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 10月31日(月)
■パナソニックがテレビ事業から撤退し、大幅な赤字決算になる見込みだという。円高も響いたと思うが、グローバリゼーションの当然の帰結であるともいえる。他の企業の多くも大同小異。今後、「日本というシステム」も根本から変更を迫られるだろう。折からTPPへの参加問題で政界にも賛否が渦巻いている。これに参加すると、いっそうアメリカ式市場原理主義の波が日本を襲ってくる可能性が強い。

■推進派は農業問題に特化してTPPに参加すれば農産物、とくにコメの値段が劇的に安くなると喧伝している。政府は情報を小出しにしか出さないが、このTPPには医療や弁護士、知的所有権等々、従来よりアメリカが日本に毎年要請している年次計画書の内容が織り込まれている。要するに金融は保険などもふくめたアメリカの産品を、日本に大量に輸出したいがためにこそ積極的に日本の働きかけているのである。

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by katorishu | 2011-10-31 23:09 | 政治
 10月27日(木)
■あらゆる文化資料類をデジタル化して保存するとともに有効利用していく試みがはじまっている。その運動にちょっと関わっているので、デジタル化には大変関心をもっている。ポイントはキーワード検索である。本日、キーワード検索の利点を肌で感じた。ノンフィクション執筆の資料として1980年代にでたある本をぜひ読みたいと思ったのだが、その本が手にはいらない。いくつもの図書館の蔵書検索をしたのだが、なぜか保存していない。(大変中身の濃い意義のある本なのに信じられない!)

■国会図書館には1冊あるようだが、関西館にあるものの東京の本館にはないようだ。取り寄せてもらうことは可能かどうか、問い合わせようと思ったとき、そうだ東京都の都立区立図書館の「横断検索」があることを思い出し、検索してみた。キーワードを入力して調べたところ、たった1館、墨田区内のあずま図書館が保存していた。開館日であることを確認し足を運んだ。まず亀戸までいきそこから曳舟行きの東武線にのり小村井という小さな駅でおりた。亀戸にいくのも初めてである。長く東京に住んでいながら墨田区に足を踏み入れたのも数度しかないのではないか。それほど「城東地区」は縁が薄い。

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by katorishu | 2011-10-27 21:11 | 文化一般
 10月26日(水)
■有楽町の国際フォーラムの会議室で社団法人日本放送作家協会の臨時総会が開かれた。来年四月から一般法人になるため定款をかえる必要があり、その承認を得るための臨時総会。満場一致で新しい定款が採択された。終わって地方支部からいらした九州や北海道、大阪、名古屋等の「支部長」と珈琲を飲みながら意見交換。地方と東京ではいろいろな点で「温度差」があることを再認識。マスメディア関係者はどうしても東京を中心に考える思考からぬけられない。注意すべき点である。

■ロイターの伝えるところでは、アメリカ議会予算局は25日、米国人口の1%とされる最富裕層の収入が、1979─2007年の期間にほぼ3倍となり、他の所得層の収入伸び率ペースをはるかに上回ったとの報告書を発表した。リポートは「人口の1%に当たる最高所得層については、納税後の平均実質家計収入が、1979─2007年の期間に275%増加した」という。

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by katorishu | 2011-10-26 22:47 | 社会問題
 10月25日(火)
■近年、テレビの連続ドラマ化したものの映画化が目立つ。しかも原作がコミック。それだけで敢えて映画館に足を運んで見る気がしなくなるが、なかには映画作品として上出来のものがある。ぼくの見た範囲では『八日目の蝉』がそうだった。たまたま時間があいたので品川プリンスシネマで『ツレがうつになりまして』(佐々部清監督、青島武シナリオ、宮崎あおい、堺雅人主演)を見た。確か藤原紀香主演でNHKの連続ドラマとして流れていた。

■この映画はテレビドラマとは主人公役も作り手もまったく違う。同じなのは細川貂々の同名のコミックエッセー。結婚5年目にして鬱病にかかった夫を、漫画家である妻の立場から描いたものだ。地味ながら多少ファンタジーの要素を加えて丁寧に描いていて、ひきこまれる。先行き不安だらけで明るさの少ない社会である。鬱病ないしその予備軍は膨大な数にのぼっているに違いない。鬱病にかかる人は生真面目で几帳面な人に多いといわれる。本映画でも堺雅人演じる「ツレ」は生真面目一方。ある日、体の変調をおこし、会社でもミスをしたりして、自分が社会に用なきものと思い込む。不眠がつづき憂鬱でなにもしたくなくなる。そんな夫を、「売れない漫画家」である妻が、いかにも彼女らしい独特の味をだして支える。

