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<   2012年 04月 ( 26 )   > この月の画像一覧

 4月30日(月)
■マンガ原作の映画はあまり見たくないのだが、中にはなかなかの作品もあるので「食わず嫌い」をしないで見るようにはしている。本日、脳をやすめるため、ヤマザキマリの原作コミック『テルマエ・ロマエ』を見た。古代ローマ帝国の浴場設計技師が現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう物語で、、阿部寛が主演し、漫画家志望のヒロインに上戸彩。監督は、『のだめカンタービレ 最終楽章』シリーズの武内英樹、脚本を『クローズZERO』シリーズの武藤将吾。

 
■気楽に楽しめるエンターテインメント作品として評価できる。タイムスリップものがテレビドラマでも映画でも最近多いが、多くの人が現実にあまり夢をもてなくなっていることの裏返しなのだろう。ファンタジーに一時でも遊ぶことで、日頃のストレスを解消したい人には、格好の作品である。以前、ニューズウイークにヤマザキミリのインタビューがのっていて、なかなか芯のある女性と思い、この作品、映画化されたら見てみようと思っていた。期待にたがわず、笑いとともに諷刺もあり、しばし非日常の世界に遊べた。強い感動を呼ぶ類の作品ではないが、日常に疲れた人には、癒しになるのではないか。品川プリンスシネマは珍しくほぼ満席。笑いが劇場内にあふれていた。ぼくの採点では5点満点の4弱といったところ。
by katorishu | 2012-04-30 22:57 | 映画演劇
  4月某日
■29日は「みどりの日」。以前は天皇誕生日であった。世の中は祝日で官庁やたいていの会社は休み。が、フリーランスの文筆家には基本的に「休み」はない。日々の暮らしが広い意味の「取材」であり「情報収集」である。28日は渋谷、溝の口、そして銀座で関係者と情報交換。29日は人とはあわず、仕事の合間に映画を見ることにした。日比谷で封切られたばかりの映画「テルマエ・ロマエ」を見ようとしたら、切符が売り切れ。上映2時間前ですでに売り切れだという。古代ローマ帝国の浴場設計技師が戦後日本にトリップしてしまう騒動をコミカルに描いたもので、マンガが原作。前評判がいいので、いちおう見ておこうと思ったのだが。

■仕方なく、銀座シネパトスで上映中の中国映画「女ドラゴンと怒りの未亡人軍団」を見た。ジャッキーチェーン総指揮とあったので少し期待して見たのだが、典型的な香港映画で、90%が戦闘場面。宗時代の名門楊家のゆかりの女たちが、あいつぐ戦乱で未亡人になってしまった。彼女たちが立ち上がって「未亡人軍団」を組織し、悪い敵と戦う。ハリウッド映画のように大金を投じてつくった戦闘シーンではないので、笑えるシーンはあったものの、とにかくちゃちな印象。人間ドラマがほとんどなく、パターン化されたストーリー展開で、ご都合主義の連続。かなり辟易した。ジャッキー・チェーンは新宿を舞台にした異色映画(たしか「新宿サプライズ」というタイトル)に主演しており、たしか総指揮でもあった。その印象があったので、少しは期待したのだが。

■ジャッキー・チェーンは新宿を舞台にした密入国の中国人たちを描いたことで、中国当局から「国辱映画」と批判された。その反動から、敢えて「いかにも香港映画」という割り切りで、作ったものなのかどうか。昭和30年代の雰囲気をたもつ銀座シネパトス。言葉は悪いが「ションベンくさい」雰囲気の漂う一角で、よく古い名画などを特集上映していて、予想外の面白い作品に出会うこともあるのだが・・・・。近々、口直しに別の映画を見なくては。
by katorishu | 2012-04-30 13:06 | 映画演劇
 4月26日(木)
■検察審査会が強制起訴した小沢一郎氏の裁判の判決が、無罪とでた。この裁判について、ニコニコ生放送が東京地裁前から生中継をしていたので、開始前10分ほどから見ていた。午前10時、裁判がはじまってまもなくレポーターの携帯に「無罪」の連絡があったようで、『無罪です、無罪です』とレポーターは大きな声で叫んでいた。こういうメディアで注目の裁判を見るというのにも、時代であるな、とあらためて思う。ネットの「論壇」では、圧倒的に多くの「小沢無罪」がとびかっていた。対して「旧メディア」の新聞・テレビは、特捜や政権に配慮した、かなり曖昧な表現に終始していた。

