カレンダー

<   2015年 01月 ( 14 )   > この月の画像一覧

 1月29日(木)
■昨日、LINEの森川亮社長の講演&交流会に顔をだした。場所は東京駅近くの会議室。たまには経済で大成功した人の話をきくのも必要と思ったもので出かけていった。どこかで名刺交換をした人からb0028235_1129667.jpgの連絡があったので足を運んだのである。(毎月多くの人と名刺交換をするので思い出せない)。小規模の交流会かと思ったら200人を超える人数。これでは森川氏と会話をかわすのも無理だと思い、行列を見て帰ろうと思った。が、野次馬根性を発揮して5000円払って入った。

■森川社長はまだ40代後半の「坊ちゃん顔」でソフト。この3月で社長を退任し、新しく起業する一方で、「社会貢献」にも3割ほど力をいれるそうだ。感じの良い人で、人の話をよくきく。8年前30人ほどでLINEジャパンをたちあげたとき、年間の売り上げが2億円ほど。3年後に80億、現在は800億円と、急成長させたという。

More
by katorishu | 2015-01-29 11:32 | 文化一般
1月某日
■過日入った銀座の古い映画館。廊下の壁に戦後の銀座の写真が十数枚展示してあった。(写真は有楽町駅付近)
 
b0028235_1316746.jpg
昭和25年から27年頃。東京オリンピックの前であったが、「朝鮮特需」によりようやく日本が復興の手がかりをつかんだ時期。

■隣国の戦争により膨大な消費がうまれ、その諸費に応ずるため、膨大な供給が生まれ、それによって日本の中小企業の仕事が増え、急激に日本経済は上向いた。
(写真は銀座四丁目付近)
b0028235_14122440.jpg
「特需」とよんだ。この特需がなかったら、日本の戦後復興は遅れ、「軌跡の経済成長」があったかどうか疑問符がつく。
そんな時代の記念すべき写真の一端です。

★「渋沢栄一の経営教室Sクラス」(日本経済新聞出版)好評発売中です
b0028235_13195552.jpg
by katorishu | 2015-01-27 13:22 | 文化一般
 1月25日(日)
■資料等で足の踏み場もない仕事部屋の整理をしていたら、20年ほど前に出版された本がでてきた。「アイラブジャパン」というタイトルで、国際結婚をあつかった本であったが、不幸な【運命】をたどる。発売当日、ネパール人女性の夫から「日本語のよくわからないネパール人の妻をだまして、恥部を公にした。特に本名をだしたのはけしからん」とクレームがはいり、出版さしとめの要求。
b0028235_1540573.jpg

■誤解があるようで裁判を受けてたつ覚悟であったが、同業のノンフィクション作家から「香取さん、これは示談にしたほうがいいですよ」とのアドバイスもあり、示談となり、本はほとんど世に出回らなかった。金銭的、心理的に大損をこうむった。
相手側の弁護士はオウム真理教に殺された坂本弁護士の所属する横浜の法律事務所。示談のため赴いたとき、「ここが殺された坂本弁護士の部屋」ですと、そのままになっている部屋を見せてくれた。

■これを契機に、テレビとはさよならをしてノンフィクション作家として新たな道を行こうと思っていたのだが、出鼻をくじかれた。ノンフィクションを長年書いてきて「訴えられなかった」作家はあまりいないのではないか。それほど難しい仕事だが、やりがいはあると思った。
この写真、50歳ほどの時。当時は金銭的にも空間的にも今よりずっと余裕があったので、膨大な資料をためこんでいた。書く材料もいろいろあったのだが、出鼻をくじかれ、落ち込み、しばらくものを書くことができなかった。

■版元のサイマル出版は「異文化」にかかわる良書を出していた出版社であったが、このあと何年かして倒産してしまった。僕の本とは直接の関係はなかったが。
同時通訳のサイマルは、未だ命脈をたもっているのだろうか。
あのとき、書こうと思って集めた素材の資料のかなりの部分を捨ててしまったことが、今となっては激しく悔やまれる
人は後悔するために生きているのです。

★「渋沢栄一の経営教室Sクラス」(日本経済新聞出版)好評発売中です。
b0028235_1543237.jpg
by katorishu | 2015-01-25 15:43 | 文化一般
1月21日(水)
■どうも日本の将来について明るい材料が少なすぎる。個々には明るいことも多いのだろうが、総体として明るさがすくない。ひとえに過剰な「少子高齢化」であると僕は思っている。サンデー毎日の最新号に、10年後「5人に1人が認知症に」という怖い特集が載っていた。
b0028235_12502998.jpg

■厚生労働省が今年1月7日、認知症対策の国家戦略案で明らかにした予測だ。それによると、2025年には全国の認知症高齢者の数が最大で730万人となり、65歳以上の5人に1人が認知症患者となるという。2040年には4人に1人、2060年には3人に1人という恐ろしい数字が並ぶ。