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by katorishu | 2011-10-25 09:46 | 映画演劇
10月24日(月)
■季節の変わり目は体調をこわしやすい。昨日、北千住で6時間もほぼぶっつづけの会議があり、かなり疲れた。精神的というより肉体的に疲れた。もっとも疲労が激しいのは目である。パソコンに向かう時間は以前にくらべ減っているが、その分、資料読みに使う。膨大な資料を集めたので、それを読みこなすだけで時間をくってしまい、なかなか実質的な原稿執筆にはいれない。で、焦るのだが、どうなるものでもない。

■アメリカのオバマ大統領は「金」にかわって「食糧」によって世界制覇をねらっているようだ。金融システムが破綻し、アメリカの劣化が明らかになり、その悪影響は世界におよんでいる。劣勢を挽回するためアメリカが力をいれているのが、TPP(環太平洋協力連携協議)である。軍事大国アメリカはじつは「食糧大国」であり、農民が強い政治力をもっている。南北戦争でも明らかであったが、農民が多い南部は保守的であり、伝統的に人種差別が強かったところだ。

■TPPを受け入れたら、日本の農業など壊滅する可能性が高い。日本の農業には問題点も多く、根本的に変えていかねければいけない点も多いが、なにもアメリカの「餌食」になることはない。食こそ命の根源であり、ここは守っていかなければいけないのに。野田政権がアメリカや外務省、財務省の言いなりになっていることが、ますます顕著になってきた。やはり、官とアメリカにNOをいえる気概のある政治家が主導しないといけないのに、マスコミの巧みな誘導もあって、その機会をつぶしてしまった日本。 「震災復興バブル」でこれから経済は一時的に活性化するが、所詮は徒花であり、最終的にかずかずのツケをまわされて苦しむのは国民。この構図が見えていない人が多すぎる。見えていて、敢えてそれにのろうとうする人はシステムで利益を得ている人なのでしょう。かくて、日本は静かに壊れていく。
by katorishu | 2011-10-24 08:52 | 政治
 10月21日(金)
■このところ寝不足が続いているせいか、心身ともに疲れている。宮沢賢治はじめ現代の童話を読もうとしたところ、どうも内容がすっと入ってこない。ノンフィクションだと疲れていても比較的すっと頭にはいってくるのだが。よくないことは、すべて寝不足のせいにしておこう。昨日は、放送作家協会とNHKの共催による第36回創作テレビドラマ大賞の最終審査会があり、去年にひきつづき司会をした。脚本家5人とNHKおよびNHKエンタープライズのプロデューサー、ディレクター5人、計10人による選考。毎度のことながら審査員の評価が別れた。どこに目をつけるか、どの観点からみていくかで、作品の評価が180度変わる。スポーツなどと違って「絶対的基準」があるわけではないので、賞をとるとらないは、多分に運に左右される、とぼく個人はいつも思っている。

■2時間ほどで選考が終わり、大賞がでた。そのあと雑誌の「月刊ドラマ」のためにあらためて小一時間、選考を再現する。雑誌のページに適度におさまるようにしつつ、審査員の意見、批評を、雑誌の読者の興味をつなぐように配慮しつつの司会。10人が何をいったか概略頭にいれておかなきればいけないし、脳機能をフル活動させることになる。寝不足だと脳機能は半分ぐらいしか働かないので、内容の要約をとりちがえたり、いくつかミスもした。ただ「生放送」でも「ライブ」でもないので、そこは編集者が適当に案配してくれるだろう。

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by katorishu | 2011-10-21 20:43 | 映画演劇
 10月19日(水)
■よく、労働政策そのほかで、「そんな政策を実行したら、日本の企業が外国にいってしまう」といった脅しともとれることを、政治家や官僚、ご用学者が口にする。彼らは国外に生産拠点を移すことにともなう多大なリスクを閑却している。タイの大洪水で日本系企業も多大の被害を受けているようだ。世界で日本ほど安全な国はないいといってよい。夜中に女性が一人で歩いても犯罪にほとんどまきこまれない。そんな国は世界を見渡してもほとんどない。まさに日本が誇るべきことである。

■中国でも東南アジアでもいい、外国に生産拠点をうつすことで、思いがけぬマイナスの事態に直面する確率は国内に比べ、数十倍高いのではないか。政変や暴動、法律の改変等々、外国に逃げた企業がどれほど重いリスクを背負うことになるか。そのことについて、「そんなことをしたら企業が外国に逃げる」などという人は敢えて言及しない。