■それにしても「検察審査会」という面妖な組織はなんとかならないものか。審査員の選定にも問題があるようだが、さらに特捜検事が捏造した調査報告書をもとに「有罪」を主張したのである。小沢氏の秘書が特捜の取り調べの際、ボイスレコーダーで記録していなかったら、特捜検事の取り調べは「正しい」ということになり、おそらく小沢氏は有罪になっていただろう。小沢氏の秘書に録音するようアドバイスをしたのは「国家の罠」で特捜の「国策捜査」の実態を克明に明かした佐藤優氏である。「国家の罠」を読むと寒気を催す。
これで「小沢問題」が決着したわけではないが、特捜という国家の最高権力装置が、いかにいかがわしいものであるかを、白日のもとにしたことは、この裁判の功績といえる。これを契機に政界再編が起こることを期待したい。ちなみに特捜を日本に作らせたのはアメリカ占領軍である。
by katorishu | 2012-04-26 22:08 | 政治
 4月25日(水)
■大震災以後、フェイスブックやツイッターなどSNSで情報発信する人が増えている。世界的傾向であり、これが人と人とのコミュニケーションの形を変えていくにちがいない。フェイスブックの利用者は世界で9億人を超え、ツイッターも1億4000万人以上に急増しているという。このツールに政治家も注目し、活用する人が増えている。

■現在、ツイッター上で自分の政策や考えをもっとも意欲的に発信している政治家は、ぼくの知る限り橋下徹大阪市長である。140字という制限があるので、短く簡潔に考えを記す必要があるが、橋下氏は短い文章で多くの人にアピールする「文章作法」を会得している。この人はコピーラーターの才がある。このところ目立つのが「連続ツイート」。140字ではなかなか説明できないテーマを、たとえば10回連続してツイートすることで1400字分の情報を発信できる。原稿用紙3枚から4枚。これだけあれば、いいたいことはかなりの程度いえるし、説得力をもった論を展開できる。無名の市民にも直ちに答えを送ることができる。こんなツールはこれまでなかったし、まったく新しい形のコミュニケーションの形だ。

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by katorishu | 2012-04-25 11:50 | 政治
 4月24日(火)
■過日、田無駅近くの住宅街にある「猫の手舎」という、ほんとに小さなギャラリーで開いた「ミニミニ個展」にいった。去年32歳で自殺した姪っ子が20代前半に描いた絵の個展である。夫の能楽の囃子方(鼓)が主催して開いたものあで、その日はミニ音楽ライブがあり、夫が自ら作詞作曲した歌をウクレレ片手で何曲か披露した。
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住宅街の一角にこんな小さなオアシスのようなところがあるのか、とまずはホッとした気分になる。ギャラリーといっても、自宅住居の居間をギャラリーにしたもので、15人も入れば一杯になってしまう。

■ギャラリーの持ち主の夫人は、みずから絵本を手がけており、金子みずずの詩に絵をつけた手作り絵本を出している。注文してから2週間後にできるそうで、奥付に買い手の名前がはいる「世界で一冊の絵本」ということ。亡き姪っ子を偲んでしばしの時を過ごした。美術関係の仕事を目指していたようだが、志半ばで挫折。その
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後、結婚しそれなりに幸せな生活を送っていると思っていたのだが、震災後、鬱がこうじて自ら死を選んでしまった。悲しいことである。
by katorishu | 2012-04-24 21:07 | 個人的な問題
 4月23日(月)②
■NHKの大河ドラマ『平清盛』の16回「さらば父上」を見た。清盛の父がなくなる回で、前半の区切りともなるところである。父役の中井貴一が好演して、ドラマの核になっていた。始まりの回で白川法王を強い存在感で好演した伊東四郎とともに、ドラマを下支えする柱であった。ドラマに落ち着きをあたえてもいた。ラストの終わり方もいい。普通であったら清盛の父が死ぬ場面をオンにして、涙涙に仕勝ちのところだ。それを敢えてオフにして父を清盛の夢あるいはメージとして登場させ、海岸で父と子で剣術の稽古をする・・・・ところで終わる。あっさりとしていて洒落ている。
重厚な演技のできる役者がすくなくなっているなか、今後、清盛役の松山けんいちが、どう役をふくらませ存在感を大きくしていけるか、それがこのドラマの成否を決める。創意工夫をして欲しいもの。大いに期待している。

