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7月31日(木)
■時の経過は早い。月並みながら「少年老いやすく学成りがたし」という言葉をかみしめている。老いてなお「少年の心」を失わないつもりで、そのため若い人と接する機会をつくるようにつとめている。日本の未来を思うと、心配な要素ばかり。こういう時こそ、若い人への応援、支援が大事かと思う。
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この度、だした「渋沢栄一の経営教室Sクラス」(日本経済新聞出版社)は、若い人への応援歌として書いた。

■「日本資本主義の父」といわれる渋沢栄一について相当数の資料の読み、取材もしたので、渋沢栄一について多くを知るようになった。農民出身の渋沢栄一が若い頃、「テロリスト」まがいの過激家であったことは案外知られていない。そこから、渋沢青年がどう成長し、日本の近代化にどれほど貢献したか、この一冊でかなりの程度わかるようになっています。

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by katorishu | 2014-07-31 10:49 | 文化一般
7月29日(火)
■頭がボーッとして原稿がいまひとつ進まない。仕事部屋を抜け出し、自転車で運河沿いの道を走り、2か所ほどコーヒー店をまわり想を練ったが、「ボーッ」とした感じは去らない。ぼんやりしているうち時間がすぎ、気がつけば夕方。渋谷の某事務所で予定している小さな集まりにいった。漫画家、能楽師、デザイナーなど8人ほどの集まりで、ダジャレあり、社会批評ありで、論壇風発。日本酒1升とワイン3本、シャンパン1本、それにビールをあけた。僕をのぞく彼、彼女たちは酒豪ばかり。
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■最後に写真にある「よっちゃん」という駄菓子が出た。山梨でつくられている「ブランド」だという。「え、香取さん知らないの」といわれてしまった。子供のころ駄菓子屋が大好きで、5円硬貨や5円札、ときに10円札を握りしめてよく通った。(年がわかりますが)
おまけつきのグリコやカバヤキャラメル、紅梅キャラメルなどが目当てだった。ゲームで「コンプガチャ」問題があったが、コンプガチャの元祖が紅梅キャラメルだった。箱にはいっているプロ野球ジャイアンツの9人の選手(赤バットの川上ら)と水原監督の写真カードをあつめると、ポイントが与えられ、一定のポイントに達するとバットやボール、グローブなどがもらえた、と記憶する。

■キャラメルではなく、そのカードをあつめるために買った。水原監督のカードがなかなか出ず、他のメンバーがそろっているので、つい水原カードを目指して買ってしまう。キャラメルもたべたので、虫歯になってしまった。「よっちゃん」はそんな昔を思い出させてくれた。タコと魚肉でつくられているとのことで、毒々しい色がいかにも昔の駄菓子屋らしさを醸してくれる。うまくはないが、妙に懐かしい味だ。こんなことでも、ちょっと落ち込んだ気分の回復には役立つ。人間は複雑なようでいて案外単純なのである。複雑に考えるから不幸になったり憂鬱になったりする。人間は単純であり人生もシンプル。そう思えば幸福になれる、とアドラーもいっている。
by katorishu | 2014-07-30 00:45 | 文化一般
7月28日(月)
■久々に自分の本が出たので、本屋に立ち寄ることが多くなった。以前は、自宅近くの駅裏に本屋があったので、毎日のように立ち寄ったものだ。アマゾンで買うことがおおくなり、足を運ぶ回数が減ったが。
大きな本屋に入ると、本の多種多様さ、多彩さに圧倒される。「情報の宝庫」という言葉をあらためて思いだす。つい手がのびて、次々買ってしまいそうだが、仕事がらみで読む本や資料で手いっぱいで、買っても読む時間がない。それでも買っておけば、いつかは読む。すぐには読まなくとも、目につくところに「積んでおく」ことが大事なのである。

■気まぐれに手がのび、途中までよみ、さらに別の本に……と「食味」することになる。積んでなかったらまったく読みもしない本を読むことになり、暮らしに役立つことも多い。
 ところで売れる本とはなにか?
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多くの読者の心をくすぐるもの、といっては身も蓋もない。
今度だした「渋沢栄一の経営教室Sクラス」(日本経済新聞出版社)の共著者の田中渉氏によれば、売れる本とはまず
「食」と「健康」そして「エコ」「人生訓」「恋愛」の5つのどれかに当てはまるものだという。
 5つの柱を意識して書いたわけではないが、「渋沢栄一の経営教室Sクラス」には、はからずもこの5つの要素が全部はいっている。さらに「ビジネス書」でもあり「エンタメ小説」でもある。


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by katorishu | 2014-07-28 15:03 | 文化一般
7月27日(日)
■日付がかわらないうちに眠るようになって体調がかなりよくなった。朝起きて腕立て伏せを20回やってカスピ海ヨーグルトに果物をいれて食す。それからリュックを背負ってスポーツサイクルで2,30分走り、コーヒー店で読書したり、想を練ったり、原稿を書いたりする。昼頃、帰宅し朝昼兼用の食事をし、午後はその日の気分で行き当たりばったりに行動する。打ち合わせとか約束がある場合は、もちろんそれを最優先するが。

