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<   2015年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧

9月25日(金)
■昨日、明治座「三匹のおっさん」を観た。高校時代の仲間であった松平健、中村梅雀、西郷輝彦扮する中高年のおっさんが、活躍する物語。有川浩の原作でテレビ東京の連続ドラマで好評であったとか。
ベテラン、3人3様の味を出していて楽し
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めた。
脚本・演出は若い人だが、風刺の味を盛り込んだ、ウェルメイドのホームコメディに仕上がっていた。
場内を見回し、超高齢化社会がすすんでいるな、と改めて思う。首相は次の経済成長を記者会見でぶち上げていたが、「高度成長」はもう無理。文化で世界に独自の存在を示す国にしていかないと。

それはそれとして、いわゆる「商業演劇」を見るのは久しぶり。酷使気味の脳がすこし休まった。連載原稿も出来ていないし、本日からまた酷使、酷使。ま、ボケ防止には悪くないか。

by katorishu | 2015-09-25 14:05 | 映画演劇
 9月20日。
■明日は「敬老の日」であるという。老いを敬うという気持ちが、極めて希薄になった。年寄りは邪魔だから、早く消えろというのが、ある種の人たちの「本音」のようだ。
 大変な危機の到来と筆者は思う。朝日新聞デジタルいよれば、『65歳以上の高齢者は3384万人で総人口に占める割合は26・7%と、いずれも過去最高』とのこと。(総務省発表)。高齢者の人口推計(15日現在)で、80歳以上は1002万人(総人口の7・9%)と初めて1千万人を超えた。女性は10人に1人が80歳以上になるそうだ。

■年齢別では、70歳以上は2415万人(総人口の19・0%)、75歳以上は1637万人(同12・9%)。85歳以上は501万人(同3・9%)で、女性が70%の351万人を占める。男性高齢者は1462万人(男性人口の23・7%)、女性は1921万人(女性人口の29・5%)。10年前に比べて総人口は94万人減っているが、高齢者は808万人増えている。

■90を超えるヒトでも、現役を保ち働いているヒトもいるが、圧倒的多数は働けない。働く場もない。労働力調査によると、働く高齢者は昨年681万人に上り、11年連続の増加で過去最多になった。65~69歳の男性50・5%、女性30・5%が働いているが。さらに高齢化はすすみ、国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、第2次ベビーブーム(1971~74年生まれ)の世代が65歳以上になる2040年には、総人口の36・1%が高齢者になるそうだ。

■若年層が増えれば問題は少ないが、出生率は低下の一方で、イビツな人口構成は、いずれ頂点に達する。20年くらいたてば、団塊の世代もいなくなるし、問題は一時的などと呑気なことをいってるヒトがいるが、とんでもない。
そうなるまでに、日本というシステムが崩壊してしまう。

■例をあげよう。現在全国の空き家は、850万(確か)に達するという。これが大問題で、環境悪化にもつながる。20年後、空き屋は1000万戸を遙かにこえる。これを「急減した国民」がどうやって処理するのか。現在でも処理できないのに。
 さらに原発の未処理燃料棒や農林漁業等々。単純に高齢者が消えてなくなるだけでなく、現在の生活レベルも消えてなくなる。そのことに気づいていない「無責任な政治家・官僚」「呑気な若者」の多いことを憂慮する。
by katorishu | 2015-09-20 20:55 | 社会問題
 9月14日(月)
■記録的な豪雨のあと、大噴火、東京の地震……等々、自然現象の「異常」が目立つ。地球が大きな変動期に入っているのか。
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 昔の人は「天の怒り」と思って神仏に祈りをささげた。現代人はそれを迷信等といって、退ける。それを言う人を、アホ呼ばわりする。しかし、どれほど科学文明が進歩したって、人は人。地上の一動物の範囲から抜け出られるワケではない。

■ユダヤ暦の新年が9月14日から始まったそうだ。世界の政治、経済、社会、軍事情勢が、大転換する予測されているという。政治は、政変か、経済は、世界大恐慌か。たたまた、「天変地異」では、「大地震」を予測する者もいる。果たして何が怒ろうとしているのか? (板垣英憲ブログ)
 さらに仏典には「三災七難」という言葉がり、「三災」には世界の破壊期に起こる大の三災と、世界の存続期に起きて人々を滅ぼす小の三災があるそうだ。大の三災は火災・風災・水災、小の三災は、穀貴・兵革・疫病だという。

■戦争、大恐慌、大地震、火山の大爆発……等々、大災害がいつ起こってもおかしくない事態になってきた。歴史は繰り返すといわれるが、大災害もくりかえす。人間社会も、このサイクルから無縁になれないのだろう。
 最初はどんなに理想的に見えた「政体」「社会の仕組み」「運営システム」でも、長年つづくと必ずと言っていいほど、行き詰まる。行き詰まった事態を劇的に転換させるのは、歴史上いつも「大戦争」や「大災害」「死病の大流行」等々の「大惨禍」である。

■植物が花をさかせ実をつける爛熟すると、地に落ちて腐る……そこから新しい芽がでて、また花をさかせ爛熟し、そして落ちて腐り……さらに……という自然のサイクルの中で、人類も同じことを繰り返しているのかもしれない。
 いずれにしても、これからの数年は要注意の事象、現象ばかりだ。どんなに気をつけていても、大災害に見舞われたら、人間などひとたまりもない。