■いまもなお「低視聴率だからだめ」という意見があるようだが、ドラマの面白さは数字とは必ずしも関係がない。『清盛』は、奥行きのある画面で緩急の配分もよく、手堅い演出だ。ますます面白くなってきた、と率直にいおう。前日、10年ぶりに某局の2時間枠の「世にも・・・」という短篇オムニバスを見た。忍耐強く最後まで見ようと思ったが、途中でやめた。内容、演出ともに、いやはやである。以前はこの枠にも、ぴりっと諷刺のきた短篇があったのだが。数は減ったとはいえ、毎週かなりの数のドラマが放送されているが、「ドラマ好きの」ぼくでも、積極的に見ようと思うのは、『平清盛』の他、数えるほどだ。ほかのドラマをちゃんと見ているわけではないが、10分も見ればどの程度かはわかる。ユーチューブやパンドラテレビなど「違法」のサイトがあるので、たまに見ることがあるのだが。
知り合いのベテラン脚本家のかくドラマは、比較的見るに価するが、ほかは「どうも」「いやはや」であり、見る時間があったら本でも読んでいたほうがずっとよい。「原作もの」も10のうち9は原作のほうが面白い。
by katorishu | 2012-04-23 14:43 | 映画演劇
 4月23日(月)①
■東京都日野市に在住の中学1年生の男子、洋くんは、幼児のとき心臓を悪くし、何度も手術をし今に至っているが、昨年の秋、心不全の悪化から腎不全になった。心臓移植をすれば普通の生活に戻れる可能性が強く、アメリカのコロンビア大学病院に受け入れてもらうことになった。それはいいのだが、海外なので保険がきかず、渡航費、移植医療費、滞在治療費など計1億2000万円もの莫大な費用がかかる。一家族で賄える金額でなく、有志が『洋くんを救う会』をつくり、募金活動を開始した。募金の目標額は1億2000万円。現在1億200万円強があつまり、もう一息らしい。

■4月28日(土)13時30分より日野市民会館で、募金のためのチャリティコンサートを予定している。この募金にかかわっている旧友から、「洋くん」の状況を知った。近くにお住まいで、お時間のある方はぜひ足を運んでくださるようお願いいたします。
『洋くんを救う会』の公式ホームページのURLは以下の通りです。
http://www1.ocn.ne.jp/~yhiroshi/

■それにしても、アメリカの医療費が高いのには驚く。コロンビア大に払う洋くんの治療費は1億円ほどであるという。マイケル・ムーアが『シッコ』というドキュメンタリー映画で、アメリカの医療制度を痛烈に風刺していたが、確かにアメリカは医療の技術水準は世界一であるものの、金持ちしかその医療技術を享受できない。隣国カナダは日本のように国民の健康保険制度が充実しており、比較的安い医療費で高度の医療をうけることもできる。そのため一時カナダ国籍をとってカナダに移住して医療をうけるアメリカ人も多いとのこと。「洋くん」とは別の問題かもしれないが、日本でもTPPOへの加入が云々さえているなか、いろいろと考えさせられる問題である。
 ともあれ、予定の募金額が集まり、洋くんのアメリカでの心臓移植が成功し、普通の学校生活に戻れることを願ってやまない。

by katorishu | 2012-04-23 07:36 | 社会問題
 4月21日(土)
■政治の世界をさして「一寸先は闇」などというが、経済やそのほかこの世で起こる諸々の出来事も「一寸先は闇」といってよいだろう。自然災害ひとつとってもそうだし、人と人との関係、組織と組織の関係だって、明日のことはわからない。だから占いや怪しい予言、スピリチュアル等が流行るのである。「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」のブログに、日本の通貨「円」が、米ドルに代わって、事実上の国際基軸通貨となり、世界経済は、「円」を基軸に回ってきている、と記されていた。板垣氏によると、欧米諸国は、それぞれの民族、国家のプライドにかけて、この事実を認めたがらないけれど、これは紛れもない歴然たる事実であるとのこと。

