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11月30日(日)
■過日、映画「6才のボクが、大人になるまで」を見た。最近、マスコミ試写にも顔をだしていないので、ひさびさに見る映画。
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 映画のPRは以下の通り
【テキサス州に住む6才の少年メイソン。キャリアアップのために大学で学ぶと決めた母に従ってヒューストンに転居した彼は、そこで多感な思春期を過ごす。アラスカから戻って来た父との再会、母の再婚、義父の暴力、そして初恋。周囲の環境の変化に時には耐え、時には柔軟に対応しながら、メイソンは静かに子供時代を卒業していく。やがて母は大学の教師となり、オースティン近郊に移った家族には母の新しい恋人が加わる。一方、夢をあきらめた父は保険会社に就職し、再婚してもうひとり子供を持った。12年の時が様々な変化を生み出す中、メイソンはアート写真家という将来の夢をみつけ、母の手元から巣立っていく】
■監督はリチャード・リンクレイター。ダメだが愛嬌のある父親役をイサン・ホークが見事に演じている。見所は6才の少年役や姉役等が高校を卒業する16才まで「同じ役者(子役)」によって演じられていることだ。つまり、10年もの歳月をかけて、子役が少年に成長していく姿を、セミ・ドキュメンタリー風におっていくといった手法。そこが新鮮である。

■ハリウッド映画によくあるドラマチックな展開は押さえて、日々の暮らしのなかで起こる小さなトラブル、行き違い等を、子供たちの「性への目覚め」を折り込みながら綴る。。会話も素晴らしく、主要登場人物の個性もリアリティをもって巧みに描きわけられている。良い映画であることに間違いはない。ただ、上映時間が長すぎる。2時間半をこえるのではないか。最後など蛇足。時間をかけて撮ったのでカットしにくいことは理解できるが、30分カットすれば、もっと締まった作品になったと、僕には思えた……。

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by katorishu | 2014-11-30 14:20 | 映画演劇
 11月27日(木)
■白人警官が黒人青年を射殺した事件で大審院が不起訴にしたことから、全米に抗議のデモがひろがっている。移民国家アメリカにとって、核心をつく問題をはらんでいる。
2010年のアメリカの国勢調査によると――
【全米人口3億870万人(単一人種計2億9970万人=97.1%、複数人種900万人=2.9%)、白人2億2360万人=72.4%、アフリカ系黒人3890万人=12.6%、アメリカ・インディアンアラスカ先住民290万人=0.9%、アジアン1470万人=4.8%、太平洋先住民50万人=0.2%、その他の人種1910万人=6.2%)、「非白人の割合は、27.6%」とのこと。

■非白人の割合は27.6%だが、出生率を考えれば、今後この層が急増していくにちがいに。優位をたもっていた白人系が6割をきるようになれば、一人が1票の権利をもつ民主主義体制だと、アメリカ国内は劇的にかわる可能性がある。
 ローマ帝国は内部的要因によって滅んだが、現代の「ローマ帝国」も似たような原因で滅ぶ、というより違う国に変質していく可能性が強い。

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by katorishu | 2014-11-27 09:26 | 政治
 11月24日(月)
■本日は昨日の勤労感謝の日の振り替え休日。日本ほど祝日の多い国はないという。ではサラリーマンや公務員は休日が多くて結構という声がでそうだが、先進国のなかで権利として与えられている年次休暇の消化率が日本ほど低い国はないという。以前、サラリーマンをしていたが、確か年間21日あった年次休暇を半分程度しか消化できなかった。2週間つづけて休むことが出来にくい空気が職場に形成されていて、なかなかその空気を破りにくい。

■人と違ったことをすると「協調性がない」とか「ワガママ」とかいわれマイナス点がつく。そんな組織の空気がいやで、30代の半ば、思い切って会社をやめフリーの文筆業に転身した。それがよかったことなのか、悪かったことなのか、まだこの仕事、当分続けるつもりなので、わからない。
 さて、僕がほぼ毎日目を通すブログのひとつに板垣英憲氏のブログがある。自衛隊員から毎日新聞の政治部記者になった人で、現在フリーの立場で独自の政治評論を展開し、月に一回勉強会を行っている。本日、氏が今度の総選挙について面白い論を展開しているので、以下、一部抜粋して掲載させていただく。

▲今回、安倍晋三首相が解散し、総選挙に突入した真の目的は、一体何なのか。一説には、「公明党切りだ」という話がある。公明党は、自民党候補者にプラスになる支持母体である創価学会票を武器に自民党と連立してきた。だが、野党分裂により「僅差」を争う必要がなくなったうえに、安倍晋三首相が踏み切った集団的自衛権行使容認に公明党が支持に回ったことで、婦人部が公明党離れを加速化させ、自民党にとってプラスにならなくなってきたため、「切り捨て」られる。これは、総選挙の自公連立解消を意味しており、この自民党の戦略大転換の背後に小沢一郎代表の影がチラついているという。