■ただ、命を長らえているだけで、「幸い」と思ったほうがよさそうな時代が、すぐそこまできている。いや、人類も他の動植物と同様、命のバトンタッチをやっているだけに過ぎないのかもしれない。そういってしまうと、実も蓋もないが。
 こんご、東京オリンピックまでの数年間、昭和初期に流行った「エロ・グロ・ナンセンス」が流行る、と予言しておこう。
by katorishu | 2015-09-14 20:34 | 社会問題
 9月6日(日)
■東京は曇りのち雨。猛暑が去ったのにカラッとした秋晴れがなく、梅雨を思わせる天気がつづく。最近、心をいためるニュースばかりだが、なかでも中東での紛争の結果生み出される膨大な数の難民問題は深刻だ。多くの難民を産み出したシリアでは、アサド政権と反政府派の戦いに加えて「イスラム国」の台頭があり、安心して暮らせる土壌がなくなった。命を守るため、彼らは漁船やゴムボートでヨーロッパに渡り、親類や友人のツテで、なんとかその地で家族ともども生きようとする。ところが、何十万という難民が押し寄せると困るという国民も多く、結局「難民拒否」の姿勢を打ち出す。

■イギリス政府がその姿勢を打ち出し、世界から批判の声が殺到している。一方、メルケル首相ひきいるドイツは、何十万もの難民の受け入れ姿勢を表明した。1兆円以上の経費がかかるとのことだが、あえて人道的立場からメルケル首相はそうした。立派というしかない。

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by katorishu | 2015-09-06 20:11 | 政治
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  8月4日(金)
■紀伊国屋ホールで竹内一郎作・演出の舞台「アレキサンドル昇天」を見た。夭折した天才画家、青木繁の創作の秘密に、同じ久留米出身で、生年もほぼ同じの画家、坂本繁二郎の視点から「読み解く」意欲作。文学青年で浪漫派だった青木に対し、坂本は学者肌。対立しつつも、互いの「才」への敬意は失わない。青木の代表作「海の幸」が生まれる経緯を、ある女性との恋がらみで浮き上がせ、神話的趣向もおりこみ最後まで引っ張る。竹内一郎さん率いるオフィスワンダーランドの制作。

■竹内さんと言えば、ミリオンセラー「人は見た目が九割」の作者だ。
1億円もの印税のおおくを劇団に注ぎ込んだという。
竹内さんは、宝塚大学教授だが、この春、数人で立ち上げた「寺子屋」と「サロン」を兼ねた「麻布十番アカデミア」の特別講師でもある。
このアカデミア、僕が講師の創作コースの一期が終わったところで、受講者ゼロ。執筆のほうで忙しいうえ「事務局員」がいないので、PRもしない。集まると、「サロン」という名の飲み会になる。論壇風発し、これはこれでとっても楽しいのだが。
秋になって仕事に一段落がつけば、動きだそうとは思っています。
by katorishu | 2015-09-04 23:26 | 映画演劇
  8月4日(金)
■生方敏郎著の『明治大正見聞史』を読んでいて、エッほんとかいなと思った。著者の生方敏郎は明治の新聞記者・作家。早稲田大学を出たあと、外務省の臨時雇いで維新期の外交文書の整理をしていた時期があるが、そこでの見聞に「大和法隆寺の塔の払い下げ」事件がある。
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奈良県の県知事は法隆寺の塔を「無用の長物」と考え、大阪の商人に50円ほどで払い下げた。買った商人は、これを取り壊して薪にして販売するつもりであったという。

■たまたまこのことが英国領事の耳にはいった。英国領事は「あれは国家の国宝と思うから薪にするのはやめたほうがいい、もしそれほど邪魔でいらないのなら、我が領事館で買ってもよい。そうすれば本国に送る」と忠告してきた。そのため、かろうじて法隆寺の消失はまぬがれた。
 ――そんな外交文書があるとのこと。

■もし、イギリス領事の耳に届かなかったら、日本歴史にとって大変重要な、世界最古の木造建築や資料類が消えてなくなっていた。
この命令を発したのが県知事である。文化的価値や歴史に対する敬意もなにも持ち合わせていない人物が、指導者になる。現在でも、「都市の整備」や「オリンピックのため」といった理由をつけて、この奈良県知事と大同小異のことをやっている政治家、官僚がいるのでは……と思ってしまう。
by katorishu | 2015-09-04 23:14 | 文化一般
 9月1日(火)
■早くも9月。暑かった夏も終わりで、秋晴れを期待したいところだが、雨模様がつづく。
 本日のメディアのトップニュースは2020年の東京オリンピックでのエンブレムを、組織委員会が撤回したことになるはず。昔はテレビでまず知ったが、今はネットが早い。

■それにしても、関係者の無責任ぶりには納税者として腹立たしい。(あまり税を払っていないが)。エンブレム問題に限らず、競技場問題にしても準備段階でこれだけ醜聞にまみれ、それが世界に発信されるオリンピックも珍しいのではないか。しかも「先進国」である。これだけの不祥事に見舞われながら「運営幹部」が誰も責任をとらないことにも唖然である。
すでに世界に大恥をさらしていて、国益を大きく損なった――といっても過言ではない。

■こうなったら、思い切って発想を180度転換し、近年稀に見る、設備等にカネのかからない、エコ優先の、清廉で、画期的な、歴史に残るオリンピックにするとよい。ロサンゼルス大会で打ち出した「ビジネスオリンピック」の流れを止めれば、日本は世界から尊敬されるはず。
でも、「金儲け最優先主義」「市場経済原理主義」が支配する政府・財界は100%やらないだろう。それだけの「勇気」も「覇気」もない。歴史に「もし」は意味が無いとされるが、もし西鄕隆盛や渋沢栄一が現代の指導層にいたら、きっと画期的な策をこうずる。
このままでは、2020年にむけて、さらに恥ずべき不祥事等が相次いで生まれ、世界に恥を拡散しそうで心配だ。

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by katorishu | 2015-09-01 19:13 | 社会問題