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 2月26日(水)
■このところ執筆中のノンフィクションの膨大な資料読みで忙殺され、脳が疲れて居る。本当は温泉にでもいって数日ボヤーッとすごすのがいいのかもしれないが。その余裕がない。間をぬって一種のボランティアでいろいろなことをやっているもので。
 昨日は僕が一応「会長」をつとめている異業種の勉強会の例会。もう70回になる。今回はロシア事情がテーマ。NHKの元モスクワ特派員に講師を頼んでいたのだが、体調をくずしてNG。急遽、法政大学の下斗米伸夫教授に講師をお願いした。下斗米氏はロシア問題のエキスパートで外務省や政府にも一定の影響力をもっている。

■参加数20数人の小さな集まりだが、面白かった。プーチンの祖父がレーニンの家の料理番であったことなど、初めて知るエピソードなども披露された。ソチオリンピックのあとウクライナで騒動が起こり、国が二分しかねない情勢である。底流には宗教がからんでいることも、下斗米氏の話でよくわかった。資源大国ロシアで、日本の隣国でもある。外交的にこの国とどうつきあっていくか。戦略的にいかに利用するかを含めて、そこに今後の日本外交の成否がかっている。

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by katorishu | 2014-02-26 22:22 | 文化一般
2月22日(土)
■ソチオリンピック、男女のフィギュアスケートをテレビで続けて朝方まで見てしまい、生活のリズムが狂ってしまった。しかし、男子金メダルの羽生の爽快な滑りもよかったし、浅田真央の「逆転劇」といってよいフリーでの完璧な滑りもよく、久しぶりに気分がスカッとした。若い人が自分の限界にチャレンジする姿は、それ自体感動的であり、癒やされた。

■それに比べ、森元総理の浅田真央選手に対する「失言」はいただけない。発言の全文をネットで読んでみたが、この人なりの参加者へのサービス精神からつい「本音」をもらした、と見てとれた。サービス精神旺盛な人で、「いい人」なのである。しかし、床屋談義ならいいが、責任ある立場の人には、いっていいことといけないことがある。それがわからない人は責任ある地位についてはいけない。それにしても、「思わずもらす」要人の失言がこのところ相次ぐ。いずれも安倍総理の「お友達」や関係の深い人だ。公的な場で発した言葉は「個人的意見」ではありえない。他から批判をあびてすぐに撤回するのも見苦しい。確信があるなら、「自分は正しいことをいっている。天に恥じるところはない」ぐらいいったらどうなのか、田母神氏のように。それが出来ないなら潔く辞めたらどうか。

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by katorishu | 2014-02-22 18:38 | 社会問題
 2月18日(火)
■働く人の1割が高齢者(65歳以上)になったと今日の日本経済新聞に出ていた。世界的に高齢化が進むなか、日本がトップランナーである。少子高齢化のなか、社会の運営システムも変えていかないと機能不全になる。昔は人生50年といわれたが、今50歳ではまだ壮年であり「若い」といわれかねない。平均寿命が延びたので、8掛けぐらいで考えるとよい。60歳なら60×0.8=48歳である。

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■いわゆるブラック企業などでは働くのが苦痛になるのだろうが、一般に「働く」ということは社会との関わりをもつことである。定年後は「遊んで暮らす」という人がいるが、あまり関心しない。金銭的、時間的に余裕のある人はアメリカのようにボランティア精神を発揮して社会に何らかの形で貢献して欲しいものだ。そのほうが、きっと生きる張り合いもあるはず。

■ところで、自由業に年齢制限はないので、元気なうちは溌剌とした気分で仕事をする人も多い。そんな一人が本日発売の夕刊フジ「ぴいぴる」欄に登場の女優、山本陽子さんだ。
僕が取材してまとめた。山本陽子さんとはラジオドラマで一緒に仕事をしたが、台詞まわしでの歯切れの良さに感嘆した。僕は、役者は究極のところ声(の魅力)だと思っている。山本陽子さんは今年で女優業50年。常に「トップ女優」としての輝きを保つ一方、飾らない庶民性を併せ持っていてる。掲載紙をお買い求めいただければ幸いです。
今後、月に1、2回、「ぴいぷる」欄で年取ってなお輝きを失わず、人に「元気」を与えてくれる人を紹介していきます。乞うご期待!
by katorishu | 2014-02-18 15:23 | 文化一般
 2月16日(日)
■昨日、品川プリンスシネマで『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を見た。実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベb0028235_9191070.jpgルフォートの回想録の映画化だ。1980年代から1990年代のウォール街で、若くして大金を稼ぎ、その後証券詐欺の容疑で逮捕されたベルフォードの、「金」と「性」への欲望のエネルギーを活写していて面白い。金融マンとして貧乏人からのし上がっていく主人公は、まさに「アメリカン・ドリーム」の体現者だが、「きれいごと」に描いていないのが良い。