■なるほど。うがった見方である。マスメディアでは小沢一郎は完全に死に体と伝えられているが、板垣氏によると、水面下で起死回生の戦略を練っており、政界にひと波乱を起こすとのこと。多くの国民が政治を我が事として参加するためにも、政治を面白く、ダイナミックなものにし、「官僚支配」の旧弊を打破することが、なにより大事、と思うのだが。

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by katorishu | 2014-11-24 12:28 | 政治
11月23日(日)
■昨日、ニコ生のライブで堀江貴文氏と田原総一郎氏の対談を視聴した。これから旧メディアの新聞・テレビはほとんど消滅に向かい、スマホがあれば十分。新聞テレビを見ている層は現状を変えたくない古い人たちで、この人たちが変化にブレーキをかけている、と堀江氏。メディアについていえば、旧メディアは政治・経済・社会の「あら探し」ばかりやっている。世の中もっと面白いことがあるだろう。それを伝えればいい。たとえば美味しいものとか、ファッションとか旅行とか遊びとか。それにはスマホがあれば十分だという。
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■つまり「楽しいもの」だけをみんなが追求すれば、世の中ハッピーになる。お金なんかなくても、惨めに思わない……といった意見を開陳していた。一理あるところもあるが、それは彼が有料メルマガの収入だけで億を超える収入を得、さらに他にも多くの収入を得ているので、「やりたいこと」を「やりたいように」行える……といった「条件」を備えているからで、「まったく生活に困らなければ」という留保をつける必要があるだろう。

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by katorishu | 2014-11-23 11:25 | 社会問題
 11月20日(木)
■高倉健さんの死に中国メディアも追悼の記事を大きく掲載。高倉健さんにあやかって子供に「健」という名をつけた中国人もいるという。異例のことだ。音楽や映画、演劇、文学等は、政治外交関係の悪化や壁を乗り越えて人の心に伝わっていく。「ソフトパワー」といってもよい。「民間外交」の切り札としても大変有効である。
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■渋沢栄一が後半生で唱え実践したのは「民間外交」である。今必要なのは「ソフトパワー」を土台にした「民間外交」である。
文化・技術方面に造詣の深い政治家、経済人がもっと多く出てくればいい。「経済大国」もいいが、「文化大国・日本」こそ、次の日本を支える太い柱になるはず。

■明治以来、日本は西洋と東洋の中間にあるといってもよく、高度で繊細、独特の文化を築いてきた。江戸時代の長い鎖国も独特のものを築くに益があったというべきだろう。
幕末、日本を訪れた外国人がいちように「礼儀正しく」「勤勉で」「清潔好き」「慎ましい」と褒めあげている。そんな良き伝統が今、失われてしまったが、今こそ、良き伝統を復活しつつ、そこに新しいものを付け加え、「日本ならでは」の文化を創出し、世界に発信する。

■一方、日本にはまだ豊かな自然が残されているし、見事な四季がある。観光面でも十分、世界にアピールできるものをもっているわけで、これをもっと活用しないと。
そのためには、指導層にもっと文化・芸術を愛し、敬意を表する人が出てこないといけない。もっとも「芸術家崩れ」のヒトラーのような人物が出てきては困るが。

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by katorishu | 2014-11-20 18:31 | 文化一般
 11月19日(木)
■昨日、僕の「営業担当」ともいうべきIさんから渋谷のライブにとの誘い。長引く『持病』を心配して3種の漢方薬等をもってきてくれた。Iさんはよく本を読んでいて「博学」、音楽関係の知人も多く、音楽に詳しい。

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■道玄坂上の9割以上が立ち見のライブハウスだった。こういうライブにいったのは初めて。ロックのライブで、かつてジャニーズの「フォーリーブズ」の一員であった長田栄二氏がメインで、ゲストとしてゴダイゴの一員だったミッキー吉野氏が参加。長田氏は現在音楽事務所の社長でもあり、59歳。楽屋で名刺交換をしてちょっと話をした程度だが、オーラと存在感がある。歌もパワフルでうまい。

■よくいく小劇場にくる客層とはちがう中年の男女が半分以上。座り席にしたら70人程度しか入れない倉庫のような空間に、200人近く入ったのではないか。3時間近く立ちっぱなしであったので疲れたが、僕には面白い体験だった。ライブハウスをでてから10分ほどは耳がジーンとしてヘンだった。

