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 12月31日(土)
■大晦日である。一年を振り返って心から今年は良い年であったということが最近絶えてないので、ま、こんなもんかなと思うことにする。大掃除とはいかないが、小掃除をした。書類や資料を整理していると、古い銀行通帳がでてきた。そこに並んでいる数字を見て嘆息する。今と桁がちがう。かなり「売れっ子作家」であったのだなと思う。1年365日、ほとんど仕事をしていたし、1年のうち数ヶ月はホテルに缶詰になり、時に複数の連続ドラマなどを書きまくっていたので、むべなるかなである。

■こんなに仕事をしていいのかな、と思ったこともあり、セーブをしなければと仕事場を郊外にうつし、読書をしたり1年近く休眠状態であった。とたんに仕事が激減しましたね。同じ時期、萩本欽一さんが1年間仕事を休んだら、仕事がほとんどなくなったと聞いた。あんなに著名であった人でもそうなのか、といささかショックでありました。テレビとはそういう業界であったのか、と得心し活字に軸足を移した。ところが、こちらも斜陽になり、とにかく「売れる」ものしか出さなくなった。「香取さんのは文化論であり、高級すぎてあまり売れないのですよ」とほめられているのか、けなされているのかわからないような編集者の言葉。

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by katorishu | 2011-12-31 22:58 | 個人的な問題
 12月28日(水)
■仕事おさめ、だそうだ。勤めているときもフリーになってからも、暮れと正月をまるまる休むということは、ほとんどなかった。気分がのってきたら仕事をし、気がのらないときは、ふらふらと街へでて、映画を見たり、資料をあさったり、人にあって意見交換したりしする。昨日は神保町でこの一年お世話になった方々と率直な意見交換をかねた忘年会。神保町にいくと、つい古書を買ってしまう。木綿の袋がはちきれそう。本は面白い。ぱらぱらとめくるだけでワクワクする。

■ある人にすすめられたこともあって「新感覚」の時代小説にチャレンジしようかと思っている。「月とカラス」というタイトルは決まっているのだが、資料を読み込んでも、なかなか出だしがきまらない。「画期的なものを」と肩に力がはいりすぎているのかもしれない。テレビに長くかかわってきて改めて思うのだが、文化はやはり「言葉」であるなと思う。日本の劣化をすくうためには「知の復権」、これにつきる、と本日も電話で、かつて勤めていたテレビ局の先輩と話した。

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by katorishu | 2011-12-28 23:16 | 社会問題
 12月26日(月)
■「現実」に目をしっかりと向けて、そこから何か明るい未来を展望できるといいのだが、現状の日本では、どうもその展望が生まれにくい。こういうときは、やはり過去の歴史に目をむけることだ。ぼくのなかの「一般教養」で欠けているのは「古典」、それも日本の古典文学についての知識だ。若いころから外来の新しい文化に強い関心をもち、そちらを吸収することにエネルギーを費やした。というのは、弁解であって、要するに怠惰であったのだが、日本の過去についてはあまりに知らなすぎた。

■ある年齢に達してから、それに気づいてあらためて勉強をはじめたが、せいぜい、明治から、江戸時代、よくて戦国時代あたりまでが精一杯。中世や平安、大和朝廷時代のこととなると、ほとんど「教科書」的内容の域をでない。先年、『聖徳太子スペシャル』という大型テレビ番組の構成とドラマ部分を担当したことがあり、聖徳太子関連の資料はかなり読み込んだ。しかし、それも政治的な動きがメインで、当時の文学や文化については、あまりに知識がなさすぎた。とくに日本文学というより世界文学の誇るべき遺産である『源氏物語』については、その概略は知っているが、ほとんど読んでいない。
 『源氏物語』の成立の謎をあつかった映画が出来た。原作者ならびに脚本担当が高山由紀子さんというので、見なくてはと思った。

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by katorishu | 2011-12-27 03:27 | 映画演劇
 12月23日(金)
■iPhone、バッテリーの不具合がつづき、携帯はほかにもっていないので、仕事にもさしさわりがでる。で、銀座のアップル直営店に足を運んだ。長く待たされるかと思ったら、4階のテクニカルセンターで15分くらいで新品のiPhoneと交換してくれた。従業員も多く、みんなきびきびとして気持ちがよい。交換の値段も、大井町のソフトバンクでは9000円以上するといわれたが、銀座のアップル直営店では68000円。やっぱり直営店にいかないと駄目、とあらためて思ったことだった。

