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12月31日(水)
■2014年も間もなく終わり。
内外情勢とも前途多難ですが……。
みなさん、この1年はどうであったでしょうか。振り返って「良い年」であったという人もいるでしょうし「最悪の年」と感じている人もいるでしょう。
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あるいは、可も無く不可もなくであった人も。それぞれでしょう。

■個人的には「良い年であった」とは、とてもいえません。予定したことの半分どころか、5分の1程度しか達成できなかったし……。
以前は簡単に通った諸々の企画もなかなか通らないし……。
誤解、曲解されたり……。
誰を責めようとも思いません。
自らの至らなさ、非才、ツキのなさ……等々をかみしめるしかありません。

■後から考えれば、「ああすればよかった」等々、反省すべきことも多い。
人は後悔するために生きているのですね。

■少々、体調を崩したものの、大病をせず、どうやら明日へ「希望」をつなげそうな気配。これは慶賀すべきことなのでしょう。来年もまた、思いついたことを、あまり深く考えずに、行き当たりばったりにつぶやくつもりです。
勘違い等もあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

★1月下旬から夕刊フジで大竹まことさんの「自伝」連載がはじまります。以前に一度インタビューをしていますが、情味があって面白い人ですね。ある種のいい加減さも良い。

★朝日新聞WEBRONZA連載の「昭和エロ・グロ・ナンセンス」も佳境にはいります。去年わたした9回分の原稿を読んだ編集者いわく「今まで以上に面白い」。弾みがつきますね。
完成すれば3冊くらいの大部の本になるのですが、果たして出してくれるかどうか。

★そろそろ芝居もやりたいし、スマホで実験的な映画も撮りたいし……。
 新年より仲間とはじめる予定のプロジェクトも、軌道に乗せたいし。
 来年も課題山積で、ボケている暇がありません。
 いずれにしても、健康第一です。ご自愛のほどを!

●「渋沢栄一の経営教室Sクラス」(日本経済新聞出版社)発売中です。
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by katorishu | 2014-12-31 11:39 | 個人的な問題
12月30日(火)
■穏やかな天気。久々に自転車に乗り、数キロ走って、ほぼ毎日行く広いコーヒー店に。
ただいま、午前11時近く。見回すと、入っているお客は初老以上の男性が大半。午後になると中高年のオバサンたちがやってきて、かなりうるさくなるのだが。今は、静か。パソコンを操作している
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僕をのぞいて、お客の大半は新聞の朝刊を読んでいる。

■アナログ時代の人たちである。旧東海道の品川宿界隈なので、古くからの住人が多く、都心に近いのに、昔風の光景がまだ残っている。
ほっとした気分になる。これは老化の兆しという人もいるが、そうは思わない。
ITもけっこうだが、アナログ文化を消してはいけない。絶対にいけない。

■拙作「渋沢栄一の経営教室Sクラス」を紹介した冊子が送られてきた。「大蓮寺だより」という冊子で、そこで田中市三さんが丁寧に紹介してくださっている。
「バカ売れ」している某放送作家の本のように、派手ではなく、地味目なので、思ったより売れていないようだが、読んだ人からは「面白い」「ユニーク」、もっと多くの人に読んでもらいたいという意見が多い。

■正月休み、もし時間がありましたら、お手にとってみてください。
書店では品切れのところが多いかと思います。AMAZONで「渋沢栄一」のキーワード検索をかけると、「商品説明」等もあります。
よろしくお願いいたします。
by katorishu | 2014-12-30 10:56 | 文化一般
 12月29日(月)
■昨夜、久々にYouTubeで音楽を聴いた。「不正にアップ」されているのだろうが、気軽に昔の歌手の歌が聴けるのはありがたい。癒やしになった。
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僕の気に入っているテレサテンやペドロ&カプリシャスの前野曜子、作詞作曲を手がけた大塚博堂、沖縄出身の朱里エイコ等。あらためて、1970年代、80年代の歌手のレベルの高さを実感。

■素人の学芸会レベルの歌手が、いつのまにかテレビをほぼ「占領し」、本物の歌手を追い出してしまった。上記4人の歌手は、じつはもうこの世にいない。みんな50前に亡くなっている。佳人薄命という言葉をあらためてかみしめた。

