コラム


by katorishu
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早くも梅雨いり。日本社会の「快晴」はいつ訪れるのか 

 6月10日(水)
■早くも梅雨いりしたそうだ。一年中で一番嫌な季節である。もともと鬱の傾向があるので、じとじとした雨降りの日は気分がすぐれない。金と時間の余裕があれば、梅雨のない北海道にでも飛んで、町を転々としながら原稿を書いたり、温泉にはいったりして時間をつぶすのだが。幸か不幸か、金も時間もないので、近所の散策で時間をつぶす。

■気分転換には散歩が一番なので、本日も例によってリュックを背負って自宅から青物横丁、北品川、品川駅とあるき、5時間ほど仕事をし、帰路は天王洲アイルを横目で見て帰った。そのまま真っ直ぐ帰宅してさらに仕事をしようと思ったが、酒好きのカミサンが一緒であったので、居酒屋に寄ってしまう。生ビールの大と白ワインのハーフボトル。それでもう酔ってふらふらになりながら家路につく。明日の午後までに書く原稿があるのだが、それは仮眠をしたあとに考えよう。

■30分前、突然、トイレである着想を思いついた。トイレは読書の場でもあるが、発想の場でもある。これはいける、と酔っぱらいの妄想をふくらませた。じつはこういう時が物書きとしてもっとも楽しい。じっさいに原稿をかく段になると、しばしば苦行をあじわうことになる。

■版元に原稿をわたしているが未だ日の目をみないものが3冊ばかり。本日もその中の1編の推敲をした。これで決定稿である。近々版元に連絡をして、どうなっているのか問い合わせたい。未刊のうち1編はテレビ・ドキュメンタリーとして面白いのではないかと某プロデューサーから電話。企画を書きましょうと約束した。

■ところで、本ブログにもしばしばコメントを寄せてくださる複数の熱心な読者がいる。非常に参考になるコメントをよせてくれたりしてくださるが、返事などは書いていません。でも、ちゃんと読んでいますので、お知らせまで。
 PRをひとつ。「GALAC」という雑誌がある。放送批評懇談会が発行する月刊誌でギャラクシー賞などもこの組織が担当しており、なかなか味のある記事が多い。最近発売の7月号に、拙稿「日本脚本アーカイブズの目指すもの」という文が載っている。書店等で目にとまりましたら、お手にとってみてください。
by katorishu | 2009-06-10 21:01 | 個人的な問題