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<   2011年 06月 ( 13 )   > この月の画像一覧

6月28日(火)
■被災地の復興は進まず、福島原発の放射能漏れも終わりが見えない。そんな中、永田町では菅首相のあとの総理の椅子をめぐって、さまざまな勢力がうごめいているようだ。魑魅魍魎という言葉があるが、まさにそんな類のもの。権力欲旺盛な人たちのあさましさはいつの時代もかわらない。

■政治がたいして機能していないのだし、いっそ解散総選挙をやってほしいものだ。「脱原発」問題も大きな争点になるだろう。公務員制度改革や年金問題そのほか諸々、争点はありすぎる。自民も民主も党内はひとつの党とは思えないくらい、てんでんばらばらである。テレビによく登場するタレントまがいの人が高得票で当選するが、そういう人に投票する人が、ぼくには信じがたい。投票するのは国民である。投票する国民の「民度」といったものが今問われている。

■テレビのゴールデンアワーに相変わらず流れている、どうでもいい、学芸会レベルの番組の数々。この一週間ほどテレビを見ないが、なんのさしさわりもない。もっともBSやCSやBBCなどは時折見ているが。見ても見なくてもいいものは、見ない方がいいに決まっている。その間、読書もできるし、映画のDVDを見ることもできる。ほかにもいくらでもすることがある。

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by katorishu | 2011-06-28 21:09 | 文化一般
 6月27日(月)
■このところ疲れがたまり、当ブログを記す気になれなかった。物理的にも余裕がなく、ただ時間ばかりが大変な早さで過ぎていく、といった印象だ。そんななか、一昨日は四谷の主婦会館で「3・11以後、わたしたたちはどう生きるか』というタイトルのシンポジウムに顔を出した。辻井喬、沢地久枝、鎌田慧氏が登場。興味深い話をされた。

■昨日は水道橋の宝生能楽堂で能「望月」を見た。知人の能楽師、奥川恒治の会の公演。こんな物語だ。信濃の国の安田友治は望月秋長に口論の末殺される。友治の母子は望月一族の目を逃れ諸国を放浪する。そんな折り泊まった兜屋という宿。その宿の主人は友治の家臣の小沢友房だった。思いがけぬ再開に喜びあう。折しも、その夜、なにかに導かれたかのように、夫を殺害した望月秋長が兜屋に泊まるという巡り合わせ。夫の父の主人の仇討ちがはじまり、計略で見事成就する・・・といった物語。

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by katorishu | 2011-06-27 06:09 | 映画演劇
 6月22日(水)
■テレビを中心に「素人芸」のオンパレードといった趣だが、プロ中のプロの演技は素人芸とは明らかに違う。特に比較的小規模の生の舞台では、肉声で演じるので素人とプロの優劣の差は歴然だ。渋谷のBunkamuraのシアターコクーンで上演中の「渋谷・コクーン歌舞伎・盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」を見た。伝統芸の歌舞伎にモダニズム風の味わいを加味した独特の風合いの舞台で、演出美術は串田和美。出演は中村橋之助、尾上菊之助、中村勘太郎ほか。

■いわゆる「世話物」で鶴屋南北独特の妖美と凄惨な殺しの場面が圧巻。「怖くて」「妖しい」独特の世界を描き出している。『忠臣蔵』で有名な不破数右衛門が薩摩源五兵衛に身をやつし金策をするが、三五郎(実は徳右衛門倅千太郎)に百両を騙し取られる屈辱。彼は凄惨な殺人鬼と化す。そんな源五兵衛が元の数右衛門に戻って晴れて討ち入りに・・・といった結末。

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by katorishu | 2011-06-22 06:02 | 映画演劇
 6月20日(月)
■世界には数多くの「地震神話」といったものがある。大風や稲津も怖いが、拠って立つ基盤がゆれ海が盛り上がってせめてくる。そのことに古代の人々がどれほどの恐怖を覚えたか、はかりしれない。神話学者の大林太良氏によると、神話は大きくわけて7つに分類される。

■1)は大地を支えている動物が身動きすると地震がおこる。
  これはさらに細分化され、a)世界牛が動くと地震がおきる。b)世界をとりまく、あるいは支える蛇が動くと地震がおきる。c)世界魚が動くと地震がおきる。
 2)大地を支える神あるいは巨人が動くと地震がおきる。
 3)世界を支える柱あるいは紐を動かすと地震がおきる。 
 4)男女の神あるいは精霊が性交すると地震がおきる。
 5)地震がおきると人々は「われわれはまだ生きている」と叫んで、地震をおこす祖先や神の注意を喚起して、地震をやめさす。

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by katorishu | 2011-06-20 22:52 | 文化一般
 6月18日(土)
■昨夜は月1回、渋谷で行われる「勉強会」。仕事の都合で出席できないかと思ったが、後半出席できた。能楽師の奥川さんが講師。能についての基本的な予備知識や26日に宝生能楽堂で行われる能の「望月」についてわかりやすく解説してくれた。最後に「謡い」の一節を指導。じっさいに奥川さんが発生すると、会場の空気が張り詰めたものになる。プロは違う、とあらためて実感。奥川さんの指導にあわせて腹の底から声をだした。

■これは健康にもいいし、脳の活性化にもつながると思った。能舞台で演じられるのを遠望するのもいいが、小さな会議室でプロの能楽師が発する声もいい。やはり「プロ中のプロ」、「長い伝統にのっとった芸」であるだけに、昨今さわがれているアマチュアに限りなく近い芸能関係者の、付け焼き刃とはまるで違う。