■NHKの紅白歌合戦が大晦日に行われるが、上記4人の歌唱力に匹敵する歌手は5人に1人もいないのではないか。音響技術や照明、映像技術等の進化で、下手な歌い手でも、それなりに「見せて(聴かせて)」しまう。
アマチュアのプロ化か、プロのアマチュア化か。カラオケの普及で1億総歌い手化がすすんだ結果という見方もできる。それはそれで結構だが、アマチュア同然の歌い手の跋扈が、結果として音楽業界から才能ある歌い手を締め出し、全体のレベル低下に結びつくことは、長い目でみて歓迎すべきことではない。

■他の分野でもそうだが「売れれば」なんでもOKの「儲け第一主義」。こういう「物差し」ひとつになってしまったら、いずれその分野全体が沈む。

※「渋沢栄一の経営教室Sクラス」(日本経済新聞出版)、好評発売中。
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by katorishu | 2014-12-29 12:21 | 文化一般
 12月28日(日)
■大川周明の「回教概論」少しづつ読み、ようやく読み終わった。
大川周明は東京裁判の戦犯の一人。被告席で東條英機元首相の頭をピシャリと叩いたことでも有名。
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大川周明の 回教、イスラエル教への強い関心の底には何があったのか。本書を読み終わっても、曖昧模糊である。

■ところで、今後、世界は1996年にハーバード大のサミュエル・ハンチントン教授が「文明の衝突」で予言した方向に向かう可能性が強くなった。
グローバル化(アメリカナイゼーション)への対抗軸として浮上してくるのは、中国ではなくイスラム教徒の国々と僕は思っています。

■パキスタンの人口はいずれ中国に匹敵する。今でも世界人口の4人に1人がムスリムである。このことの意味は重い。イスラムを知らずに今後の国際政治や経済等々を読み解くことは出来ない。
日本には比較的ムスリムが少ないので関心が薄いが、いやア、大変な世の中になりそうな気配。
その頃には幸か不幸か、こちらは黄泉の国に行っていると思うのですが。

■21世紀中頃の重要なキーワードは「イスラム教」であると、以前ヨルダン人やパキスタン人等をインタビューして以来思うようになっています。
それにしても日本の外務省の情報収集能力は低いですね。自衛隊の情報収集能力はかなりのレベルだと思いますが。
外交は情報がすべてといっても過言ではありません。
日米戦争も日本の情報収集能力の欠如が一因です。
なんだか日本はまた同じ轍を踏むのではと危惧しています。
これが僕の杞憂であれば良いのですが。

もうすぐ今年も終わり。風邪など引きませんように!
by katorishu | 2014-12-28 12:44 | 東アジア
12月27日(土)
■今年もあとわずか。1年を振り返ると、人それぞれ、さまざまな感慨がわくことでしょう。いずれにしても、健康には充分気をつけてください。
ところで――
毎年減っている「若年層」に、膨大な数の老齢人口がおぶさる構図は、この先機能しなくなります。
これは小学生でもわかる道理。
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■ピラミッド式の人口構成を基盤にした現行の社会運営のシステムは早晩機能不全に陥ります。今の日本は崖っぷちにむかって走っている車のようなもの。車そのものは最新式のハイブリッドで堅固にできていても、崖から谷に転落したら、元も子もありません。
しかし、政官財の指導層に、どうも危機感が薄い。口ではいいことをいっても、結局は『自分益』や『既得権益層』の保全を優先し、実行がともなわない。

■一方、個人レベルでは、いろいろな動きがでているようです。過日、某所でお会いした定年退職氏は、自分で考えた、シキミという木を素材に釣りのテグスなどを使って手作りの小型ラケットを作り、いろいろな人に差し上げているといいます。ボランティア行為だが、脳とのつながりの深い指を
使い創意を凝らすことで、認知症や病気になりにくい。
1個つくるのに1週間ほどかかるそうです。

■「おかげで健康ですね」と某氏。
「若い人の手」をわずらわせないことを日々こころがけるだけで、それ自体が一種の「社会貢献」となるのですね。一人一人の出来ることは微細だが、100万200万の人が心がければ、膨大なエネルギーとなります。