■アップルへについての悪い印象がやや改善した。そのあと仕事をしようと思ったが、カミサンも一緒であったので丸の内ピカデリーでハリウッド映画『ニューイヤーズ・イブ』を見た。ニューヨークに住む男女8人の群像劇。ロバート・デニーロ、ヒラリー・スワンクなどアカデミー賞受賞スターらが出演。タイムズスクエアで行われた年越しカウントダウンイベント中に撮影をしたとのこと。気軽に楽しめる「ハーフ・コメディ」とでもいった作。ご都合主義のエンターテインメントでとくに感銘はないが、たまにほこういう映画も気休めにはなる。



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by katorishu | 2011-12-23 21:38 | 映画演劇
 12月23日(金)
■寒い。風邪ぎみ。ソフトバンクで買ったiPhone、まだ1年半ほど使用しただけだが、バッテリーに不具合が生じている。減り具合が激しいし、サイトを検索していると突然、きれてしまう。充電してから時間がたっていないのに。iPhoneはバッテリーだけ交換することができず、本体を替えなくてはならない。昨日、大井町のソフトバンクの販売店に出向いたが、バックアップをとっていなかった。「同期」で携帯番号などをパソコンにとりこみ本日、出向いたところ、ぼくのもっている3GSは今年11月23日で交換する期限がきてしまって、店には同じ方の機種をおいていないという。この機種、販売してから2年ちょっとしかたっていないはず。それで「旧式」dだとして交換できないとは。怒る。

■アップルのショップにいってくれとのこと。銀座や渋谷など限られた店しかなく、予約制。が、予約でなかなかとれない。電話を何度しても駄目。そもそも販売してから2年たらずの製品を、交換停止にするなど、お客のことを考えていないやり方で、腹立たしい。バッテリーの不具合で困っているユーザーも多いはず。本体すべてを替えないと駄目なように作られており、それならいっそ新機種に・・・・と誘導する商法なのだろう。せこい。アメリカ式の商法なのかどうか。他の機種に替えようか。
by katorishu | 2011-12-23 15:18 | 社会問題

今年もあと10日

 12月21日(水)
■このところ市川森一さんの葬儀関連で忙殺された。20日が通夜、21日が葬儀。青山葬儀所で。俳優はじめ業界関係者等々、多数の参列者があって、良い葬儀であったのではないか、と実行委員の責任者として、まずはほっと一息。昨夜は葬儀所の近くの「コレド」(脚本家の桃井章氏が経営)にいき、7,8人の脚本家たちと市川さんをタネに言いたい放題。かえって故人へのはなむけになったのではないか。葬儀では滅多にあわない人にあい、雑談、また雑談。数時間たちっぱなしで、疲れたが、有意義な時間でもあった。

■終わって、また近くのファミリーレストランで、関係者と意見交換のあと、寝不足が続いていたので、帰宅して仮眠。起きて、眠気覚ましに近所のコーヒー店で執筆作業をしようと思ったが、気がのらない。「家政婦のミタ」の最終回を見た。葬儀の控え室で、この番組のプロデューサーと比較的長く意見交換したので、見た。松嶋菜々子の独特の語り口が、新鮮。さて横になって、稲垣足穂の「一千一秒物語」と川端康成の「掌の小説」でも拾い読みしよう。いずれも1編が400字から2000字前後の短い物語。
by katorishu | 2011-12-21 23:37 | 個人的な問題
 12月19日(月)
■独裁国家、北朝鮮の金正日が死去した。列車のなかでの「病死」と公式報道がされているが、真相はなんであるかわからない。独裁国家の「報道」は、それが重大ニュースであればあるほど、ねつ造されたものが多い。金正日自身、父親を毒殺して最高権力者の地位を手にいれたという説もある。

■いずれにしても、これによって、東アジア情勢は来年あたり、かなり激動の時代をむかえる。後継者に息子の正恩大将が任命されているが、権力基盤は脆弱だ。軍を中心に権力闘争が激化する可能性が強い。2000万人国民のうち、中国との国境である豆満江に脱北者400万人が殺到する恐れがある。板垣英憲氏によれば、これを阻止するため、中国人民解放軍がすでに配備されており、日本海や黄海方面では、韓国海軍が領海警備態勢に入った。朝鮮半島有事に備え、駐韓・駐日米軍と日本の陸海空自衛隊も厳重警戒、偵察活動を強めている。

