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<   2015年 12月 ( 13 )   > この月の画像一覧

 12月30日(水)
■あとわずかで2015年も終わり。やらなければいけないことが沢山あり、部屋の掃除などまったく手についていない。「持ち時間」がだんだん少なくなっているので忘年会等はなるべく控えている。
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■以前、パラパラと読んではいたが、昨日から読み始めた内田百閒著の「冥土」。夏目漱石の「夢十夜」の系譜をひくものだが、僕には内田百閒の作のほうが心にしみる。ひとつひとつが凄い作だなと感嘆する。
原稿用紙5枚前後の短い作品群で、すべて夢か夢幻、妄想の世界だ。名随筆家、内田百閒ならではの文体の妙があるからこそ光る。

■未だに、僕は毎晩みる夢が生活のなかで大きな位置をしめている。夢でしか見たことのない光景、夢でしかあったことのない人もいて、なかには定期的に現れる人もいる。
冥土を読みつつ、そうか、こういう創作を試みなくては、という気分になっている。月に1,2編書き続け、力尽きたとき、作品の中に没入し、そのまま黄泉の国へ……なんて「生き方」(消え方)も悪くない。

■連載中の「昭和エロ・グロ・ナンセンス」のうちの「文学編」を中心に、某文芸系版元が出したくれることになり、正月もあらためて資料読みと加筆訂正に時間をつかう。ほかにも描きためた作品がいくつもあるので、来年は一挙放出したい気分だが。さて、どうなりますか。
歯周病も、歯医者で若い女医さんに、歯の正しい磨き方を教わってから、治ってしまったようだ。
by katorishu | 2015-12-30 12:28 | 文化一般
 12月27日(日)
■今年もあと、わずか。穏やかな気分で正月を迎えたいが、人はちょっとしたことで気分が悪くなる。昨夜、不愉快だったのは、プリンターインクのことである。
写真の右は某OK電気の10万円以上もするレーザーブリンター、買って2年ほどで故障。直しを頼んだら出張点検に行くだけで7万円。更に壊れてたら同程度の経費がかかるといわれた。
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インクカートリッジも1色1本で1万数千円もし、インクもすぐなくなる。怒って使用をやめた。
愚かな買い物をしたことの記念に置いてある。

■その後、キャノンのブリンターを使い、これは故障もせずまあよく働いてくれた。
たまたま某ヒューP某社製のインクジェットのブリンターが1万円ほどで売っていたので買ったら、1ヶ月で印字のとき変な音がし、印字面に筋が入る。それでも人に見せるものでなければ、少々汚れがあってもいいかと使い続けた。

■最近、新しいインクを6000円以上買った。インク切れの表示が出たので新しいカートリッジを入れたところ、印字出来ない。カートリッジが未装着という表示。いろいろ試してもダメ。
けたクソ悪いので、仕事部屋のプリンターの使用をやめることにした。ゴミ捨て場に捨ててしまいたいのだが、面倒くさい手続きがあるし。そのまま放置してあるが、狭い仕事部屋がますます狭くなる。

■カミさんの部屋に一台キャノンのプリンターがあるので、とりあえずそれで間に合わせるつもりだ。他のメーカーもそうだが、パソコンのプリンターインクは、ちょっと印字するとすぐインクがなくなる。シャンプーなどのようにインクの液だけ交換出来るようにすれば、使いすてにならず、天然資源の無駄にならないのに。(一部にインクだけを売る製品があったのだが、メーカーのうまみがなくなるので生産社に圧力をかけてやめさせたようだ)

■プリンターを安くし、容器と共に売るインクで儲けるなんて、セコイ。これはただ同然の携帯をかわせ、他国に比べ高い通信費で設ける「錯覚商法」に同じ。
人類による過剰な資源消費の結果、環境がどんどん悪化して、いずれ人が住めなくなる可能性が生まれている今、こういう文化・文明は早晩滅びる運命にある。

■日本には「もったいない」という世界に誇るべき言葉がある。ものを大事し、自然と融和して生きる暮らしの文化だ。日本は今こそ世界に「もったいない」の精神を広げる時ではないのか。大量生産・大量消費はもう時代遅れである。このシステムを今後もつづけたら、いずれ地球は生存不可能なものになる恐れが強いのだから。子孫に対してこれほどの「悪」はない。
by katorishu | 2015-12-27 09:09 | 社会問題
12月28日

◾️夜昼逆転の生活をなんとか改め、午前中家をでて、国会議事堂裏手の国会図書館へ。
デジタル化された新聞、雑誌類をパソコンで見ていく。一方、戦前の本でもまだ紙のものが残っていて、こちらの方がはるかに読みやすい。
紙の本や紙の新聞の文化を絶やしてはいけないと改めて思う。