■もちろん、ボランティアではなく、「金儲け」も結構。元気な老齢者は大いにやるといい。ただし、それが社会や国に害を及ぼさない限り。
これこそ『日本の近代を創った』渋沢栄一が終生主張してきたことです。

※「渋沢栄一の経営教室Sクラス」発売中です。
16歳の定時制高校生が「八咫烏(やたがらす)」に変身して渋沢栄一と出会い、青年期の渋沢栄一と8年間、行をともにし、現世にかえって起業し、さまざまな困難と闘いながら成功していく物語です。
ビジネス書とエンタメ小説の両面を併せ持った本で、「渋沢栄一入門書」でもあります。
ドラッカーが高く評価した渋沢栄一のエッセンスを描きこめたかと思います。

詳しい商品説明はAMAZONで。
by katorishu | 2014-12-27 13:14 | 社会問題
 12月25日(木)
■ノンフィクションと銘打った、なにかと話題の本「殉愛」をサンデー毎日がかなり大きく取り上げた。やしきたかじんさんの長女の側にたっていることもあってネットでも大きな話題になっている。
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■百田尚樹氏とは「売れる・売れない」の大きな違いはあるにしても「放送作家」(僕は放送作家を名乗ることはなく脚本家で通してきたが、放送作家協会に所属しているので「放送作家」の範疇にいれられるようだ)として社会に出て、小説、ノンフィクションを書くという点では「同業者」である。
この騒ぎの顛末がどうなるか、同業者として大変興味深く見守っている。

■僕自身、以前、ノンフィクションを書きはじめたころ、対象者(ネパール人女性)の実名をだしたことで裁判闘争寸前までいった。争ってもよいと思ったが、同業者のアドバイスもあり、示談にした。発売日、朝日新聞の1面に広告が載ったのだが、翌日クレームがつき流通にあまりまわらず、僕としては少なくない額の示談金を払い、大きな打撃を受けた。以後、しばらく執筆ができなかった。
版元は良書をだしている出版社であったが、数年後、倒産してしまった。僕の本が直接の原因ではなかったが。

★ノンフィクションは難しく、手間もかかる。
★でも、出す価値のある本がある。人類の「愚行の歴史」の一齣としても残す意味がある。
★微妙な問題については出来るだけ裏をとるようにするが、とれない場合もある。
★その時は、一方の側の見解、意見だがと付記する。

前記の「事件」を体験して以降、これが僕の基本的スタンスである。

■ノンフィクションを書いたことのない人は「裏をとること」が必須などというが、裏のとりようもないケースもある。以前、文春でだした「北京の檻」は、文化だい革命時代、「無実の罪」で北京監獄に5年余監禁された日本人商社マンの話だが、北京監獄の模様や中国当局の取り調べの模様等、当人の話以外に裏のとりようがない。

■裏が取れなければ書いてはいけない、とあっては、多くのノンフィクションは成立しない。ただし、その気になれば取材可能な人に取材しないで一方的な話を聞いて書くのは問題であるが。
取材していくと、裏のとりようのないケースも多々あり、それが核心にふれることもある。そんな場合は、取材のプロセスを記したり、いろいろなやり方のあることを、その後、何作か書くうち、学んだ。

■来年早々、この裁判の判決がでる。
要注目である、としか今は記せない。

★「渋沢栄一の経営教室Sクラス」(日本経済新聞社)好評発売中。
 16歳の定時高校生が、幕末にタイムスリップして渋沢栄一と出会い、シブサワスピリッツを会得し現世にもどり、起業し成功していく物語です。ビジネス書とエンタメ小説をかねた作品です。
by katorishu | 2014-12-25 16:20 | 文化一般
12月19日(金)
■今年も残り少なくなった。カゼなどひかないことが大事とあらためて思う。
昨日、久しぶりに国会図書館に行った。リニューアルなった朝日新聞のWEBRONZA連載の「昭和エロ・グロ・ナンセンス・文学編」執筆の資料探しのため。
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大正時代の文芸誌が復刻版になり紙で読めるのはありがたい。ところが、所々切り取られていて驚いた。どうも復刻版を直接切り取ったようで、図書館側で修理して「切り取りページ」の表示が。

