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<   2016年 01月 ( 14 )   > この月の画像一覧

 1月31日(日)
▇芝浦で仕事の打ち合わせ。
 終わって喫茶店で資料読みの仕事をしていたら、ネット上で民主党のポスターが目についた。民主党は嫌いだけど、民主主義はまもりたい、というキャッチコピー。
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▇こんなポスターをつくっているようでは、政権をとれっこないですね。民主党議員には知性派もいるが、世相を読む力に欠けた鈍感な人も、相変わらず多い。
 かといって世襲議員が相当数をしめる自民党の「隆盛」もこまったもの。
 いつになったら、日本に二大政党時代がやってくるのやら。
by katorishu | 2016-01-31 19:25 | 政治
 1月31日(日)
▇昨日30日、封切りの映画「俳優 亀岡拓次」(横浜聡子監督・脚本)を品川プリンスシネマで見た。人気演劇ユニット「TEAM NACS」の安田顕が主演し、「ベテラン脇役俳優・亀岡拓次」を演じる。脇役の“七変化”ぶりを売りにしているエンタメと聞いていた。
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▇若い女性監督の「実験精神」は買えるとして……出だしの脇役の悲哀をコメディタッチで描くところは期待を抱かせたが、だんだん辛くなった。
監督の「好きなイメージ」を長いショットで、これでもかと見せられると、脇役俳優の存在の面白さが薄れて、退けてしまう。「脚本・監督」をひとりでこなすと陥りがちな「自己満足」の気配がだんだん濃厚に出てくるのだ。せっかくの素材をいかしきれていないと、思わざるを得ない。知り合いに「脇役」が沢山いるので、彼らに重ね合わせて見たので、辛口になるが。
横浜聡子監督はイメージ豊かな、才能ある監督のようだが。次作に期待したい。
by katorishu | 2016-01-31 09:33 | 映画演劇
 1月28日(木)
▇昨夜は日本滞在33年というスエーデン人ダーク・クリングステッテトさんを講師にむかえた勉強会。
 ダークさんは日本とスエーデンの交易促進のため、一時期スエーデン大使館員として両国の工業デザインの提携に尽力されたほか、現在KOYA株式会社を設立し、その代表。KOYAとは「小さい家」のスエーデン語だ
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▇ダークさんは大変ユーモアのある人で、日本はスエーデン方式をもっと取り入ればよりよく変わるという持論の持ち主。氏の著書「スエーデン式ダイバー七で日本が変わる」でも繰り返し強調している。興味深い本だ。

▇ダイバーシティとは、多様な人材を積極的に活用するという考え方。性別、人種の違いをこえて、年齢、歴学、性格、価値観の相違を乗り越えてみんなで社会をよりよくしていくというもの。スエーデンではその考え方を実践し、効果をあげているという。
 スエーデンでは写真のように、男性も育児休暇を義務づけらている。
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ダークさんは今も日本にすみ日本女性と結婚し、スエーデン式の人間工学に基づいた興行デザインで、数々のアドバイスをし、さらにデザイナーを率いて、人が暮らしやすい環境つくりに腐心している。おわって懇親会。有益な一夜だった。

★「渋沢栄一の経営教室Sクラス」(日本経済新聞社)
 好評発売中です。NHKの連続テレビ小説「あさが来た」でも、日本の資本主義の基礎をつくった渋沢栄一のことがとりあげられている。日本に銀行や株式会社等、さまざまの経済組織をつくったことでも、渋沢栄一はしられている。b0028235_14563310.jpg
ただ、名前は知っていても、具体的に渋沢栄一がどうやって経済インフラをつくりあげたか、いったい渋沢栄一とは何者であったか等、知らない人が多い。
「渋沢栄一の経営教室Sクラス」は、「渋沢栄一の入門書としても、エンターテインメント小説としても、おすすめの一冊」と渋沢記念館の館長も語っています。
AMAZONでどうぞ。
by katorishu | 2016-01-28 14:56 | 社会問題
1月25日(月)
▇土曜日。「名作の舞台裏」という公開セミナー、「外科医 有森冴子」。西新橋のイイノホールに見に(聞きに)行った。
放送ライブラリー主催で、ゲストは三田佳子さん、演出の石橋冠さん、脚本家の伊沢満さんら。このシリーズの第1回(90分)が会場で上映された。人間を深く描いていて強く引き込まれた。
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▇三田さん扮する有森冴子が外科医として赴任してきた病院に、別れた夫(夏八木勲)が新しい妻(泉ピン子)と訪れている。やがて元夫は末期の癌をわずらっていることがわかる。一方妻は妊娠三ヶ月。この微妙な男女関係を軸に、外科医として、一人の女として、「患者」にどう対してて行くかを深く描く。26年前の作だが、今も新鮮である。
三田さんと泉ピン子さんとの長台詞のシーンが3カ所あり、当初制作側では長いのでもつかと心配したそうだが、今見るとこのシーンが圧巻だ。二人の役者の「真剣勝負」といった趣。
この作をちゃんと見たのは初めてだが、第1回にかぎっていえばテレビドラマ史に残る傑作である。「今はとてもこういうドラマを作れない。作る力が落ちている」と石橋冠氏。