■日本はもう駄目、といわれる一方で、円が世界の基軸通貨になるという状況が生まれているのである。駄目であり陰であると見られていたものが、風の吹き回しで光があたり、逆に光のあたっていたところが一気に陰ることは、よくあることである。20年ほど前のこと、ある映画制作者が自嘲気味に述懐していた。「ぼくらが大学を卒業するころ、映像の世界を目指す学生は、優秀なのがまず映画会社に入り、そこに入れない二流、三流が放送局にはいった。映画関係者はテレビをかなりバカにしてたんですね。ところが、それから20年もたつと、立場が完全に逆転して、われわれが二流、三流のテレビ局員に頭をさげて仕事をもらいにいく羽目になってしまった」と自嘲気味に語っていた。

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by katorishu | 2012-04-21 09:11 | 社会問題
 4月20日(金)
■任天堂がゲームのパッケージソフトの購入者に、インターネット経由で追加のシナリオを販売する「ネット課金」ビジネスをはじめたという。「ニンテンドー3DS」のソフト「ファイアーエムブレム覚醒」の販売にともないゲーム本編とは別に、追加シナリオをネットで300円で販売するのである。追加シナリオを増やすことで、1本のソフトで継続的な収入を狙う目的がある。

■決済はクレジットカードや店頭でプリペイドカードを購入する方法がある。こうした仕組みは「ネット課金」や「アイテム課金」と呼ばれる。(以上は朝日新聞20日朝刊から)。ぼくは時間がないので、ゲームはやらないが、ゲームが特に若い層を中心に「はまる」要素に満ちていることは、よくわかる。じっさいに「ドラマ」と「ゲーム」を組み合わせた仕組みを考え、関係者に打診したこともある。シナリオのサンプルまでつくったが、仕組みをつくる経費などを「回収できる」見込みが今のところたたないということもあって、そのままになっているが。

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by katorishu | 2012-04-20 05:36 | 文化一般
 4月19日(木)
■東京都がだした地震被害想定によると、首都直下型地震が起きた場合、死者が9700人にのぼるという。焼失・倒壊家屋は30万棟、避難民は339万人に。以前だした数字を1.5倍に修正した。東京都防災会議がつくったもので、マグニチュード7・3で、空気が乾燥し、火災被害が大きくなる冬の午後6時で算出したものだ。火災被害の大きいのは、大田区と杉並区と足立区である。住宅密集地区は都内の随所にあり、街を歩いていて、ここに地震がきたら大変だな、と日頃から感じてきた。これはあくまで都内に限る被害であり、隣接する千葉や横浜、埼玉などをくわえれば、被害はさらに増大する。想定外のことが起こるのが災害であり、乗り物の混乱、首都高速道路の落下、そのほか諸々を考えると、東京都の想定被害の数倍にのぼる可能性も強い。

■大地震発生時、どこにいるかで生死をわけるに違いない。近代文明が発達しても、自然の脅威から免れるものではない。備えはしておいたほうがいいだろうが、大災害を前にしては「気休め」程度。自然を克服できると尊大な思い込みをしたところから、人間はおかしな方向に歩き出した。傲慢になり、敬虔さを忘れた。都市への一極集中をあらためたり、これからやるべきことも多いが、大地震は明日やってきても、おかしくはない。自然への畏怖、そして自然を自在にあやつれるという尊大さ傲慢さを捨て、一から出直す「勇気」をもつところから、新しい人間の歴史がはじまる。原発など愚の骨頂である。
by katorishu | 2012-04-19 19:38