■何カ所もあるのだ。大正末期の貴重な雑誌「文芸時代」の創刊号から終刊号まで。ところどころ、ごっそり論文や小説が切り取られている。モラルを欠いたヤカラがいるものだ。ちょうど切り取られた部分 の論考を読むために足を運んだので一層腹がたった。

■どこぞの国でモラル無き身勝手な成金のバカ者がニュースとなっているが、日本にも「自分さえよければ」というバカ者がいる。国会図書館に足を運ぶくらいだから「勉強好き、本好き」な人なのだろう。公徳心のなさに、あきれる。どんなヤカラがやったのか。切り取りマニアもいるそうだ。
こういうのを「反社会的分子」という。

以前館内の手洗いか給湯室かで、湯をためて裸になって体を洗っている人がいた、と国会図書館関係者から聞いた。図書館にもいろいろな利用法(?)があるものだ。

※「渋沢栄一の経営教室Sクラス」(日本経済新聞社刊)好評発売中です。
AMAZONに詳しい「商品説明」があります。16歳の青年が渋沢栄一から「シブサワスピリッツ」をもらい起業して成功していく物語です。ビジネス書とエンタメ小説を兼ねたものです。
よろしくお願いします。
by katorishu | 2014-12-19 08:43 | 文化一般
 12月17日(水)
■佐野真一著「ノンフィクションは死なない」(ベスト新書)を一気に読了。
週刊朝日連載の橋下徹氏についての評伝の打ち切りで「休筆」を余儀なくされた佐野真一さんの「覚悟のほど」を示す本。ジャーナリズム、とりわけノンフィクションの危機を訴えるところは迫力かつ説得力がある。
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■佐野氏がなぜノンフィクションを書くようになったか、出版界の現状にも触れた大変興味深い本だ。組織ジャーナリズムでないフリーランスならではのノンフィクションが今、危機に陥っている。そんな現状について自らの体験をふまえて貴重な情報を提供してくれる。
警醒の書といってもよい。

■有為の新人ノンフィクション作家の育つ土壌がなくなっていることは、社会の劣化につながる。土壌の劣化をふせぐためにも、佐野氏にはもうひと頑張りして欲しい。
フリーランスでノンフィクションを書くことがいかに大変であるかについても、本書は佐野氏の体験をふまえて明かしてくれる。
今もときどきノンフィクションを書き、また過去裁判直前まで行ったことのある僕には、他人事と思えない。
あの本――
日本人と結婚した外国人女性の実態をルポしたものだが、その中の一人、「山男」と結婚したネパール人女性の項で、実名をだしたとして「名誉毀損」で訴えると、夫がものすごい剣幕。さらに日本語のよくわからない妻をだまして聞き出した……等々。
裁判を受けてたとうとも思ったが、同業のノンフィクション作家等のアドバイスもいれ「示談」にした。本は書店にほとんど出回らず……ぼくは弁護士料と示談金をすくなからず払う羽目になった。
ぼくは落ち込み、以後しばらくものを書けなかった。20年以上前のことである。
ノンフィクションは当時に比べても、更に書きにくくなっている。

佐野氏の本は文筆を志す人に是非読んで欲しい1冊です。

★『渋沢栄一の経営教室Sクラス』(日本経済新聞出版社)発売中です。
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by katorishu | 2014-12-17 17:11 | 新聞・出版
12月15日(月)
■総選挙、マスコミの予想通り与党の圧勝に終わった。
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この選挙の《隠れた意味》について、政治評論家の板垣英憲氏の、興味深い論があるので、やや長文ながら引用させていただきます。