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by katorishu | 2011-06-18 07:55 | 文化一般
 6月16日(木)
■このところ「早寝早起き」を心がけている。といっても夜の12時ごろ寝て早朝6時ごろ目がさめ、慢性的に睡眠不足がつづいている状態だが。仕事の準備がらみで膨大な資料を読む必要があり、眼精疲労も甚だしく偏頭痛もする。いくつかの図書館で借りている本だけで20数冊。アマゾンなどでこの1ヶ月に購入した本も30冊近い。それにコピー資料。「知の宝庫」「知の記憶」と格闘するのは楽しく、気持ちが弾むので、嫌ということはないが、目と脳の疲れについては、いかんともしがたい。

■脳の疲れには睡眠がなによりの「薬」だが、子供のころから不眠症気味なので、ことはそう簡単ではない。こういうときには、少々ばからしい映画を暗い映画館で見るとよい。マスコミ試写の案内がきていたので東銀座の松竹試写室にでかけた。『ラスト・エクソシズム』。製作はホラー映画の話題作をつくり続けているイーライ・ロス。監督はドイツ出身でドキュメンタリーもつくるダニエル・スタム。ルイジアナ州のバトン・ルージュが舞台で、エクソシズム(悪魔祓い)の儀式の真実をあばくドキュメンタリーへの出演を決めた地元で有名な聖職者の牧師が、じっさいに赴いた村で「悪夢のような体験をするという物語。

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by katorishu | 2011-06-16 08:37 | 映画演劇
 6月15日(水)
■東日本大震災後3ヶ月以上たつのに復興はあまり進んでいないようだ。被災地があまりに広く、被災者数も多いうえ、原発事故が重なっている。まさに太平洋戦争以来、最大の「国難」であるといってよい。こういう時こそ政治が強いリーダーシップを発揮してダイナミックな施策をしなければいけないのに、場当たり的なことばかり。

■菅氏が政権交代の最大の立役者の小沢一郎氏を排除したところから、今の政権の「ダッチロール」は予想されたが、そのしわ寄せで苦しみを味わう多くの国民には迷惑そのもの。政治は結果である。いくら「ご清潔」で「理想論」をかかげても、実効性に乏しく多くの国民に不幸をもたらすのなら、それだけで失格。政治の面を見ていると先行き暗くなる。

■このところずっと「言葉」に関連する本を読み続けている。昨日六本木の本屋で買った『日本後の「常識」を疑う』(鈴木貞美著。平凡社新書)が面白い。言語学者による日本語論は大野晋氏のものをのぞいてどうも読みづらい。鈴木の氏の本は「文化史」の観点から日本語の特質に迫り、従来の「常識」をひっくりかえす観点も備えていて、蒙を啓かれる。

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by katorishu | 2011-06-15 06:43 | 文化一般
 6月14日(火)
■東京の暮らしは表面的には3月11日以前にもどりつつある。しかし、目に見えないところで傷は深くなっているようだ。放射能汚染の問題もあるが、ポイントは経済である。中小零細ばかりでなく大手企業でも一部をのぞいて売り上げが減っており、資金繰りに苦しんでいるところも多い。

■デフレがつづいているので、年金生活者には「あまり悪い状態」ではないのかもしれないが。(もっとも国民年金だけで暮らす人には低位安定でかつかつの生活が続いている)。この窮状から脱するためにはとにかく経済を活性化するしかない。アメリカの対日戦略の影響下で「繁栄」を享受してきた日本は依然として、アメリカのご機嫌伺いをしながら政治の舵取りを行っている。

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by katorishu | 2011-06-14 08:03 | 社会問題
6月12日(日)
■ソウルでのアジア・ドラマ・カンファレンスに出席した。日本をはじめ韓国、台湾、北京、上海などから脚本家や制作者が「アジアのハイブリッドドラマ」の可能性をさぐる討議をした。ぼくとしては「本番」は公式の会議が終わったあとの飲み会での議論。ホテル近くの居酒屋で連夜マッコリを飲みながら議論をした。

■カンファレンスではあまり発言の機会がなかったので、そのかわりに居酒屋では多弁になる。某新聞の編集委員氏や元NHKの某氏、元文科省の役人で今は映画評論家の某氏などと、論断風発、言いたいことを言い合った。日本の文化政策からドラマ、映画等々。ときに意見が対立したが、思いのたけをかなりの程度発散したので、ストレス解消になった。

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by katorishu | 2011-06-12 22:37 | 文化一般

本日からソウルへ

 6月8日(水)
■このところ何かと忙しく当ブログを毎日書くことができない。本日、これからソウルへ。アジア・ドラマ・カンファレンスへ出席のため。11日まで。日本、韓国、中国ほのドラマ制作者、脚本家が参加。中国からは北京、上海、香港、台湾とそれぞれ代表が。ボーダレス化時代、ドラマも国内を対象にしてつくっていたのではじり貧になる。そんな危機感から、当初は日韓の脚本家の交流からはじめ、今回はプロデューサー主体の会議。

■野次馬根性がいぜん旺盛なぼくは、各国のドラマ事情を中心にさぐり、アジアのドラマ作家、制作関係者との交流に主眼をおきたい。びっしり予定が組まれており、自由時間はほとんどないが、得られるものはあるはず。そろそろ家を出なければならないので、このへんで。
by katorishu | 2011-06-08 06:51 | マスメディア