■当初は控え目であったベルフォードが金持ちになり金の力を思い知るにつれ、欲望むきだしの「野獣(ウルフ)」になっていく。「バカなお客」を観覧車にのった気分にさせ、いつまでも乗せたままにしておいて、オレたちは手数料で稼ぐ、それも5割の手数料で――といった先輩の「心構え」を解くところなども、興味深い。アメリカのサブプライムローンのような「だまし」も敢えて行い、コカインなどの薬とセックスでハイになって、稼ぎまくる金融マンたち。当初ベルフォードの集めた「同志」等は社会のはずれ者で、学歴もない「どこにでもいる」連中――という設定も面白い。ベルフォードを演じるデカプリオが類い希な弁舌と論理で、周囲を巻き込んでいく。その見事さ。デカプリオならではの熱演と名演技で、それだけでも見るに値する。

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by katorishu | 2014-02-16 09:19 | 映画演劇
 1月12日(水)
■昨日は東大福武会館ホールでの「脚本アーカイブズのシンポジウムに、スタッフ側の一人として出席。放送作家協会で7年間にわたって集めた脚本・台本5万点のうち1980年代以前の脚本・台本2万5000冊が国会図書館に寄贈され、この4月中旬、一般公開される。それを記念してのシンポジウムだ。

■脚本・台本は劣化が激しく、国会図書館でも一般の書籍と同列にあつかうわけにはいかず、「音楽資料室」で現物をかり出し専用の机で読むことに。将来的にはデジタル化が必要で、そうすればずっとたやすく接することができるのだが、費用・人員の関係でそう簡単ではない。シンポジウムは日本放送作家協会の脚本アーカイブズ特別委員会の発展系である「脚本アーカイブズ推進コンソーシアム」の主宰。放送関係の関係団体の集まりで、2年前に設立された。150人収容のホールがほぼ満杯。

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by katorishu | 2014-02-12 10:23 | 文化一般
 2月7日(金)
■マーティン・スコセッシ監督でレオナルド・ディカプリオ主演の映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を見るため品川駅前の品川プリンスシネマまで、ぶらぶらといった。実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの回想録を映画化した実録ドラマで賛否両論ある話題作。175分という長いものであることに初めて気づいた。それだと体力的にきつく「脳休め」にならないと思い、やめた。せっかくだからと小品の邦画『小さなおうち』(山田洋次監督)を見ることにした。b0028235_15292416.jpg 

■戦前、戦中の中流家庭に女中として住み込んだタキちゃんという女性の視点から丁寧に描いている。第143回直木賞を受賞した中島京子の小説が原作。山の手の中流家庭のお手伝いさんが遺した大学ノートの再現で、そのノートを手にした親族の青年が、今は「おばあちゃん」になってしまった女性の秘められた淡い恋と意外な真実を知る――といったハートウオーミングな展開。

■松たか子、黒木華、吉岡秀隆、妻夫木聡、倍賞千恵子ら、それぞれの個性を発揮していて危なげがない。ただ、何やら「三丁目の夕日」の戦前版という雰囲気で、その分、物足りなさも覚えた。現在から過去を回想するという形が流行っているが、いきなり過去の核心部分に触れるほうが深く描けるはずだが。現在のお客には、とっつきにくいと作り手が勝手に考えて、優しく、分かりやすくする。それが「常識」になってしまった。テレビはそれでよいとして、映画ではもっと実験的試みをやって欲しい、と見終わったあとチラッと思った。
by katorishu | 2014-02-07 15:30 | 映画演劇
 2月5日(水)
■YAHOOのBuzzニュースによると、人は小説を読むことで脳に長期的な影響を与えることが、アメリカの研究チームによって判明したという。読書が脳を刺激するということは既に実証されており、例えば、「香水」「コーヒー」という言葉を読むだけで、脳の中の嗅覚に関する部分が活性化する。最新の研究によると、読書が脳に及ぼす影響は、短期間ではなく長期に渡ることがわかった。

■アメリカ・ジョージア州アトランタにあるエモリー大学の研究チームで、数日かけて1冊の小説を読み続けている間、その脳の中ではどのような変化が起きているかを調べたところ分かったという。チームでは、学生21人に協力してもらい、19日間、MRIを利用して、脳や脊髄の活動に関連した血流動態反応を視覚化する方法を毎日撮ってもらった。まず最初の5日間は本を読まない状態でMRIを撮った。次の9日間は、学生達に夜にロバート・ハリスの小説「ポンペリ」を30ページ読ませ、翌朝に撮影。さらに、小説を読み終わった後の5日間、MRIを撮り続けた。その結果、読書中はもちろん、読書から数日たった後でも、左側頭葉内部での連結が高まっていることがわかった。言語、記憶、聴覚をつかさどる部分であり、この部分の活性化は、「意味の具現化」を行っている可能性を示唆している、とのこと。

