 2011-03-26 21:47 | 文化一般
3月25日(金)
■午後10時ごろ炬燵で仮眠して、目がさめると午前2時。寝ぼけ眼でこれを書いている。福島の原発事故、放射能は相変わらず漏れつづけているが、電源が通じて、やや小康をたもっている状態か。昨日、週刊文春を久々に買った。東電の無責任な「自己保身」の姿勢が、地震直後の適切な対応の遅れをいかにしてもたらしたか、具体例をあげて指摘している。ある種「アマチュア政権」の管内閣の対応も、お粗末きわまりないとし批判している。

■詳細は文春を読んでいただくとして、震災発生以来、うんざりすることの連続であり、こんな調子では早晩日本は駄目になると、多くの日本人が思ったに違いない。じっさい戦後最大の危機といってよい。被災者、亡くなった方には申し訳ないが、「危機こそ最大のチャンス」という前向きの姿勢で困難を克服していく以外に、日本の明日はない、と考える。

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by katorishu | 2011-03-25 04:27 | 社会問題
3月23日(水)
■福島原発危機、3号機をのぞき電源の接続ができ、とりあえず危機は回避できたようだ。しかし、放射能漏れはつづいているし、安心できる状態ではない。今後、心配なのは「電力不足」からくる経済停滞である。こういう事態にならなくとも、電力の節約は必要なことで、これまであまりに野放図に使われてきた。

■原子力発電に頼ったからである。クリーンエネルギーであるとして、今後一層、原子力発電を増やそうという計画があるようで、長い間、原発をつくることをタブー視されたアメリカでも、オバマ大統領が率先して原子力発電を採用すると宣言していた。それが、今度の福島原発の大事故で、どうなるかわからなくなった。電力においても「大量発電・大量供給」という図式が崩れたといってよい。では、電力不足をどうやって補うのか。

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by katorishu | 2011-03-23 00:49 | 社会問題
 3月22日(火)
■昨日は浜町の明治座に「川中美幸・天空の夢」をカミサンと見に行った。演出、脚本、音楽、そして出演者の何人かと「飲み友達」でもあり、心をリラックスさせるためもあって行った。普段、舞台は中劇場か小劇場での公演しかみないが、ときには商業演劇も悪くない。こちらには独特の雰囲気があり、多くの人に「楽しんでもらう」一点に集約して作られているので、素朴に楽しめる。

■芝居と歌の二本立てになっていて、両方とも川中美幸色でそめられている。彼女がエンターテイナーとして一流の才の持ち主であるこを再確認した。今年85歳になってまだ現役で「川中」というお好み焼き屋(渋谷にあり、何度か行ったことがある)をやっているお母さんの話をまじえた「語り」のうまさは大変なものだ。大地震の影響で3分の1が休演になり、関係者は冷や汗ものであろうが、中身は充分癒しになった。

■大地震のあとの福島原発の事故も未だ解決せず、「計画停電」などもあって東日本はどこもかしこも『自粛』である。なにか事を起こすと、この時代、電力を消費する。したがって、イベントほか催しも自粛し、みんな冬眠のようにじっとしているべきという風潮が急速にひろまっている。

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by katorishu | 2011-03-22 10:13 | 社会問題
 3月21日(月)
■東京は久々の冷たい雨。最大の関心は大地震関係のことだが、連休明けからは経済活動を活発化させないと、東北、関東圏ばかりでなく日本全体がゆっくりと沈んでいく。大動脈の電力をどう供給するか、喫緊の問題である。原子力発電に今後期待できないとすると・・・厄介でもある。連休明けの明日からまた混乱、混迷がはじまる。

■今こそ政治の強いリーダーシップと胆力、信頼感が大事なのだが、現政権にその力があるかどうか、極めて心許ない。昨日発売の週刊ポストにジャーナリストの上杉隆氏が『菅報複合体が「人災」をもたらした』という記事が載っている。記事によれば、枝野官房長官は記者会見で原発事故について当初から「過小発表」をつづけてきたが、海外メディアのABCやBBCは「危機的状況」と報じてきた。その点について、上杉氏は政府に海外メディアが間違っているのでしょうかと、まずツイッターで問うた。そして記者会見に海外メディアもいれるべきと繰り返し要請したのだが、政府は逆に事態発生直後から海外メディアやフリーのジャーナリストを締め出した。

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by katorishu | 2011-03-21 11:36 | マスメディア
 3月19日(土)
■当ブログはエキサイトブログを使用しているが、午前10時ごろから9時間近く、うまく表示できない状態が続いた。みずほ銀行のATMも大地震とは関係がないのに不具合が生じた。日本のいたるところに不具合、劣化が生じている。そして、天災である。今後、人災の面も浮き彫りになってくるだろう。いぜんとして被災者の実数もわからず、援助が不十分である。この寒空で飢えや空腹、それ以上に喪失感に打ちのめされているであろう被災者のことを思うと、胸が痛む。なんとか頑張ってほしい。

■本日、CSの朝日ニュースターの「パックインジャーナル」にゲスト出演した元東芝の技術者で福島原発の炉の設計にあたった後藤氏が、大変わかりやすく今度の大事故の問題点を指摘していた。設計当時には思いもよらなかった大津波がきたことが惨事の一因だが、後藤氏は現役時代に、地震や津波などによる炉のトラブルの可能性や危険性を指摘したこともあるそうだ。が、当時は「なにを見当違いのことを」といわんばかりの扱いで、一顧だにされなかった。

■大地震が発生し福島原発に被害がでたときき、後藤氏は大変危惧を抱いたそうである。現実に炉の設計にあたっていたので、炉の強みも弱みもよくわかっている。東大教授など大学の研究者がテレビなどで楽観論をいいたてていることに危惧を抱いたに違いない。建屋の破壊などの情報が伝わってきたと聞き、直ちにこれは大変なことになると認識したそうだ。ところが東電や政府の姿勢はしまらない。菅総理は福島原発にとび、東電の技術者にどんな情報を注入されたかわからないが、早々と「安全宣言」をした。それが結果的に自衛隊や消防隊までもミスリードすることになり、対策が後手後手になった。

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by katorishu | 2011-03-19 20:54 | 文化一般
3月17日(木)
■東北・関東大震災が勃発したあと、テレビも新聞もこれに関係する報道一色といっていい。以前であったら、テレビが速報性のナンバー1で、大変な威力を発揮した。テレビと新聞、さらにラジオ以外に遠隔地で起こった事態を把握しようがなかった。

■ところが、今回は様相を異にした。Webの存在である。現場の状況を伝える即効性ではツイッターが大変な役割を演じた、といっていいだろう。一ヶ月ほど前からツイッターを利用しているので、今回の災害にあたってツイッターからの情報にかなり頼った。

■なにより現場の当事者から時々刻々と伝えられる。ツイッターの最大の強みである。政治家や識者、企業も積極的に利用していて、玉石混淆ながら多くは貴重な情報である。少なくともぼくがフォローしているツイッターからの情報については大いに役だった。情報の収集手段が画期的に変わったといってよい。



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by katorishu | 2011-03-18 00:07 | 文化一般