■「団塊の世代」を中心にふくれあがった人口と、長寿のもたらすデータである。想像するだけでうんざりしてしまうが、現実である。なのに、対策はあまり進んでいない。個人として「守る」ことは、認知症になるべくかからない生活習慣を身につけることだ。遺伝的要素もあるので、致し方のない部分もあるが、日ごろの注意で認知症にかかる時期を遅らせることもできるし、日常生活を送るのにそれほど支障のない軽度の認知症ですむ場合もある。

■怖いのは、糖尿病と高血圧、体重激変等であるという。認知症にかかるケースは男女差があり、じつは女性の有病率は80歳をすぎたあたりから男性を上回る。そのため、高齢の夫が認知症の妻を介護するケースが激増する。
予防法がある。以下の8項目だという。

①運動習慣をつける
②高血圧の改善
③人的交流など社会認知活動を増やす
④Ⅱ型糖尿病の改善
⑤地中海食などバランスのよい食事をとる
⑥適正体重の維持
⑦禁煙
⑧鬱状態の改善

対策は個人のレベルをこえ、国家的な難題である。政府、行政が本腰をいれて「国家プロジェクト」として取り組む必要がある。そのために相当額の税金を投入しなければいけない。しかし、現政権は軍事的危機を主軸におき軍事費を増強し、従来の土木建築関連の予算で大盤振る舞いをしている。それでは「足下」から国が崩れる。迫り来る「国家規模の危機」にもっと真剣に向き合わないと、日本全体がひどい状態になる。
人口問題は一朝一夕に解決できる問題ではない。10年、20年という長い期間の準備が必要である。政財官の指導層は、もっとこの問題に真剣に取り組んで欲しいものだ。
by katorishu | 2015-01-21 12:50 | 社会問題
イスラム国に囚われた日本人2人が首を切られる恐れ。1人はフリージャーナリスト。痛ましい。テb0028235_2231025.jpgロは憎むべきだが、こういう状況をもたらした各国の政治指導者に責任はないのか。『玉虫色の解決』がお家芸の日本は、この『十字軍』戦争に対して、したたかで、しなやかな姿勢を果たすべき。この画像、修正されている可能性もあり、真相は未だ不明。国際政治は複雑怪奇。
by katorishu | 2015-01-20 22:31 | 政治
1月20日(火)
■イスラムとキリスト教国との緊張が高まっている。パリのテロで、その一端が噴出したが、地下のマグマのように、とくに中東のイスラム教を報じる諸国のあいだに、アンチ欧米の空気がみなぎっていて、すでに飽和点に近い。これを力でおさえつけることは難し。なにしろムスリムは世界人口の4人に1人ほどの割合になっているのだから。
b0028235_16303741.jpg

■神に選ばれた種といわれる人間。一歩ひいて見れば、この地上は人間のためにだけあるのではない。近代文明はどこか大きな過ちをおかしているのではないか。こんな素朴な疑問から出発することが、今ほど大事な時はない、と思うのだが。
葛西臨海水族館のマグロが大量死した。165匹いたが、ついに生存は10匹に。 原因不明とか。何か自然の「変異」の前兆でなければ良いが。

■この地上、人間がのさばりすぎで、他の生き物がどんどん絶滅の危機に瀕している。
今こそ「共に生きる」つまり「人と他の生き物との共生」という考えを導入しないと、人類もまた水族館のマグロのようにならないとも限らない。人と人との間の「共生」もできないのに、それが出来るかどうか。

■恐らく、「共生」の思想をうまく現実化させないと、人類の存続自体が危うくなる、と思えてしまう。ただ、文明は後戻り出来ない。その結末は?SF的世界になるのだろう。幸か不幸か、僕はその頃には黄泉の国に旅立っているが……。
でも、後は野となれ山となれ、といえはしない。
これを書いている折り、イスラム国が日本人2人の殺害を警告とのアラーム・ニュースが飛び込んできた。

※「渋沢栄一の経営教室Sクラス」好評発売中。
by katorishu | 2015-01-20 16:30 | 社会問題
1月17日(土)
■昨日、山の手地区の某喫茶店に読書のため入ったところ、隣に70歳前後の男性二人と女性一人が座った。そこでの会話――娘が30半ばになるのになかなか行かなくて」「うちも早く行けって言ってるんだけど」等々。まるで小津安二郎の世界。
b0028235_13204677.jpg
■まだ、こういう表現が日常会話に使われているのか。ほっとすると同時に、恥ずかしいような、こそばゆったいような気分になった。見るところ、夫婦者とその夫の友人で、娘のことと病気のこと、そしてゴルフのことを1時間以上もつづける。おかげで読書がはかどらなかったが。

■その人たちは明らかに「現役引退組」で、それなりの年金、資産があるのだろう。生活は安定しているようだ。投資等もやっていなさそう。
一方、その年齢でも現役で働いている人はそういう言葉を使わない、少なくとも僕の周りでは。ちょっと懐かしいよう、恥ずかしいような、妙にくすぐったい気分になった。
今の若い人はこういう表現はしないのだろう。第一、娘を「やる」とか「行かせる」など封建的残滓という人もいるにちがいない。
 伝統的な言葉遣いが消えていく。グローバル化が文化にも拍車をかけているようだ。
 時代の流れといってしまえば、実も蓋もないが。残しておきたいコトバというものはあって、それは簡単に消してはいけない。