◆今回の総選挙は、「2015年10月1日から消費税増税の1年半延長決定」「アベノミクス政策の評価」を国民有権者に問うことが大義とされ、争点とされたけれど、「白紙委任総選挙」の色彩を濃厚にしていた。しかし、実は、まったく別の目的があった。それは、一口で言えば「公明党切り」ということであった。
 自民・公明は公示前勢力324議席(自民293議席+公明31議席)で、憲法改正発議要件である「3分の2」(317議席)を7議席上回る勢力を持っていた。総選挙の結果、
自民・公明は326議席(自民291議席+31議席)で「3分の2」を9議席上回る勢力となった。
 だが、公明党は、自民党の日本国憲法改正草案(2012年4月27日決定)が、第9条に「国防軍創設」を明記していることから、この草案には反対の姿勢を示しているので、自民・公明だけで憲法改正発議は難しい。
安倍晋三首相は、7月1日に「集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更・閣議決定」を強行した。ところが、その内容は「平和の党」を標榜する公明党により「換骨奪胎」されてしまったことから、安倍晋三首相は、失望するとともに、公明党と連立を組んでいたのでは、憲法改正は難しくなると痛感させられた。
 このため、安倍晋三首相は、自民・公明連立を解消し、安倍晋三政権から、公明党を切り離す目的で、奇襲攻撃的に今回の総選挙を断行した。これは、小沢一郎代表から「公明党が総選挙態勢を整える前に行うのがよい」というアドバイスを受けて行われたので、安倍晋三首相と小沢一郎代表との「合作」と言われた。総選挙の結果、自民・公明は「3分の2」を超える326議席を獲得したものの、自民・公明連立政権の公明党の存在感を低下させる目的は、達成されず、「合作」は失敗した。公示日12月2日直前の11月27日付け朝刊「4面」に「創価学会と平和主義」(佐藤優著、朝日新聞出版刊)の全5段広告が掲載され、公明党・創価学会が、今回の総選挙の目的「公明党切り」を見破っていることを印象づけた。この意味で、安倍晋三首相と小沢一郎代表との「合作」は、すでに失敗していた。

■なるほど。真偽のほどか定かではないにしても、興味深い意見で、さもありなん、と思わせる。
政治には常に「裏の裏」があるということ。マスコミはなかなか「裏」を伝えない。最近の記者は「発表もの」ばかりを流すだけで「裏」をさぐろうとする努力に欠けているのではないか。

★経済には道理とモラルが必要と説いた「日本資本主義の父」渋沢栄一。
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 渋沢栄一を素材に16歳の高校生の「起業」をからめたユニークな本『渋沢栄一の経営教室Sクラス』(日本経済新聞出版社)好評発売中です。
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by katorishu | 2014-12-15 13:04 | 政治
12月14日(日)
■本日は総選挙の投票日。僕はすでに期日前投票をすませているが、全体的に低投票率との予想だ。時期が師走で忙しい時期であるのに加え、どうも「争点ぼかし」が行われている気配。消費税増税を先のばしにするか、しないか。「アベノミクス」とかいう安倍政権の経済政策について是か非か……
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といったことが大きく取り上げられている。

■経済も争点のひとつであるが、それだけではない。「集団的自衛権の行使容認」や「秘密情報保護法」や「原発再稼働」の是非も、今後の日本のあり方をきめるもので重大な争点ではないのか。多くのマスメディアがなぜか争点を「アベノミクス」に収斂させているようだ。そのためもあって、多くの国民に選挙への熱がわかず、結果として低投票率――ということになりそうだ。

■低投票率でもっとも有利なのが、組織票をもっている政党――自民党、公明党、共産党で、これらの党に有利に働き、無党派層の支えられる他の野党は旗色が悪い。
総務省が発表している投票率の推移によると、昭和42年の総選挙では20代の投票率が66,6%もあった。それが平成24年の総選挙では38%ほど。30代でも50%。平成になってから若者の投票率が5割を切ることが多くなった。次代を担う若者の思いが政治に反映しなくなったのである。投票に行かない若者に責任があるといってしまっては実も蓋もないが。それではいけない。

■政治との利害関係の濃い組織票の関係者の「得」になることが、政治に素直に反映される政治状況では、民主主義が正常に機能しているとはいえない。既得権益の受益者は基本的に変化を望まない。旧弊な社会システムで「益」を得ているのだから当然だが、これではダイナミックに動いている世界に対処していけない。

■今、これを記しているのは14日の12時ちょうど。投票率は過去最低の前回を下回って55%である、と予想しておこう。結果がどうなるか、いうまでもない。「既得権益」の温存は日本が劣化の坂を転げ落ちる近道……。
by katorishu | 2014-12-14 12:14 | 政治