▇作る側ばかりでなく、見る側に「見巧者」が少なくなったという声もよく聞く。
機材がよくなり映像のテクニックは向上したが、人の心を深く描く力は減じている。
こういうレベルのドラマを再放送でもすればいいのに、と思ったことだった。

★三田さんは2月19日より渋谷のBunkamuraシアターコクーンで「スーベニア 騒音の歌姫」にチャレンジする。音痴の歌姫で、実在の人物。多くの人に愛され、カーネギーホールを満席にした伝説の歌手。
新しいものにチャレンジする精神は見上げたものだ。
by katorishu | 2016-01-25 09:54 | マスメディア
1月25日(月)
▇本日(25日)NHK19時半からのクローズアップ現代は、原節子追悼特集。
「原節子、号泣す(集英社)を書いた友人の文芸評論家の末延芳晴氏がビデオ出演し、原節子について独自の視点から語ります。
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▇末延氏は、25年間、音楽評論家としてのアメリカ暮らしをへて帰国。文芸評論家として世に出、漱石や荷風、鴎外等について研究・執筆し、寺田寅彦についての著書で和辻哲郎賞を受賞。
小津安二郎の大ファンで、ひところ毎晩のように小津作品を見て涙をながしていたとか。学生時代からの「悪友」「遊び友達」で、今や文学論を闘わせることのできる数少ない友人の一人。ご試聴のほどを!
by katorishu | 2016-01-25 09:47 | 映画演劇
 1月22日(金)
■ミステリー、探偵小説は、経済予測、特に株価の予測と通じるものがあるのでは、と最近仕事の必要があって古典的ミステリーおよび探偵小説の理論書などを読んでいて、そう思う。ミステリーの元祖エドガー・アラン・ポーは言う。
「独創性というものはたえず空想的なもので、真に優れた創造力というものは分析的なものにほかならない」
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■詳しくはいずれ改めて記すつもり。
いずれにしても、豊富な素材をまな板の上におき、分析力に創造力を交えて予測をする。インテリジェンスの基本の基である。

■ポーの「モルグ街の殺人」を何十年ぶりに読み返しているが、面白い。やはりポーは天才であると改めて思う。

★さて本日は本郷の某T大での会議に出た後、田端で某音楽家と打ち合わせ。ブギウギ調のロックというのが、映画のシナリオのついでに主題歌を作詞をした僕の希望。
by katorishu | 2016-01-22 08:33 | 文化一般
 1月20日(木)
■昨夜は世田谷ARレクラム舎40周年記念の公演「潤二郎さんとの白い一日」を見た。ダイアナ・ブロックホーベン原作、喜一郎構成・脚色・演出。鈴木一功(喜一郎)、松坂わかこ、坂田純子、岩佐圭二出演。

■これまでの「レクラム舎調の」アングラ芝居の要素を極力廃して、外国の翻訳劇といった趣で、老年になった夫婦の夫が突然死ぬことによって起こる妻の驚き、狼狽、焦り等々がかなりリアルに描かれる。
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レクラム舎の恒例である、芝居の筋とはあまり関係のない「異形のもの」が突然でてきたりということがなく、むしろいわゆる「新劇」調。

■終わって近くの居酒屋で出演者もまじえて侃々諤々の議論というか、賑やかな意見交換。小劇場を見る楽しみは懇親会の面白さにもある。この日が初日なので、まだ工夫の余地があるのでは、と僕なども、かなり無責任な意見をはいたり。受け取る人、それぞれ受ける印象もちがい、そこが面白い。

■それにしても40年、劇団を維持してきてことはすごい。立派というしかない。文化庁からの補助金を削られたり、廃止されたりして経営難に陥る劇団も多い。小劇団はせいぜい50人から100人くらいの小屋で演ずるので、入場料収入もしれたもの。自前の劇場をもっていたり、別途収入のあるところは別にして、小劇場にかかわる人たちの大半は豊かでないので、みんな運営には四苦八苦している。