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by katorishu | 2014-02-05 16:38 | 文化一般
僕が関係している脚本アーカイブズのシンポジウムのご案内です。
以下の要領です。是非足をお運びくださるようお願いします。

【日程】 2014年2月11日(火祝) 13時半~17時
【場所】 東京大学・福武ホール(ラーニングシアター)      
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access/index.html

脚本アーカイブズ一般公開へ向けて
――「アーカイブの現在と未来」(仮題)

【概要】 
2014年4月中旬をめどに、脚本アーカイブズの一部が
「公開」される予定です。
公開開始を前に、脚本のアーカイブをめぐる現状を踏まえ、
同種の問題や課題を抱える「文化関係資料アーカイブ」について討議。
今後の期待やデジタルアーカイブの可能性についてアイディアを提示し、
課題となる著作権問題に触れていきます。
さらに放送番組制作者も含め、脚本のみならず映像のアーカイブを視野に、
その取組みの「意義」や「魅力」を様々な角度から探っていきます。
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【内容】
開会挨拶:脚本家・山田太一
共催挨拶:文化庁長官・青柳正規
来賓挨拶:国立国会図書館長・大滝則忠

□第一部
  講演:上滝徹也(日本大学名誉教授、テレビ評論家)
  講演:福井健策弁護士(弁護士・骨董通り法律事務所代表)

□第二部 パネルディスカッション
 「脚本アーカイブの未来に向けた方向性」
司会:吉見俊哉(東京大学・副学長)
パネラー:岡室美奈子(早稲田大学坪内博士記念演劇博物館長)
      重村一(ニッポン放送会長)
      西村与志木(NHKエンタープライズ)
      福井健策(弁護士)

【お申し込み方法】
※お申し込みはHPもしくはFAXにてお願い致します。
http://www.nkac.jp/
FAX:03(5210)7021

【お問い合わせ】
日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム事務局
東京都千代田区四番町4-9 東越伯鷹ビル5階
TEL:03-5210-7029 Email: nkac@hosakkyo.jp
担当:石橋映里、三原治
by katorishu | 2014-02-04 11:37 | 文化一般
 2月1日(土)
■もう2月、時間の経過があまりに早く、唖然、茫然といった気分だ。1月はビジネスマンの間で評判になっている「シェール革命」についての書籍、資料等を読むことに1日の多くを使った。シェ-ルガス、、シェールオイルともに、これまで存在はわかっていたが、地中、2,3000メートルもの深さにあり、経済的に採取不可能であったが、アメリカが採取技術を開発。これによって世界最大の石油や天然ガスの輸入国であったアメリカが、輸出国に転じる。シェールガス等は在来の石油とちがって、世界に広く埋蔵されていて、安価なのが魅力。原子力の次のエネルギー源として注目されている。

■このー「エネルギー革命」によってアメリカ経済が復活し、中東の石油依存がへる。それが地政学的変化を及ぼすのである。関連書が次々出版されているが、ほとんどは専門家向け。ぼくはシェール革命のほか、水やエコ、人の生き方まで含めた、いわば「文明史」的な流れのなかで、このアメリカ発の「エネルギー革命」を読み解くつもり。1冊の本になることを目途に今は資料あさりに目をしょぼつかせている。

■インターネットでアメリカエネルギー省発表の文書などが読めるので、ぼくのような「門外漢」は助かる。ある程度、情報があつまり脳の記憶に関連情報がたまったところで、国内の関連企業、商社、研究者などを取材し、さいごはアメリカ取材も必要になる見通し。ヒューストンかテキサスか。普通の人が読んでもわかるものにしたい。だから半ば冗談だがタイトルは「猫でもわかるシェ-ル革命」などを一例として考えている。化学関係にくわしい友人の協力があってこそ出来ることだ。
 ほかにも諸々やるべきこと、頼まれごとがあり、だから時の経過が早いのかもしれない。舞台やイベントの案内など色々といただいているが、時間が限られているもので不義理をしています。

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拙作「愛を下さい」をよろしく。パソコンだと左上の画面の表紙をクリックするとアマゾンのKINDLEに飛べます。
b0028235_13191920.jpg女子医大生と男子中学生の「奇妙な愛のかたち」を描いたものです。発の試み。

「日朝大戦争余聞」はKADOKAWAの電子書籍ブックウォーカーで配信されています。お立ち寄りください。b0028235_13224553.jpg「余聞」ですので、戦争そのものを真っ正面から描いたものではありません。
by katorishu | 2014-02-01 13:38 | 文化一般