■「ゴルフをやらないの」かと時々聞かれるが、やらない。バブルの頃は毎週のようにやっていた。しかし、金も時間もかかるし、ほかにやるべきことが山とあり、「持ち時間」も少なくなっているので。たぶんクラブはさび付いているのではないか。ゴルフをやめるころと時を同じくして車も手放した。少なくとも都内に住んでいる限り、移動には車より地下鉄やバスのほうがずっと速いし、正確だし、第一楽である。人間観察もできるし、車を所有する理由が見いだせない。

■ところで自転車である。僕は自転車こそエコ社会にふさわしい乗り物と思っている。健康にいいし、第一、ママチャリはともかくスポーツサイクルに乗っている姿は「かっこう」いい。先ほど見た親子など、サバンナをはしる親子の動物をちょっと想起させてくれた。カラフルなシャツできめて自転車もちょっとサイケな色調。運河沿いの道に絵として「はまって」いた。俗に「絵になる」というが、まさに絵になる親子だった。車に乗っている親子など、格好いいと思ったことはない。若い女性同士のサイクリングもいいし、人力こそ、新しい時代のエネルギーの柱のひとつとすべき、とあらためて思った。

★先日出版になった「渋沢栄一の経営教室Sクラス」は、版元が日本経済新聞社で「経営」などという言葉が入っているので「ビジネス書」と見られてしまうが、もうひとつの側面は新しい社会の「エコ食堂」を、高校生が
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設立していく小説である。八重洲ブックセンターでその本が人目のつくところに並んでいた、と知人がスマホで送ってくれた。
 他の本屋でもいい場所におかれていたし、売れる、といってくれる人もいる。果たして、どうなるか。
 これからの時代を担う若い人に読んでほしいという思いをこめて書いたので、特に若い人に読んで欲しいと思っているのだが。
by katorishu | 2014-07-27 08:46 | 文化一般
 7月26日(土)
■隅田川の花火大会。お祭り好きとしては例年通り是非行きたかったが、諸々仕事が詰まっていて断念。
文化放送の会議室で伊東四朗さんに2時間ほどインタビュー。これまであまり語ってこられなかった、高校入b0028235_21422875.jpg学ころまでの面白い話を聞くことが出来た。
15歳くらいで既 に「伊東四朗」という稀有な「喜劇役者」「俳優」の基盤は出来上がっていたーーというのが僕の見たて。

■伊東さん主演で1話15分連続65回のドラマを書いたことがある。あれから30年もたっている。直接お会いするのも30年ぶり。
演出の賞男・山本恵三氏も亡くなってしまった。伊東さん主演で書いてくれと山本氏から言われた時、「男の背中」をシンボリックに描こうと話し合ったことを思い出す。山本氏は音楽にタンゴを使った。「タンゴは哀愁があっていい」と僕がいったのかどうか忘れた。
川柳を多用したことを思い出す。

■ 驚いたのは伊東さんはスタジオに入るとき、いつも手ぶら。台詞が全部頭に入っているのである。他の役者は本番直前まで台本を必死に目で追っているのに。伊東さんは悠然としていて、すごいと思った。
その秘訣というか秘密も聞いた。
内容は9月始めより夕刊フジ「自伝」で数十回にわたって連載予定です。乞う御期待!

■それにしても、名古屋のホテルで缶詰になって書いていたときから30年もたつなんて。
時の流れが早すぎる。
溜息が出た。
by katorishu | 2014-07-26 21:44 | 映画演劇
7月25日(金)
■世の中には奇人、変人がいる。多くは異分子として排斥されるが、そんな人たちの中から、時代を画する発明や仕組みを考えだし、文明を進めてきた偉才がでる。イカサマもふくめて、僕は変人・奇人のたぐいには興味をもっている。「バランスのとb0028235_16463377.jpgれた常識人」など毒にも薬にもならないし、普通につきあう場合は良いのでだが、そこから得るものはほとんどない。

■某所で某国の微生物研究者にあい、彼の試みようとしている「プラン」の概要をきいた。水や雑草、昆虫、そこに寄生する微生物のなかなどに、大変なエネルギーが隠されており、それをうまく取り出し、応用できるレベルにまで達したと。ほとんど水がなくとも生育する野菜類等々、かなり達者な日本語での語りをきいたとき、「ほらふき」とい言葉が思い浮かんだ。僕もちょうど「エネルギーの歴史」の類いの本を読んでおり、バングラデシュのミドリムシを活用して発電にまでもっていきつつある「ユーグレナ」について、調べようと思っていたところなので、興味深く聞いた。