◾️帰路の電車の中で見回すと、本かタブロイド紙に眼を落としているのは僕の他に中年女性一人。
「電車の中で読書をしている人が世界一多い」と羨ましがられた「奇蹟の国」日本は、どこにいってしまったのか。

◾️思考を鍛えるのに読書は効果抜群。抽象的な思考は言語でしているのだから。
「反知性主義」が主流になると、所謂「後進国型」社会に近づく。
文化や教育に投入する税金の少なさで、依然として日本は先進国でトップクラス。
恥ずかしいこと。
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★「渋沢栄一の経営教室Sクラス」
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by katorishu | 2015-12-27 05:21 | 文化一般
 12月23日(水)
■新国立競技場の建設案が決まった。ABふたつにひとつ。前のプランをひきくつぐようなA案に決まったものの、敗れたB案の建築家は「不可解」と批判している。
 ところで、先日、新国立競技場の建設費の5割超を宝クジ(toto)に頼るのとのニュースがあった。
専門家からは綱渡りの運用との批判がでている。
この問題、最高責任者は、頭を丸めただけで責任をとらない。
そもそもまだ使える旧国立競技場をなぜ突然壊してしまったのか。まだ使えるし、「ものを大事にする日本」という良いイメージを世界に広く発信出来る絶好の機会だったのに。


■オリンピック=金儲け、と条件反射のように考える輩が、うごめいているのだろう。
ロサンジェルスのオリンピックから、「商業オリンピック」となり、アマチュア精神が失われ、お金が膨大にかかる一方、大きな利益を得る組織等がうまれた。その張本人はサマランチ会長である。クーベルタン男爵はあの世で怒っているのではないか。この人物の責任は重い。
by katorishu | 2015-12-23 02:22 | 社会問題
NHK  新・映像の世紀「独裁者」、みごたえがあった。
独裁者といえは、ヒトラーだ。なにも決められない民主主義ではダメだとして、「決める政治」のファシズムが台頭した。
当初は経済も奇蹟的に急成長し、ドイツ国民は熱狂的にナチスを歓迎した。
当初、戦争はドイツに占領された国以外にも経済の繁栄をもたらした。

何事であれ、熱狂的というのは危険であり理性を狂わせる。物事を批判的に見る人を誹謗中傷し、弾圧する勢力が独裁を産む。

ピーター・ドラッカーは独ソが結ぶと予言。これが的中。その後、独ソ戦になったが。

人類史は戦争の歴史。それは愚行の歴史でもある

by katorishu | 2015-12-20 22:21 | 政治
 12月19日(土)
このところ、連載原稿のため日々膨大な資料と格闘していて、目がしょぼしょぼ。

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ところで、昔は結核で亡くなる文士も多かった。中でも惜しまれるのが、貧乏故に結核にかかり夭折した樋口一葉や石川啄木。今は結核防止キャンペーンに使われている。

あまり目立たないが、今も結核患者は一定数いて、このところ増える傾向とか。

さて、本日は浅草木馬亭に、いわゆる大衆演劇を見に。みんな達者で情味があって面白い。浅草を舞台にした僕の原作・脚本の映画に、出演予定の役者も、複数出演する。

時間があれば一葉女史ゆかりの龍泉寺界隈をあるき、一葉女史をしのぼうか。「たけくらべ」等、一葉女史が窮状のなかで紡いだ短編は、日本の近代文学の傑作として今も輝きを失わない。
研ぎ澄まされた、鋭い日本語の感覚に、すこしでもあやかりたいもの。
by katorishu | 2015-12-19 11:40 | 文化一般
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12月17日 暗黒舞踏の土方巽の流れをくむ「舞踏」を吉祥寺で見た。
我妻恵美子さんを中心に女性だけの舞台。
フランスで好評であったとのこと。わかる。
胎児を連想させる肉塊が4つハンモックにはいった出だしは衝撃的だった。
僕など、どうしても「物語性」を期待してしまう。衝撃的な出だしのあと、クライマックスがもう少し色濃くでると、なお良かったと思うのだが。
by katorishu | 2015-12-17 17:57 | 映画演劇
12月某日
■忘年会シーズン。金曜日とあって4カ所から忘年会のお誘い。
一番早く連絡がきたシナリオ作家協会の忘年会に出席。 以前であったら、忘年会のハシゴをしたものだが、体力的にも時間的にも無理。 場所は日比谷の松本楼。この玩具の塔のようなものの立っている所の近くに松本楼がある。ぶれて見よい写真ではないので、こちらの映像で。抽選で珍しく当たった。ケンウッドのイヤホン。