★「渋沢栄一の経営教室Sクラス」(日本経済新聞出版社)好評発売中です。
16歳の定時制高校生がシブサワスピリッツで起業し、成功していく物語です。SFとファンタジーの手法をつかったビジネス書とエンタメの両面をもった作です。
AMAZONの「商品説明」をお読み頂けましたら幸いです。「渋沢栄一」で検索すると上のほうに出てきます。
by katorishu | 2015-01-17 13:23 | 文化一般
 1月16日(金)
■新年度の予算案がほぼ決まった。未だに「アベノミクス」などというコトバをつかっているが、この経済政策はもう破綻している、というのが心あるエコノミストの「常識」ではないのか。
b0028235_14333476.jpg藤巻健史氏の「日銀失墜、円暴落の危機」は、日本経済の根幹にかかわることに警鐘をならした本。
藤巻氏によると「日銀は国の資金繰り倒産を防ぐため、国債を買っている」。金融緩和の本質をマーケットが見破ったら、終わりであるという。

■どうも、ハイパーインフレの「足音」がする。ソ連崩壊直前と直後のロシアをこの目で見ているが、ハイパーインフレがどれほど怖いか。モスクワでの嫌な光景が浮かぶ。
年金生活者の多くが経済破綻する可能性も強い。
従来の「バラマキ」政策ではカンフル注射の意味はあるものの、社会基盤の根本的改変には役立たな
い。

■「少子高齢化社会」では従来の政策が通用しないのに、政府はあいかわらず「既得権益」保護のバラマキ。日銀、財務省の「学歴秀才」では、今後日本の直面する「経済困難」を解決することは難しい。オリンピックまでは何とか持つと思っていたが…。

★「渋沢栄一の経営教室Sクラス」(日本経済新聞出版社)好評発売中。
16歳の定時制高校生がシブサワスピリッツで起業し、成功させていく物語。
by katorishu | 2015-01-16 12:44 | 社会問題
1月15日(木)
■パリでのイスラムを過激派のテロは、大変傷ましい。言論の自由は重要で、なにがあっても守らなければいけない。一方、宗教を諷刺することは微妙な問題をふくむ。信徒にとっては、自分
b0028235_2228525.jpg
の命より大事と信じる教祖の「タブー」等がある。これを諷刺、揶揄することは、信徒にとっては存在を否定されたことを意味するのだろう。

■いずれにしても、一神教のキリスト教と同じく一神教のイスラム教の「文明の対立」はすでに始まっていて、今後更に激化する可能性が強い。ムスリムの人口は急増しており、地上の人口の4,5人に1人はイスラム教徒である。
 そんな国際情勢のなか、日本には『玉虫色の解決』といった黒白をはっきりさせない文化がある。今こそ、日本はお家芸である『グレーゾーン文化』を武器に外交力を発揮して、激化する緊張を緩和する方向で力を尽くすべき、と思うのだが。

★「渋沢栄一の経営教室Sクラス」(日本経済新聞出版)好評発売中です。
b0028235_2237696.jpg
by katorishu | 2015-01-15 22:32 | 政治
1月11日(月)
■成人の日だという。この日に振り袖を着る女性が、ひところ町にあふれていたが、今年はどうか。振り袖一式を買うのも大変である。それより貯金か、あるいは貯金をする余裕のない人も多いに違いない。アベノミクスは失敗が通説だが、それを認めない人もいる。
b0028235_12414063.jpg
今年の正月はほとんどどこにも行かず読書に費やした。読んだ本の中でもっとも刺激的で、のめりこんだのが「ロマンティックな狂気は存在するか」(春日武彦著)だ。

■イメージがひとり歩きし、誤解、偏見にさらされている「狂気」。
恋愛妄想、多重人格、憑依、猟奇犯罪等々に踏み込んだ専門家ならではの論だ。
執筆準備中の「シェール革命」関連のものはもっか原油安で、先行き不透明。
こっちは中断して、「狂気」を下敷きにしたものを書きたくなった。で、もっか、関連図書を4,5冊買い入れ読み始めた。
悪夢をよくみるし、どうしてこんな内容が?と思うことがよくあり、脳の働きや夢、その延長上にある「狂気」について、以前から興味をもっていた。

■もっともぼくの興味のあるのは「異常な狂気」ではなく「ゆるい狂気」だが。
「ゆるい」とか「アバウト」というのは、いい。
過日、大竹まこと氏にインタビューしたとき、青年期「ゆるく生きていた」という言葉を連発していたが、ぼくにもそういう時期があるので、よくわかる。
蛇足ながら今月26日より大竹まことさんの連載「自伝」(夕刊フジ)第一部開始です。

★さらに蛇足ながら「渋沢栄一の経営教室Sクラス」発売中です。読んで損はない内容だと思います。よろしくお願いします。
b0028235_12455744.jpg
 
by katorishu | 2015-01-12 12:49 | 新聞・出版