■2012年は、世界の各所で「大乱」が起こりそうだ。なかでも東アジア情勢は、今後一気にきな臭くなる。予想は困難だが、中国情勢だって、今後どうなるかわからない。とくにかく、過剰な貧富の差が生じているのである。安定した社会には「中間層」がぜひとも必要だが、中国ではその層が薄い。北朝鮮という「壁」がゆらぐと、どういうことになるのか。新たな世界大乱の時代に入ったととらえるのが、おそらく正しい。日本はどういうスタンスをとって、大乱をうまくおさめる方向で動くのか。外交力、政治力の見せ所だが、双方とも心許ない。なすすべもなく、流される日本の政治。情け無い政治の担い手を選んだのは、国民である。いや、それは正しくない。日本の権力の源泉は依然として霞ヶ関の財務省などにあり、それは国民が選べない。いまだ「お上」が強いのである。「官民格差」は後進国の象徴。いやはや、である。
by katorishu | 2011-12-20 01:31 | 東アジア
 12月15日(木)
■異色のドキュメンタリー映画『ピラミッド』(フランス、原作:ジャック・グリモー、監督:パトリス・ブーヤール)をマスコミ試写で見た。古代エジプト文明の象徴的な存在であるギザの大ピラミッドの建造について、従来の説に真っ向から疑問をなげつけるドキュメンタリーだ。科学的側面から疑問をだし、「真実」に迫ろうとする作品。

■ギザの大ピラミッドは紀元前2700年から2500年代に建造されたとされているが、本作は37年間にわたる調査と研究を実施し、6年間の徹底検証をへて映像化したとのことである。考古学のほか建築・物理・地学・数学・気象学・天文学などの多方面から科学の視点で検証したところ、情来の「常識」はすべて嘘ではないかと疑念を呈す。極めてセンセーショナルなドキュメンタリーだ。まず建設期間だが、20年間で建造されたと伝えられているが、『1日12時間365日働いて200万個の石を積み上げた場合、2分30秒でセダン1台分の重さの石を次々と積み上げたことになるが、これは現代の人間でも不可能であるという。

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by katorishu | 2011-12-15 21:27 | 映画演劇
 12月14日(水)
■以前から、外務省でロシア情報を担当していた佐藤優氏には注目していたが、遅ればせながら佐藤氏の渾身の著書『国家の罠・外務省のラスプーチンと呼ばれて』を読み、あらためて国家というもののもつ、まがまがしさに思いがいくと同時に、佐藤優氏のタフネス、知識、行動力などに一驚する。日本外交は外務省幹部の自己保身から、かけがえのない人材を失った、とあらためて思う。

■佐藤氏はいわゆる「鈴木宗男事件」の一貫で「背任」と「偽計業務妨害」の罪で逮捕、起訴されたのだが、これが典型的な「国策捜査」であることを、佐藤氏は身をもってしめす。日本の政治の大きなパラダイム転換(小泉政治)のなかで、政権は鈴木宗男や佐藤優の存在が邪魔になったのである。そのため、罪を「作り(一部創作し)」これを彼らにかぶせて排除しようとした。それが事の本質であり、その転換のきしりのなかで、佐藤氏が国家によって葬り去られようとする「ドラマ」が鮮やかに描き込まれている。どんな名脚本家でも書けない迫真のドラマが佐藤氏と特捜検事との間で演じられる。迫力に満ちた書だ。

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by katorishu | 2011-12-14 07:56 | 新聞・出版
 12月12日(月)
■週明けである。なかなか晴れ晴れとした気分になれない。テレビレポーターの奥山英志さん(62)が公園で首をつって亡くなったとか。直接の面識はないが、元テレビレポーターという人は何人か知っている。どんな仕事も仕事となるとそれなりに大変だが、テレビレポーターもいろいろと大変なことが多いようだ。望んでテレビレポーターになったというより、たとえば俳優やアナウンサーを目指していたが、目的を達せずこちらに、といった人も多いようだ。その仕事も減っていると聞く。

■ところで本日発売の週刊ポストによると、年金資金の運用でこの4ヶ月で4兆円の損をだしたそうだ。6年間で、なんと30兆円の損をだしているが、ほとんどのマスコミはとりあげない。最近、年金支給の年齢をひきあげようとか、支給金額を減らそうなどと厚労省サイドから情報が漏れてくるが、その一因は膨大な運用損ではないのか、この大損の責任を誰もとらない。まさに、無責任官僚体制である。一方で、野田政権は人事院と組んで国家公務員の給与の引き下げを阻止した。

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by katorishu | 2011-12-12 14:59 | 政治