コラム


by katorishu
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「豚インフルエンザはCIAの謀略の可能性が強い」と講演で、ベンジャミン・フルフォード氏が語った 

 4月29日(水)
■原宿駅近くの千駄ヶ谷区民会館で行われたベンジャミン・フルフォード氏の講演「破綻している日本経済・政界再編後の日本、日本人よたちあがれ!」をききにいった。会費3000円分にふさわしい「アンダーグラウンド」情報を聞いた。

■フルフォード氏は経済雑誌(たしかフォーブス誌の東京支局長)の経済記者をしていたひとで、達者な日本語を話す。氏の考えはブログなどである程度知っていた。いわゆる「謀略史観」の論理を展開しており、一部はちょっと信じがたいという面もあった。本日直接話をきいて、なかなか説得力のある論理を展開していた。世界経済を牛耳る人達の謀略については納得できる点があったものの、電磁兵器についての情報にはついていけないものを覚えた。

■豚インフルエンザについて、これはアメリカのCIAの謀略であるが、被害の広がりは心配ないと、冒頭から注意をひく情報を繰り出す。世界で起こっている重大事件をうまくつなぎあわせて、ひとつの「物語」に仕立てる名プロットライターだなと思った。現在の世界を牛耳っているのは、エリザベス女王やパパブッシュなど大富豪たち250家族であり、彼らは多くの人間を奴隷状態においておくことで世界に君臨しているという。

■そんな世界支配の構造に、最近地殻変動がおこっており、たとえばパパブッシュの配下にある富豪らの銀行口座が軒並み凍結され、170人余りが逮捕されたという。今年は大波乱の年であり、欧米列強のつくった「植民地体制」が破綻するかどうかの瀬戸際にきている。日本は欧米の「植民地」から解放される絶好のチャンスであるとのこと。

■その他、小沢一郎民主党党首が5月15日、辞任するという「情報」もあった。これは西松建設事件がらみではなく、もっとべつの「今は話せない」事件がらみであるという。どこまで信じてよいのかわからないが、大変興味深い「情報」を提示し、なかなか面白かった。100数十人の聴講者で、後半は質疑応答。常連の一種「中高年オタク」といった人たちも多く、質問というより自己の見解をのべるために質問している趣の人もいた。

■アメリカの大手金融機関は世界の大富豪層に大変な危機をもたらしており、内部争いが生じているとのこと。彼らは生き残りのため、今後とんでもないことをしでかすかもしれないそうだ。
 アメリカの景気後退は深刻そのもので、今後、さらに落ち込み、底なしの事態になりそうだ。これを回避するため、オバマの背後にいる勢力が大変なことを仕掛ける可能性があるという。話半分に聞きつつも、フルフォード氏のユーモアには人を引きずりこむ力がある。ときには、こういう集まりに顔をだすものである。別の角度からの「世界の見方」について、教示され刺激になった。

■いずれにしても大変な時代にはいったというしかない。ただ、別の見方をすればこの400年ほどつづいた欧米列強の世界を牛耳る体制が、崩壊にむかいはじめたということである。その嵐のなかで、日本はどうすべきか。ある意味でチャンスなのだが、この点について大手新聞やテレビは一部の人の利益に供する誤った情報を流し続けているとフルフォード氏は憤っていた。
by katorishu | 2009-04-30 12:10