■そんな中、悪戦苦闘しながらなんとか続けてきたレクラム舎。ぼくもこの劇団のために脚本を書いたことがある。ライブの良さ、それも小劇場ならでの良さが確実にあります。

★今週日曜日までやっています。
世田谷スタジオARは――

世田谷区若林4-24-20 
東急世田谷線松蔭神社駅2分 
★連絡先は 03-3410-0606 レクラム舎
by katorishu | 2016-01-20 08:56 | 映画演劇
 1月17日(日)
■新聞を定期購読している家庭と、していない家庭では明確に所得格差がある、と過日ラジオで某評論家が話していた。
例えば朝日新聞を定期購読している家の年間平均所得は700万台、購読していない家は500万円台で200万もの開きがある。日本経済新聞だともっと数字が高いそうだ。
だから軽減税率を新聞に適用しても「低所得者層」には恩恵がないと。

■以前は3紙定期購読していたが、今はやめてキオスクやコンビニで見出しを見て、週刊誌等と共に買う。そのほうが割高になるが、多様な情報収集をするという意味があるので、そうしている。

■ところで、台湾総統に初めて女性が選ばれた。
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時代の変化を感じる。蔡英文主席で、歴史的大差で勝利し、長期政権の可能性が強いそうだ。中国経済がおかしくなっている時でもあり、この女性総統の存在感は高まるのではないか。
ところかわって――日本では、最高指導者になれそうな女性の人材は今の政治家の中に見当たらない。もっとも男性政治家のなかにも、トップにふさわしい識見と政治哲学、指導力を持った逸材も見当たらないが。
だから霞が関の官僚に、いいように牛耳られる。
by katorishu | 2016-01-17 09:17 | 東アジア
1月16日(土)
■国民の多くが、どうも内向きになっている。
その端的な例が、ヤフーニュースのアクセスランキング。
スキーバスの事故等屋芸能ニュースに大きな関心をもって当然だが、海外の政治・経済・社会の出来事等への関心が極端に低すぎる。気になることである。
自分の周り1メートルぐらいにしか関心をしめさない人が、以前に比べ増えている。統計をとったわけではないが、「世相ウオッチャー」の勘である。

   ★   ★   ★

ところでまるで関係のない話だが、本日バスに乗っていたら後ろの席の女学生二人の会話が耳に入ってきた。
「東大生の見分け方って、わかる?」
「わからない。見分け方があるの」
「ある。出身はどこってきくと、普通は北海道とか徳島とかいうよね。でも東大生は”灘”とか”開成”っていうのよ」
「そっか。わかる、わかる」(笑)
by katorishu | 2016-01-15 19:41 | 社会問題
 1月8日(金)
■昨日は永田町にある国会図書館でずっと調べ物。以前にくらべ古い雑誌、書籍類が電子化され、キーワード検索等で対象をさがしだす労力、時間ともはぶける。それはありがたいが、関係者の話では、予算、人員ともぎりぎりのところでやっていて、増え続ける書籍類を保管する倉庫が早晩満杯になるという。
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写真は国会図書館新館の内部。

■政府、霞ヶ関はもっと文化関連に税を配分すべき、とあらためて思う。先進国で文化・教育に投ずる税金の比率は日本がもっとも低レベル、とよくいわれる。「観光大国・日本」も結構だが、さらに「文化大国・日本」を目指すべき。長い歴史があり、外からきたものを貪欲に取り入れ咀嚼し、独自の文化を築いてきたのである。
良くも悪くも鎖国があったため「ガラパゴス島」のように、それがなければ消えていった貴重なものが保持された。これこそ日本の宝である。

■日本文化を海外の多くの人に知ってもらうと同時に、日本独特の「玉虫色」の解決というやりかたを世界に発信していくべきだ。第三次世界大戦も懸念される現在の国際政治では、すでに『玉虫色の解決』以外に有効な手立てはないのでは?力による解決は戦争でしかない。確かに外交の究極には軍事力があり、それがものをいうのが現実の国際政治だが、以前と違ってもし第三次世界大戦が起こったら、人類がほとんど滅びる時代にはいったのである。

■それにしても、政治家に文化に関心の深い人の少ないこと。嘆かわしい。現在の閣僚や内閣府の人たちのなかで、どれだけの人が文学や演劇等に親しんでいるのか。「忙しくて、そんな暇はない」といって、飲み歩きだけは勤勉にこなしているのだろう。体型や顔つきをみると、一目瞭然である。
by katorishu | 2016-01-08 09:08 | 文化一般