■空腹であったので、奄美出身の音楽プロデューサーの経営するスナックに小一時間。アルコールは飲めないので、食事だけして帰った。Iさんのくれた漢方薬をのんだせいか、ぐっすり眠れて本日は気分爽快、とまではいかないが、まあまあの体調。今年も残り少なくなった。「持ち時間」もへってきた。計画していたことを、ひとつひとつ石を積み上げるように果たさないと……。
by katorishu | 2014-11-19 12:53 | 映画演劇
 11月17日(火)
■ひさびさに東京新聞をコンビニで買った。テレビの週刊視聴率が同紙に載っていた。最近はテレビ番組にかかわることはごく希なので、視聴率などに関心がなかった。
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よく見れば、フジテレビ、TBSがベスト10から消えている。日テレとNHKがこんなに数字をとっているのか。ちょっと驚いた。NHKなど大河ドラマとテレビ小説、それに年末の紅白歌合戦以外、数字は高くないものと思っていて、それでいいと思っていたのだが。

■もっとも、テレビ視聴率などしょせん「コップの中の嵐」。メディアも世界に発信して、世界を「市場」としなければ今後の発展はない。
ただ、関係者の多くは「過去の成功体験」をもっているので、なかなか新しい事態に的確に対処できない。無意識のうちにも「過去の成功体験」が脳裏をよぎり、当人を縛ってしまうのである。いったん出来上がった思考の枠から人はなかなか逃れることはできない。「バカの壁」というやつである。

■その壁を突破するのは、「過去の成功体験」をもたない人。若者ということになる。
若者は今がチャンスなのだが、残念ながら意欲、気力のない人が多すぎる。
PRめきますが、以下の作品を読むといいですよ。

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by katorishu | 2014-11-18 11:49 | 文化一般
11月18日(火)
■久々に東京新聞をコンビニで買った。最近は新聞の定期購読をやめ近くのコンビニで買うことにしている。その日の気分におうじて、5,6種のなかから一面の見出しをながめて買い、コーヒー店でざっと読む。以前は喫茶店に新聞や週刊誌がおいてあり、そこにいけばたいてい読めたのだが、チェーン店の安価なコーヒー店が増え、昔ながらの喫茶店はほとんど消えた。

■ほんとうは昔ながらの喫茶店がすきで、今でも近くに1軒残っているのだが、店内の明かりが暗いのと、狭いので長居しにくいこと、それに値段の高めなので、あまり行かない。
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さて、本日久々に東京新聞を買った。暗いニュースのなか、ちょっと明るいニュース。
小金井のタバコ店で、シバイヌが「店番」をしていて話題になっているという。呼び鈴を押すと、シバイヌが窓をあける。その画像を近所の人がテレビの動画番組に投稿したところ、ひろまって、今では外国人観光客までやってくるという。暗いニュースばかりが続くなか、ちょっと気持ちがやすまる。

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by katorishu | 2014-11-18 11:20 | 文化一般
11月17日(月)
■渋澤栄一の長女は歌子といい、明治を代表する法学者、穂積陳重(のぶしげ)に嫁いだ。
歌子は幕末の1863年から1932年、昭和7年まで生きた。日本の近代を「創った」といわれる渋澤栄一の長女として、幕末から明治、大正にかけて、経済の中枢に関することなどいろいろなことを見聞したはず。結婚してからは穂積陳重の妻として、また渋澤栄一の長女として、冷静に、しっかりと夫や父の動きを見守った。
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■ある時期以降は夫の陳重の「秘書役」「筆記役」をかねた趣もある。訪問客等を克明に書きとめており、明治時代の政治・経済・世相の資料としても貴重だ。歌子の孫である穂積重行氏の注記が詳細をきわめ、渋澤栄一研究に欠かせない一級の資料だ。日記の抜粋というが、注記もいれると1000ページ近い。みすず書房でだした。定価17510円。古本で6000円。図書館で借りたものだが、数十頁読んだだけで、古本を買いたくなった。こういう本は手元に置いておかないと。

■もし時間があったら、長女歌子からみた渋澤栄一を書いてみたい気持ちはある。どこかで連載ということになると、やる気が起こるのだが。以前にくらべ総合雑誌が激減し、発表の舞台も年々せまくなる、といって嘆いてもはじまらない。まずは資料を読み込むことだ。

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by katorishu | 2014-11-17 19:41 | 文化一般
 11月17日(月)
■堀切直人氏の「浅草」を再読している。大正末から昭和初期の浅草を生き生きと描いていて読ませる。
文章もいいし、品があり、情景がすっと頭に入ってくる。
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■版元は栞文庫。聞いたこともない小さな出版社だ。
どうしても派手でマスコミが取り上げやすい作ばかりが書店に並び、堀切直人氏のような書き物が世に伝わらない。

■ 残念なことである。多分、時代を越えて生き残るのは地味でもシミジミした味わいのあるもの。他の「商品」にも通じることではないか。
「いぶし銀」が日本文化の持ち味である。この火を消してはいけない、と改めて思う。
by katorishu | 2014-11-17 09:19 | 文化一般