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by katorishu | 2011-10-19 23:16 | 社会問題
 10月15日(土)
■銀座の三井ホールでの北山修の「きたやまおさむ アカデミックシアター2011」に足を運んだ。知り合いが主催しているのでいったのだが、3時間近くを楽しくかつ有意義に過ごせた。北山修といえば一時期、フォーククルーセーダーで一世を風靡した人だ。今は精神科医としての活動のほか、九州大学の教授をしており、このたび定年退職をしたばかり。熱烈なファンがいることを改めて確認した。本日のテーマは日本人になぜ自殺が多いが、それはなぜなのか、古事記など日本の神話、鶴の恩返しの民話などを分析すると共にフロイトのエディプスコンプレックスを引用し、わかりやすく解説してくれた。

■ときにジョークをまじえ、明快に語る。日本では伝統的にパッと散ることを潔しとし、水に流す禊ぎなど、消えていくことの美学があるが、今はそんな日本人式の美学に敢えて逆らうべき時に来ているのでは、というのが北山氏の主張である。「われ、悲しみは水に流さず」を強調していた。古事記や日本書紀の神話や鶴の恩返しの民話などを例に、フロイトの精神分析の理論などを適用して大変わかりやすく解説し、人を飽きさせない。エンターテイナーでもあるのだな、と思った。連載原稿執筆のため、たまたま日本神話やフロイトを読み込んでいたので、興味深く聞いた。

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by katorishu | 2011-10-16 00:14 | 映画演劇
 10月14日(金)
■世田谷の放射能汚染はどうやら福島原発事故とは関係がないようだ。放射能汚染に多くの人が相当過敏になっている。専門家によっていうことがまちまちだし、じっさい何を信じて良いかわからない。残り時間の少ない年寄りはあまり関係がないが、赤ちゃんや小さな子供をもつ親は気になって仕方がないのではないか。野田内閣は東電の膨大な補償問題をどうする気だろう。発電と送電の分離も、いつの間にか曖昧になっている。新聞や週刊誌の報道を見る限り、野田内閣が財務省の「あやつり」政権ということは、どうやらはっきりしてきた。マスメディアはあまり批判をしない。面妖なことである。

■このところ、「飲み会」が多い。体質的にアルコールに弱いぼくなど、連日だと相当疲労する。憂き世の義理で断りづらかったり、一方、旧知の連中と雑談することで、思わぬ発見もあるし、なにかが新しくはじまらないとも限らないので、生来のつきあいのよさで顔をだす。昨夜は午年生まれの人のあつまり「いななき会」が6、7年ぶりに新宿で行われるというので、顔をだした。予想より少なく6人ほど。職業は漫画家、作曲家、編集者、元検察庁の幹部氏等々。みんないい年だが、なにか新しいことをやろうという意欲に燃えていた。具体的にいくつかの案がもちあがり、大いに盛り上がった。それぞれが「才」をもちよれば、まだいろいろなことが出来る。

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by katorishu | 2011-10-14 20:10 | 政治
 10月11日(火)
■いろいろと調べものをしなければならないのだが、どうも時間がない。なんとか都合をつけて品川図書館にいき、その足で国会図書館へ。本日は昭和前期の文藝春秋の記事をマイクロフィルムで見て、コピーをお願いするだけで、昼間の時間はなくなってしまった。文字を大きくしたほうが読みやすいかとA3の用紙にと頼んだら、たちまちコピー料金が1万円近くになりそうになったので、半分の値段ですむA4に変更してもらった。それはともかく、古い資料をあさっているだけでわくわくすることが多い。そこには先人の生き方や魂がこもっている。なるほど、こんなことがあったのか、こんなことを考えていたのか等々、さまざまに想像がふくらみ、興味が尽きない。

■新しく出版される本より、昔の資料を読むほうが数倍面白いというものだ。。膨大な資料を駆使して文書を書くのは肉体労働そのもので、大変だが。夕方、新宿の小さな映画館で上映されているドキュメント「新宿ムーラン・ルージュ」を見るつもりであったが、疲れすぎているのでやめた。かわりにカミサンと落ち合って中華料理を食べた。昼は国会図書館内の食堂で「国会丼」を食べた。どんなものかと思ったら、牛丼にカレーと半熟卵のかかった、ちょっと異様な食べ物。500円なので、ま、しようがないか。

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by katorishu | 2011-10-11 23:26 | 文化一般