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by katorishu | 2014-07-25 16:51 | 文化一般
 7月24日(木)
■本日、「渋沢栄一の経営教室Sクラス」(日本経済新聞社)発売です。僕としては新しいジャンルに初チャレンジした作品です。経済の道理を説いて、三菱財閥を築いた岩崎弥太郎などと対立しつつ、「日本の資本主義」を根付かせ、近代化に大きく貢献した人です。
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渋沢栄一を直接描くのではなく、現在の16歳の高校生が幕末にタイムスリップして(鳥になり)青年期の渋沢栄一と親しくまじわり、8年間にわたって「シブサワ・スピリッツ」を伝授され、再び現世にもどってエコ・ヘルス食堂を起業し、成功させていく物語です。

■ 渋沢栄一とヤシャ孫(4代目)にあたる渋沢健氏が、ご自身のブログで「あまたある渋沢本のなかで、こういう視点から描いた作品は初めて。大変面白い。若い人にぜひ読ませたい」とエールを送ってくださった。
ビジネス書とエンタメ小説の両面をあわせもたせることで、「虻蜂取らず」になる恐れもあったが、共著者の田中渉氏の適切なアドバイス等もあって、ほぼ狙い通りに仕上がったと思います。
店頭にてお手にとっていただけたら幸いです。

■大河ドラマ「龍馬伝」や「ハゲタカ」の大友啓史氏が帯に推薦文を書いてくださった。大友監督の話題作「るろうに剣心」京都大火編は8月1日ロードショー開始です。9月より続編を上映するという斬新な手法。
映画ともども、「渋沢栄一の経営教室Sクラス」を、よろしくお願いします。
by katorishu | 2014-07-24 15:03 | 文化一般
7月22日(火)
■梅雨が終わったのはいいが、暑さはこたえる。腹痛になったが、薬などは飲まない。犬や猫を見習ってじっと横になっていると治るのである。「医者いらず」というか、動物に近いということか。それはそれとして近々、俳b0028235_21572132.jpg優の伊東四朗さんに長時間インタビューをするので、関連本を読んでいる。そのうちの1冊「この顔でよかった!」は機知にとんでいて、じつに面白く一気に読了した。伊東さんは、ただのコメディアンでも、ただの俳優でもない独特の風合いをもった方だ。今年、77歳、喜寿であるが、元気そのもの。これまでの「人生行路」についてかなり突っ込んだ質問もするつもりなので、きっと更に面白い話が引き出せる。9月からはじまる「自伝」のためのインタビューである。

■伊東四朗さんについて、印象に残っていることがある。もう20数年前のことになるが、TBS系の昼帯ドラマで伊東四郎さん主演の「あゝ単身赴任」というドラマを書いたことがある。1回15分で計65回。名古屋のCBC制作だった。名古屋のホテルに缶詰になって脚本を書くことが多く、何度かスタジオに顔をだした。効率的に収録しなければならないので、「順撮り」ではなく、たとえば居間のシーンを数回分まとめてとる。ほとんどがスタジオ収録のホームドラマなので、台詞も多い。

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by katorishu | 2014-07-22 21:59 | 映画演劇
7月20日(日)
■認知症は「脳の糖尿病」といわれている。高齢化の進展とともに認知症が大きな社会的問題となって、老齢者をかかえる家族への負担も重くなっている。一方で認知症と介護の技術が向上し、アルツハイマーを予防するスキルも劇的によくなっている。この番組は、そんな現状を、CGを使ってをわかりやすく伝えている。
シロスタゾールという脳梗塞を予防する薬を飲んでいる人は、認知症に劇的な効果を発揮しているそうだ。そのほか、番組は海外でのアルツハイマー病治療法をわかりやすく伝える。

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by katorishu | 2014-07-20 22:42 | 社会問題
7月18日(金)
■いろいろなものにガタがきている。家の中を見回しても冷蔵庫に水がたまるようになったし、クローゼットの戸はしまらないし、電気カミソリは切れ味が鈍くなったし、10万以上だして買ったレーザープリンターは故障し、修理にくるだけで7万円かかり、さらに7万円かかる(驚きですね)というので放置したまま。粗大ゴミ化している。昨夜は携帯パソコンに「修復回復中」という文字がでて起動しない。リフレッシュという機能があり、クリックしたら初期化して、多くのデータは消えた。WIFIはつながらないし……。そんなことの連続でストレスがかなり加わった。

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■ストレスを解消させるには、近著「渋沢栄一の経営教室Sクラス」を売ることだと思い、共著者の田中渉氏と、担当編集者や営業担当の人と、昨日,今日と書店まわりをしている。今や本の売れる売れないを左右するのは書店員であるという。書店員が好感をもち積極的に売ろうとするかしないかが、大きく影響しているとのこと。最も売れる本は、ニュースで話題になる芥川賞・直木賞の受賞ではなく、本屋の店員が選ぶ「本屋大賞」の受賞作である。当然、書店員の重みがまし、優秀で本好きの書店員が多くなった。以前、本屋で領収書をもらおうとして名目を「書籍代」にしてというと、若い女性の店員はその文字を書けなかった。やれやれと思った。しかし、今は様子がちがう。書店まわりをしてみて、まだまだ紙の本は大丈夫と思いを強くした。

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by katorishu | 2014-07-18 22:10 | 文化一般