■ところで松本楼だが、明治以来、多くの著名な文人や芸術家らが集まった由緒あるレストラン。明治の香りをつたえる木造の松本楼は趣があったが、全共闘運動の余波で学生らによって放火され燃えてしまった。僕は当時、この近くの放送局に勤めていて(泊まり勤務であったか)「松本楼が放火された! 」ときき、すぐ外にでて燃える松本楼を悲しい気分で見守った。そんな思いでのある場所。

■映画関係者と諸々意見交換をした。日本のメディア全体が大きな問題をかかえているなか、映画も例外ではなく、「昔に比べて問題が多くなっている」という意見をはく人もいた。「黒船」ともいえるネットフリックスが来年あたりから本格的に日本に上陸する。2020年の東京オリンピックまでは現状でもなんとかもつであろうが、それ以後は激変するというのが、僕の見立て。

■ベテラン・シナリオライター氏が来年映画を撮るという。自分の撮りたいものを撮りたいように撮るつもりとのこと。篤志家がいて、その人がベテラン氏の映画のために制作資金を5億円集めてくれたという。「だから、お友達料金なんかでなく、役者やスタッフに普通の映画のギャラ以上をだすつもり」。羨ましい。内容もベテラン氏の強い思いがこもった力作になるものと、期待したい。
by katorishu | 2015-12-15 02:33 | 文化一般
12月11日
忘年会シーズン。金曜日とあって4カ所から忘年会のお誘い。
一番早く連絡がきたシナリオ作家協会の忘年会に出席。
以前であったら、忘年会のハシゴをしたものだが、体力的にも時間的にも無理。

場所は日比谷の松本楼。この玩具の塔のようなものの立っている所の近くに松本楼がある。ぶれて見よい写真ではないので、こちらの映像で。抽選で珍しく当たった。ケンウッドのイヤホン。

ところで松本楼だが、明治以来、多くの著名な文人や芸術家らが集まった由緒あるレストラン。明治の香りをつたえる木造の松本楼は趣があったが、全共闘運動の余波で学生らによって放火され燃えてしまった。僕は当時、この近くの放送局に勤めていて(泊まり勤務であったか)「松本楼が放火された!
」ときき、すぐ外にでて燃える松本楼を悲しい気分で見守った。

映画関係者と諸々意見交換をした。日本のメディア全体が大きな問題をかかえているなか、映画も例外ではなく、「昔に比べて問題が多くなっている」という意見をはく人もいた。「黒船」ともいえるネットフリックスが来年あたりから本格的に日本に上陸する。2020年の東京オリンピックまでは現状でもなんとかもつであろうが、それ以後は激変するというのが、僕の見立て。

ベテラン・シナリオライター氏が来年映画を撮るという。自分の撮りたいものを撮りたいように撮るつもりとのこと。篤志家がいて、その人がベテラン氏の映画のために制作資金を5億円集めてくれたという。「だから、お友達料金なんかでなく、役者やスタッフに普通の映画のギャラ以上をだすつもり」。羨ましい。内容もベテラン氏の強い思いがこもった力作になるものと、期待したい。

by katorishu | 2015-12-12 15:48 | 映画演劇
12月某日
昭和19年に制作された映画「陸軍」。
監督が木下恵介で、監修が石原莞爾なので興味深く見た。

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既に日本軍はミッドウェイ海戦に破れ敗色が濃い中、戦意高揚を目論み作ったのだろうが、さすが木下恵介監督である。ありきたりの戦意高揚作になっていない。

福岡の商人一家が幕末からいろいろな戦乱に巻き込まれていく歴史を点描しながら、戦争で子供を失う親、とりわけ母親の懸念や複雑な心境を、見事描きだしている。

母親役に田中絹代、父親役に笠智衆。ほかに上原謙、東野英治郎。杉村春子等がでている。
笠智衆がこんなにも雄弁に語る映画を初めて見た。それだけでも見る価値がある。

ラスト、田中絹代が帰還兵のなかに我が子を探す、かなり長いシーンは映画史に残る名場面。

陸軍の異端児、アンチ東條首相の石原莞爾が、おそらくバックアップしたからこそ、厳しい検閲を通ったのではないか。

木下恵介監督は、この作で軍部に睨まれ、戦後まで映画を撮れなかった。

YouTubeで見ることができます。
by katorishu | 2015-12-09 16:00 | 映画演劇