コラム


by katorishu
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年度末、水面下では妙な勢力がうごめいている

 3月31日(火)
■年度末である。経済に関する指標はなにもかも悪化の一途をたどっている。株価はこの1年間で35%減、非正規雇用の失業者は18万人をこえ、有効求人倍率も悪化している。これでも、まだ底が見えていない。どこまで落ちるのか、わからないことが多くの人の不安感をあおる。

■そんな社会情勢の中、多くの経営者やその社員は生き残るために懸命である。ある「ビジネス・モデル」に関して、実現可能かどうか都心で協議した。成功するという人がいる一方で、失敗するという意見の人もいる。どう判断すべきか迷うところである。

■世の中には水面下でいろいろなことが起こっている。マスメディアで紹介される情報は、バイヤスがかかっているものが多く、本質からずれているものも多い。「美談」のかげに「謀略」ありで、表面から見ていてはわからないことも多い。

■「ほんとかいな」と思われる仰天すべき情報もマスコミ関係者から聞いた。とくに「オカネ」がらみのことでは、水面下では「とんでもない」ことが行われていたりする。闇の勢力も深く静かに浸透しつつあるようだ。小沢一郎氏の秘書を逮捕した特捜検事等についても、さまざまな情報がとびかっている。週刊朝日に元特捜検事の郷原氏が語っているが、こんなことが許されるなら、特捜検事はほとんどの政治家秘書を逮捕できる――とのこと。

■小沢一郎が権力の中枢に復帰するこを、ひどく恐れている人たちがいる。小沢氏が記者クラブ制度を廃止すると語ったことも、マスコミの反発を買い、「小沢バッシング」の一因になっているようだ。
 ものごとの本質は10年20年、あるいは50年100年たってからでないと、わからないことも多い。「悪」と見られていたものが「善」に、逆に「善」と見られていたものが時の経過によって「悪」と判明することも多い。ただ「李下に冠を正さず」である。世の指導層は、いっそう高いモラルをもっていなけばいけないのだが、どうもそうなっていない。

■それにしても、「タレント議員」「タレント知事」の跳梁跋扈には、眉のひそめざるをえない。ナイーブな選挙民が投票した結果なのだが。千葉県知事に当選した森田健作氏(本名・鈴木栄治、59)は、どの政党にも属さない「完全無所属」をアピールして無党派層の支持を集めたが、実際には自民党の支部長をつとめていた上に自民党から多額の寄付金を受け取っており「その者の政党その他の団体への所属」を偽ってはいけないとした公職選挙法235条1項「虚偽事項の公表罪」に抵触していると指摘されている――とか。

■2007年までの4年間に政党支部へ献金された計1億6185万円のうち、ほぼ全額にあたる計1億5030万円が森田氏個人の資金管理団体へと迂回して寄付されていることから、この政党支部は企業献金を森田氏個人へ迂回させるためのダミーの支部であった疑惑も浮上している、らしい。なぜか、マスコミは報じないが。
by katorishu | 2009-04-01 14:18 | 社会問題